スクウェア・エニックスが本日2月14日に「ジャパン アミューズメント エキスポ 2015(JAEPO 2015)」で実施した「スクール オブ ラグナロク」スペシャルステージの模様をレポート。

本ステージでは、前日のスペシャルステージを踏まえ、「スクール オブ ラグナロク」プロデューサー・柴貴正氏、学園神・スマイルハートを演じる東山奈央さん、学園神・ルーシーを演じるたかはし智秋さん、本作のオフィシャルサポーターに就任したゲーム実況集団「M.S.S Project」が登壇し、実機プレイを中心とした対戦ステージが送られた。

左から柴貴正氏、東山奈央さん、たかはし智秋さん
左からFB777さん、あろまほっとさん、KIKKUN-MK-IIさん、eoheohさん

本作は3Dバトル視点と2Dバトル視点を行き来しながら戦うオンライン1vs1タクティカル5Dアクションとなり、新しいゲームジャンルとして打ち出されるアーケード向け対戦ゲームだ。

まずは、先日紹介されなかった新情報として、本作の世界観が説明されることに。なんでも、「スクール オブ ラグナロク」のキャラクターは全員学生で、死後の世界「ヴァルハラ」に魂だけがやってきた状態であり、プレイヤーはアバターに魂を乗り移らせて戦うことになるとか。また、全プレイヤーは転校生という立場なため、“初めてこの世界にやってきた転校生同士”で戦うこととなる。

新機軸のゲームシステム、完全新規のタイトルというコンセプトを踏まえるのであれば、このテーマは実にマッチしていることだろう。

出演声優陣に聞く収録の裏話

ここでは東山さん、たかはしさんの音声収録時の裏話が語られた。東山さんは「最初はキャラクターの絵も細かく、グラフィックもとても綺麗なので、この世界観に寄り添ってリアルなお芝居をした方が良いかなと考えました。それで、イヴォール役の花江夏樹さんのボイスを聴かせてもらい、イヴォールにあわせて演技したのですが、スタッフの方に『掛け合わないでください』と言われてしまいました。(スマイルハートは)話も聞かず、距離感を無視し、自分勝手に、アホの子全快でやって下さいと言われ、スマイルハートらしく吹っ切ってやってみました」と語る。

なお、この配役については、2013年に同社より発売されたPS3「ドラッグ オン ドラグーン3」で、東山さんに白き竜・ミハイルを演じてもらったことを覚えていた柴氏が「こんな変な役を演じられるのは東山さんしかいない!」と考え、オファーに至ったとか。

続くたかはしさんは「昨日発表されたばかりのルーシーを見て頂ければ分かる通り、様子がヤバイです。ビジュアルがここまで突き抜けてしまっているので、声のイメージはさっぱり湧かなかったです(笑)。(シナリオ/世界観担当の)小高さんに聞いたところ、イメージは“アメリカのギャル”。英語ではいけないので日本語でギャルっぽく、またギャルっぽい気だるさと、チェーンソーを持つジェイソンのような迫力をプラスして下さいと言われました」とのこと。だるく、迫力ある、ギャル。マジヤバい加減が伝わってくるところだ。

しかもここで柴氏より「どういう感じなのかちょっと…」とフリが入り、堂の入った生演技で「あたし、マジ、ヤバくな~い?」と問われる観覧者。拍手と歓声が飛ぶ中たかはしさんに「あんたもやんのよ」と仕込みを入れられる東山さんは、続いての「役作りに参考にした者」という質問で「(スマイルハートの)台詞がどれもこれもアホっぽくて」という発言から、こちらも披露する流れに突入。

「ピンキー!ピンキー!ピリパラパー!私の笑顔を、皆にあ~げるっ!」

拍手が湧きあがる中で柴氏は「ゲームやってる時にこの声が流れるんで、すごい腹立つんですよ」とコメント。関係者らの仲の良さが伝わってくる。

一番強いのは誰だ!?実機対戦の模様を紹介

ここでいよいよ、ゲストによる対戦ステージが行われることに。壇上には追加出演者として、Razerの契約プロゲーマー・ふ~ど選手と、本作の運営担当を務めるいちのせ氏が登場。いちのせ氏は元々、同社のアーケードゲーム「ロード オブ ヴァーミリオン」のランカーであり、それに目を付けた柴氏が「一緒にゲームを作ろう!」と直接オファーし、現在に至っているという。

そして世界に名立たるプロゲーマー・ふ~ど選手VS「スクール オブ ラグナロク」現段階最強プレイヤー・いちのせ氏…の前に、まずは何やら因縁がある模様のMSSPより、FB777さんとKIKKUN-MK-IIさんによる対決が行われることとなった。

なんでも、MSSPの中では2D対戦格闘が圧倒的に上手いというKIKKUN-MK-IIさんなのだが、ステージに至る前にFB777さんと対戦してみたところ、0-3の圧倒的な大敗を喫したという。そのため、今回のステージでは口だけじゃないというところを見せるために、威信をかけての対戦に望むKIKKUN-MK-IIさんであったのだ。

ここからは実際のバトルの流れを盛り込んでいくので、ゲームの基本システムをあらかじめ公式サイトでチェックしておくと分かりやすい。

スクリーン上では、実際にキャラクターをカスタマイズしながら進行。各項目、画面ではJAEPO 2015向けに数種類しか実装されていないが、実際に稼働する際はさまざまな種類を色々な形で用意していくことが語られた。

