GMOゲームポットが展開中のPC「ウィザードリィオンライン」およびiOS「Wizardry Schema」が、東京・秋葉原のメイド喫茶「ザ・グランヴァニア」とのタイアップを行っている。本日11月29日に、関係者によるトークショーが行われたので紹介したい。

目次
  1. 「ウィザードリィオンライン」「Wizardry Schema」「ウィズローグ」今後の予定は?
  2. 事前に受け付けた質問に開発スタッフが答えるQ&Aコーナー
「ザ・グランヴァニア」は秋葉原駅を出て徒歩45秒<br />の場所にあるメイド喫茶だ
「ザ・グランヴァニア」は秋葉原駅を出て徒歩45秒
の場所にあるメイド喫茶だ

GMOゲームポットがサービス中のオンラインRPG「ウィザードリィオンライン」とスマートフォン用アプリ「Wizardry Schema」が、東京・秋葉原のメイド喫茶「ザ・グランヴァニア」とのタイアップを12月11日まで開催中だ。本日11月29日、関係者によるトークショーが同店舗にて行われたので紹介しよう。

今回タイアップを行っている「ザ・グランヴァニア」は、ゲームに出てくる酒場の様な雰囲気の中で、手作りの本格的な欧風料理を楽しめるメイド喫茶&コスプレ酒場。日中の喫茶タイムではメイドさんと一緒にコーヒー豆をブレンドしたり、夕方以降の酒場タイムではメイドさんがワゴンサービスをする自家製ローストビーフなどのメニューが楽しめる。

タイアップは「ウィザードリィオンライン」と「Wizardry Schema」をモチーフとした内容で、フードメニューが6種類、ドリンクメニューが7種類。メニューの詳細は掲載画像を見てもらいたいが、ドリンクメニューを注文するとオリジナルコースター、フードメニューを注文すると両タイトルで使える限定シリアルカードが貰える。カードに記載されているシリアルコードを入力すると、「ザ・グランヴァニア」のメイドさんをソウルパートナー(ウィザードリィオンライン)/冒険者(Wizardry Schema)として登録し、行動を共にできるというユニークな内容だ。

「ウィザードリィオンライン」「Wizardry Schema」「ウィズローグ」今後の予定は?

会場内で行われたトークショーには、「Wizardry」総合プロデューサー 岩原ケイシ氏と、「ウィザードリィオンライン」プロデューサーを務めるGMアフロ氏、そしてサプライズゲストとして、今冬に配信予定のスマートフォン向けアプリ「ウィズローグ」の開発スタッフが登場。まずは、3タイトルそれぞれに関する新情報から紹介していこう。

「ウィザードリィオンライン」

現在、新クラスとして「遊び人」「錬金術士」を開発しているとのことだ。「遊び人」は、プレイヤーキャラクター自身の戦闘力はそれほど高くないものの、味方への強化(バフ)や敵への弱体化(デバフ)を得意としており、パーティー内に1人いると皆がハッピーになれるクラスだという。しかし本気でプレイしようとすると、名前の割に相当忙しいクラスになるそうだ。

もう一つの「錬金術士」に関しては、遊び人よりも後に実装する予定で、現在は基本コンセプトを検討している段階とのこと。あらかじめ用意していた触媒などを消費することで、瞬間的に高火力を発揮できるが、長旅では息切れしやすいクラスとのことだ。

「Wizardry Schema」

2014年7月のサービス開始以来、基本的なゲームプレイに不具合が生じており、これまでは外部メーカーに委託していた開発業務を、GMOゲームポットの社内に切り替えるとのことだ。同作がタイトル名として表した、日常生活のちょっとした隙間(Schema/スキーマ)に遊べるゲームに向けて、開発体制を刷新して挑む構えだ。チームの切り替えには数か月掛かるかもしれないが、その間もダンジョンの追加や「子作りシステム(仮)」などのアップデートは継続して行うとのこと。

「ウィズローグ」

「ウィズローグ」は、古典的なRPG「Rogue」に代表されるゲームジャンル“Rogue-like(ローグライク)”を、Wizardryのシステム/世界観を織り交ぜて作った、スマートフォン向けアプリだ。通常、ローグライクのタイトルの多くは真上からのカメラ視点を多く採用しているが、本作ではスマートフォンで遊びやすいように、3Dのクォータービュー形式となっている。

