本日4月10日、数々の歴史ゲームで知られるコーエーテクモゲームスと、「モバプロ」などのソーシャルゲームでのヒットを生み出してきたモブキャストによる、新作ゲームアプリの合同発表会がコーエーテクモ本社にて行われた。

本日発表されたのは、コーエーテクモゲームスとモブキャストの共同開発による携帯合戦シミューレーションゲーム「モバノブ」。

本作では、「信長の野望」シリーズの重厚な世界観と、「モバプロ」「モバサカ」などのゲームで用いられた、実績豊富なオリジナルエンジン「MSGE(mobcast Social Game Engine)」を融合。モブキャストが進める“負けず嫌いのユーザーの欲求を満たす、ライバルグラフに特化した場所”である「SVS(ソーシャルビクトリースペース)」の要素を活かした、「1日5分で知恵と戦略を競い合う」をコンセプトとしたゲームだ。

まずはモブキャストの代表取締役社長CEOである藪考樹氏と、コーエーテクモゲームス代表取締役社長である襟川陽一氏による挨拶のあと、ゲームのプロモーション映像が公開された。

今回のコラボレーションが実現した経緯について藪氏は、「開発陣を含め、以前からずっとコーエーテクモゲームスさんと一緒にお仕事ができる日を待ちわびていたので、感無量です」と喜びを語り、コーエーテクモゲームスの襟川氏も「昨年で『信長の野望』シリーズも30周年を迎え、新しいことをやりたいと考えた時に、ソーシャルで高い人気をもつモブキャストさんとコラボレーションすることで新しい面白さを作ることができるのではないかと考えました」とコメントするなど、今回のコラボレーションが相思相愛の関係で実現したものであることをアピールしていた。

両氏が本作に寄せる期待として「新しい面白さをもったスマートフォン用ゲームの誕生」、「プラットフォームのユーザー層の拡大」を挙げつつ、「個人的にもすごく期待をしているタイトルです。戦略性が高く、ユーザー同士で情報交換をしながら楽しんでいただければと思います」(藪氏)「これまで様々なプラットフォーム・ジャンルで展開してきた『信長の野望』ですが、今回は初めてスマートフォン向けのアプリとして展開します。シリーズとSVSが融合した新しい面白さが提供できるのではないかと思います」(襟川氏)とそれぞれ語り、固い握手を交わしていた。

左から藪氏、襟川氏

ここからは実際にゲームの開発を担当する、コーエーテクモゲームスのプロデューサー 藤田一巳氏とモブキャストのプロデューサー 中山法夫氏が登壇。中山氏は、なんと安土桃山資料館から運んできたという戦国時代の甲冑の姿での登場で、「消防士みたいな格好になった」と予想とやや違った姿に戸惑うコメントをし、会場の笑いを誘っていた。

藤田氏 中山氏

今回、2社で共同開発するにあたりお互い何度も衝突を繰り返したそうなのだが、その1つが本作のジャンルだったという。「これはシミュレーションなのか?」という部分が議題になった際、「あくまで本作の肝はシミュレーションであり、その表現としてカードを使っている」というモブキャストの強い想いによって、本作を「携帯合戦シミュレーションゲーム」とすることに決定したそうだ。

その後はゲームシステムの紹介が行われた。本作の特徴として、1日に5度自動で合戦が行われ、その間に武将カードがリアルタイムで成長と衰退を繰り返す(早熟だが7週目から弱体化が始まる織田信長、やや成長が遅いものの、8週目まで高い能力を維持する真田幸村など)という、ただ成長させるだけではない戦略性の高いシステムが採用されている。石高を上げ、城を攻略して天下統一を目指していく、「信長の野望」シリーズファンにはお馴染みのスタイルも拘りのポイントだという。

登場武将の総数は300人以上という大ボリュームを誇る本作だが、それでも「信長の野望」シリーズの武将を収録しきるには足りず、誰を選ぶかという点においても相当にもめたという。好きな武将が話題になった際、実は中山氏が河野家の末裔だという驚きの事実が明かされ、当初は登場しない予定だった河野家を、プロデューサー権限を使い登場させることにしたという開発秘話も語られた。河野家が好きだというコアな歴史ファンにとっては朗報(?)といえるだろう。

一部の武将を紹介

また本作の開発の途中には、流行のソーシャル性の薄いゲームする案もあったそうなのだが、敢えてソーシャル要素に比重を置き、東西に別れたユーザーによる関ヶ原の戦いなどの企画を予定しているとのこと。「モバサカ」における日韓戦のような、SVSの目指すユーザー同士の熱い盛り上がりが期待できそうだ。

