日本一ソフトウェアは、2014年6月19日に発売を予定しているPS Vita用ソフト「htoL#NiQ -ホタルノニッキ-」において、少女を襲う巨大な影の存在や、少女や廃墟の真実に迫る“記憶のカケラ”などの新情報を公開した。
「htoL#NiQ -ホタルノニッキ-」は、プレイヤーが闇を照らす“ホタル”となり、廃墟に閉じ込められた少女を外の世界へと導いていくタッチ操作型のアクションゲーム。絵本のように温かな雰囲気と、それに反するような、光と影、そして死をテーマにした世界観が特徴となっている。
前回の記事でゲームの概要を紹介したが、今回はあらすじや登場キャラクターの続報をお届けすると共に、ステージやギミックの新情報もお伝えしていこう。
プロローグの続きを紹介
9999年12月31日 陰影の霧
暗い廃墟の底の底
いまにも崩れそうなトンネルの中
ミオンが巨大な影の獣に襲われた
暗いトンネルを恐る恐る進んでいると
とつぜん轟音とともに背後から現れたのだ
実体はなく影だけしか見えないそいつは
瓦礫の障害物を体当たりで吹き飛ばしながら迫ってくる
追いつかれればミオンが無事ではすまないだろう…
ここでミオンを死なせるわけにはいかない
なんとか足止めしてミオンを逃がさなければ…
幸いここは崩れかけたトンネルの中
利用できるものは多そうだ
わたしは今にも壊れそうになっている天井に目をつけた
あれを崩せれば、ミオンを逃がす時間を稼げるかもしれない…
登場キャラクターや本作におけるキーワード
廃墟
瓦礫と暗闇に包まれた廃墟。誰の手もなく稼働し続ける無人の施設や、歪な草木の生い茂る空間が存在する。
廃墟で目覚めた少女・ミオン
廃墟の奥底で一人、目を覚ました少女。記憶を失っている。頭部には木の枝のような角があり、体には奇妙な文様が刻まれている。
少女を導く2匹のホタル
目を覚ました少女に寄り添う、2匹のホタル。なぜか少女を助け、廃墟の外へと導こうとする。光と影のホタルには、“別々”の意思がある。
うごめく影
暗闇の中、廃墟を放浪する影。少女を見つけると襲いかかり、命を刈り取る。実体のない、不気味な存在。
機械
無人の施設で、誰の手もなく動き続ける鉄の塊。廃墟を進む少女の前には、巨大な機械が立ち塞がる。
死体
歪な草木と共に、廃墟に転がる子供の死体。廃墟で目覚めた少女によく似た姿をしているが、その身体には角や文様はない。
基本的なアクションとギミック
ミオンを廃墟の外へと導くため、プレイヤーはホタルとなって彼女を誘導していくこととなる。操作はすべてPS Vitaのタッチ機能で行い、ミオンの行く手を阻む崩れた廃道や壊れた扉に対し、光のホタル、影のホタルをそれぞれ操作することでギミックを解除していくのだ。
例えば、光を当てると成長する植物には、光のホタルを利用すると道を作ることができる。一方、影のホタルでは影の中を動けるので、移動するオブジェクトの“影の繋がり”が重要となってくる。
また、廃墟の所々には、傘を拾うことで滑空するようなアクションが取れたりと、ミオンの行動に影響するオブジェクトも存在する。こうしたギミックの数々は、簡単に気付くものもあれば、何度も少女の死を体験してようやく気付くものもあるというので、行き詰った時は光と影の世界を行き来して、ヒントが隠されていないか探してみよう。
少女の脅威となる“巨大な影”
廃墟を進むミオンの行く手には、彼女の身の丈を超える“巨大な影”が立ちふさがることも。巨大な影は、廃墟にうごめく通常の影たちよりも凶暴で、ミオンを見つけるとどこまでも追いかけ、その身体を喰い千切ろうとする。
ミオンは非力で、彼女自身は攻撃する手段を持たないため、迫り来る巨大な影から距離を取るしかない。どこかにあるギミックを利用して、少女の窮地を救いだすのだ。
物語における重要なカギ…?「記憶のカケラ」システム
廃墟には、芽のようなオブジェクトが落ちていることがある。これにミオンが手を触れると、何者かの記憶の断片が頭の中に流れ込み、過去の出来事を垣間見ることが可能だ。この“記憶のカケラ”を集めることで、誰一人としていない廃墟でただ一人ミオンが目を覚ますに至った理由、それを解き明かせるかもしれない。
(C)2014 Nippon Ichi Software, Inc.
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