ゲーム中は、Wizardryのようにキャラクター6名でパーティーを編成し、それを模したフィギュア調のコマを動かしてダンジョンを冒険していく。プレイフィールはローグライクそのもので、それでいてグレーターデーモンなどの巨大なモンスターはひときわ大きくするなど、Wizardryらしさが随所で感じられる作りだそうだ。

「ウィズローグ」の配信開始時期は今冬を予定しており、現在は詳細のゲームバランスを調整中。公式ページでは事前登録を受け付けており、その際の特典としてWizardryファンなら琴線に触れるであろう「ダイヤモンドの騎士」のキャラクターが貰えるとのことだ。

事前に受け付けた質問に開発スタッフが答えるQ&Aコーナー

続いては、事前にプレイヤーから受け付けた質問に岩原ケイシ氏とGMアフロ氏が答える形で、ゲーム内外における今後の展開などが語られていった。今回の質問は主に「ウィザードリィオンライン」、一部が「Wizardry Schema」などに関する内容だった。Q&Aのやりとりを紹介していこう。

岩原ケイシ氏(右)とGMアフロ氏(左)
岩原ケイシ氏(右)とGMアフロ氏(左)

――声優さんによるボイスの追加予定はありますか?

開発スタッフの中に声優好きなメンバーがいて、前向きに検討中です。キャスティングなどの要望がありましたら是非教えて下さい。

――登場キャラクターの「ミリオ」に関して、姿は女性なのに、どうして声が男性なのですか?

ミリオは気がついたら女装が趣味の男性という設定になっていたのですが、途中で変えようとしたものの難しく、後付のアドリブでこういう風になっています(笑)

――「Wizardry Schema」の時代設定は、「ウィザードリィオンライン」から見てどれ位で設定されているのですか?

今のところ、「Wizardry Schema」は「ウィザードリィオンライン」の5年後くらいで考えています。ただ、「ウィザードリィオンライン」のストーリーは現在進行形で進んでおり、今後の展開によっては、両方の時代が近付いてリンクする可能性もあります。何かしらの形で、両作の連動企画は行ってみたいですね。

――今後のアバターアイテムの実装予定はどのようになっていますか?

社内にあった資料を集めて、パネルを作ってみました。現在実装済みのアバターアイテムもありますが、よく見ると、まだ見たことのなモノもあるかもしれません。

――ロードマップに記されていた「メンターシステム」は、どのような内容なのでしょうか?

これはレベル差のあるプレイヤーキャラクター同士でも、一緒にパーティーを組んで楽しめるシステムです。上のレベルの人が、下のレベルに一時的に合わせて、それによりお互いのキャラクターがメリットを得られるという内容で現在開発中です。

――戦闘以外のアップデートに関して、話せる内容はありますか?

現在、「ソウルパートナー図鑑(仮」を開発しています。このようなイメージで、これまで入手したソウルパートナーを一望できるという内容になっています。

――“ロスト”したキャラクターを復活させる方法は実装しないのですか?

ここはWizardryの根幹に関わる部分なので悩みましたが、現在、導入する方向で検討しています。現在の「ウィザードリィオンライン」は、余程のミスをしない限りロストしませんが、一方で、これまで育ててきたキャラクターが失われるのは、MMORPGとして有り得ないという考え方もあります。そういったこともあり、利用方法はRG(リアルマネー)を通じて行い、その額も高くなると思われます。

――今後導入を予定しているダンジョンについて教えて下さい。

こちらの画像を見て頂ければ瞭然ですが、昔のWizardryを彷彿とさせる、ワイヤーフレーム風のダンジョンを開発しています。そんなに遠くはない未来に実装できると思います。

――「ウィザードリィオンライン」のサウンドトラックをiTunes等での配信を希望します。

新しく追加されている曲もあるので、前向きに検討しています。

――「ウィザードリィ ルネサンス 公式設定集」の続編を刊行予定はありますか?

あの設定集は、ほとんど私(岩原氏)が執筆したのですが、いま再び行うと死ねるので予定はありません(笑)

トークショーの内容は以上だ。「ザ・グランヴァニア」とのタイアップは、12月11日まで開催される。オリジナルメニューを注文して貰える特典の数には限りがあるので、気になった人は早めに同店舗を訪れてみよう。

Wizardry Schema

GMOゲームポット

iOSアプリiOS

  • 配信日:2014年10月1日
  • 価格:基本無料
  • レーティング:9+

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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