なお気になるリリース日は、5月15日から「mobcast」プラットフォームにてサービスが開始となり、さらに同日にはApp StoreとGoogle Playにてアプリストア版も配信される。加えて5月29日には「my GAMECITY」でPC版も配信が始まる予定だ。残念ながらPC版とスマートフォン版でセーブデータの互換性はないが、PC版とスマートフォン版同士のプレイヤー間の対戦は可能となっている。

既に事前登録が公式サイトでスタートしており、事前登録を行うことで「伊達政宗」、友達にゲームを紹介すると「片倉景綱」という、共にレア度の高いカードが手に入るキャンペーンも実施される。興味があるユーザーは必ずゲットしておこう。

半年で100万人を超えるユーザーを獲得した「モバプロ」に迫る、「1ヶ月でユーザー数50万人を目指す」という中山氏の発言も飛び出すなど、両社から非常に高い期待を寄せられている本作。「信長の野望」と「SVS」という、異なる楽しさ同士のコラボレーションによってどんな楽しさの科学反応が生まれるのか、「モバノブ」の今後に要注目だ。

「モバノブ」公式サイト
http://mn.mobcast.jp/

コメントを投稿する

画像一覧

全ての画像を表示(48枚)

(C)mobcast inc./コーエーテクモゲームス All rights reserved.

※画面は開発中のものです。

関連ニュース

関連ニュースをもっと見る

あわせて読みたい

この記事のゲーム情報

機種
PCiOSAndroid
プラットフォーム
アプリ
OS
会社
モブキャストコーエーテクモゲームス
ジャンル
シミュレーション
公式サイト
公式サイト
  • Figgy
  • 「黎の軌跡(くろのきせき)」特設サイト
  • セール情報

人気記事ランキング

定期配信

  • ゲーム発売日・配信日カレンダー
2024-04-15
PERISH
2024-04-16
Grounded
2024-04-16
Harold Halibut
2024-04-16
デイヴ・ザ・ダイバー
2024-04-16
晴空物語 もふもふランド
2024-04-17
HIT : The World
2024-04-17
Sagres
2024-04-18
ARK: Survival Ascended
2024-04-18
EGGコンソール ハイドライドII PC-8801
2024-04-18
Picross -LogiartGrimoire-
2024-04-18
SUNSOFT is Back! レトロゲームセレクション
2024-04-18
UFOロボ グレンダイザー:たとえ我が命つきるとも
2024-04-18
いっき団結
2024-04-18
みんなと街コロ
2024-04-18
ココロシャッフル - Spirit Swap -
2024-04-18
バニーガーデン
2024-04-18
フェイファーム ようこそ精霊の島アゾリアへ
2024-04-18
同級生リメイクCSver
2024-04-18
食魂徒 ~百花妖乱~
2024-04-19
SOUL COVENANT
2024-04-19
ウムランギジェネレーション
2024-04-19
ビックリマン・ワンダーコレクション
2024-04-19
ロロパズミクス
2024-04-23
百英雄伝
2024-04-24
ザァオ:ケンゼラの物語
2024-04-25
BEHOLGAR
2024-04-25
Library of Ruina
2024-04-25
SAND LAND
2024-04-25
けもの道☆ガーリッシュスクエア
2024-04-25
わんことあそぼ! めざせドッグトレーナー!
2024-04-25
サガ エメラルド ビヨンド
2024-04-25
ママにゲーム隠された コレクション
2024-04-25
メガトン級ムサシW
2024-04-25
ヴァガンテ
2024-04-25
重装機兵レイノス2 サターントリビュート
2024-04-25
鬼滅の刃 目指せ!最強隊士!
2024-04-26
Manor Lords
2024-04-26
Miko in Maguma
2024-04-26
Stellar Blade
2024-04-26
トリガーハート エグゼリカ
2024-04-26
剣と魔法と学園モノ。2G Remaster Edition
2024-04-26
剣と魔法と学園モノ。Anniversary Edition
2024-04-26
妄想凶ザナトリウム
2024-04-26
最恐 -青鬼-
2024-04-28
エルシャダイ・アセンション オブ ザ メタトロン
2024-04-30
フロントミッション セカンド:リメイク
2024-05-02
SOWON:おもちゃのワンダーランド
2024-05-02
とうほう夜雀食堂
2024-05-02
フォーエバーブルー ルミナス