今回の戦術の肝となるのは、学征神と学征服マイセットの選択。学征神はそれぞれ初級者向け・上級者向けの性能が設定されており、剣、槍などどの武器を使用するかも学征神に依存する。学征服マイセットではパワーセット、テクニカルセットが用意されており、対戦中に起きる多彩なメリットを選別していくようだ。

対戦中は相手が遠い時は3Dで射撃戦、近い時は2Dの近接戦が繰り広げられるのだが、2Dと3Dの行き来は「ロックオン」をするかしないかで変わるため、「(ロックオンしていない方が)相手の周りをグルグルと回りながら射撃で様子を見るのに対し、(ロックオンしている方が)2D軸で相手に迫って近接攻撃を仕掛ける」など、視点が交差しながらの駆け引きも重要になるとのこと。切り替わりはスムーズなもので、見ていて引っ掛かりを感じることはなかった。

今回はあくまで試遊バージョンのバランスであるが、単発射撃で30ダメージ、近接攻撃で40~50ダメージ、今回は3連撃までを見れたが近接コンボでダメージが増加する模様。しかし、射撃も近接もさまざまなバリエーションが盛り込まれるとすれば、稼働までさまざまな想像が膨らむばかりだ。

ちなみにフィールドの隅に存在するオブジェクトが3つの拠点であり、制圧することで防御力上昇や体力回復などの恩恵を受けることができる。これは学園神に対して指示ボタンを押すことで制圧に向かわせられるのだが、一方で共闘して相手プレイヤーに攻撃を加える選択肢もあるため、自分目線だけからの択一は危険だろう。戦況の有利不利を有機的に変えられる仕組みとなるので、操作技術だけに傾倒してしまうとシステム的不利を背負ってしまう。稼働までに覚えておきたいルールの一つだ。

そして対戦では見事KIKKUN-MK-IIさんがリベンジに成功! さらに負けてしまったFB777さんには罰ゲームとして、東山さんより「可愛い声でスマイルハートの台詞を言ってください」と過酷な試練が言い渡される。FB777さんの「ピンキー!ピンキー!ピリカラポン!」がこだました後、稼働前最強決定戦が幕を開ける。

左からふ~ど選手、いちのせ氏

たかはしさんからの「ルーシー!ルーシー!」コールにより、この日のためにさまざまな状況を練習してきたといういちのせ氏がルーシーを選択。上級プレイヤー同士の対戦がどういう形になるのか、文字だけで伝えられないのが残念だ。

ルーシーの妨害技で画面に血のりが
学園神を武器に宿してパワーアップする「神がかり」
ふ~ど氏がプロゲーマーの地力を見せて勝利。

対戦はふ~ど氏が勝利したのだが、楽屋でたかはしさんからチョコレートをもらったといういちのせ氏が「ルーシーの勝利画面を見せてあげたい!」ということから、両者による再戦の形へ。「スクリーンでじっくり見たい!」というたかはしさん&東山さんは観覧者たちとピッタリくっついたプレス席へと移り、ファンサービスしながらの観戦モードに突入する最中、頂上決戦もスタート。

対戦佳境で神がかりの同時発動!

最後とばかりに一発逆転の究極技「ラグナロクドライブ」を仕掛けるふ~ど選手であったのだが、それを見てからいちのせ氏がラグナロクドライブ返し! この「ラグナロクドライブをラグナロクドライブで返す」というのは読み合いの一つになるようなので、頭の隅で覚えておきたい。壇上ではスタイリッシュでスプラッターなルーシーのチェーンソー演技が炸裂し、見事いちのせ氏がリベンジを果たした。

最後はゲストたちからの一言として、東山さんより「今日はありがとうございます。これから追加ボイスもまだまだ取っていく予定なので、遊べる日を楽しみに待っていてください」と述べられた。ちなみに本作では学征神毎にストーリーが盛り込まれるため、それらに続々とボイスが使われるとのことだ。

次のたかはしさんは「ルーシーの股間からのセクシーなアングルが見られて最高です!それといちのせさんのようにゲームができる方はカッコいい!モテポイントになると思います」とし、続いてMSSPから「(FB777さん)強さを目指してがんばりたいです!また、初心者の方でも楽しくプレイできると思うので、ぜひ稼働後にプレイしてみてください」、「(KIKKUN-MK-IIさん)前回FB777にボロ負けだったので、なんとかリベンジできてよかったです。それと2人のスーパープレイを見て、自分も純粋に上手くなりたいと思いました。」、「(あろまほっとさん)初心者同士の戦いと高いレベルの試合を見て、ここまで成れるんだぞというのを感じられて良かったです。」、「(eoheohさん)2人のガチバトルを見て、ここまでスタイリッシュに動けるのかと思いました。僕もプレイして上手くなりたいです」と各々よりコメント。

最後に柴氏より「朝一からお越しくださってありがとうございます。観覧者から受けたこの熱量をどうやって返せばいいのかを考えながら、このステージに立っています。やっぱり対戦ゲームは楽しいので、本作をきっかけに会話したり、対戦を通してコミュニティができていったら嬉しいです」と語られ、ステージは終了となった。

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(C)2015 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

※画面は開発中のものです。

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この記事のゲーム情報

スクール オブ ラグナロク Re:Boot

オンライン1vs1タクティカル5Dアクション
機種
AC
プラットフォーム
OS
会社
スクウェア・エニックスディンプス
ジャンル
アクション
クリエイター
柴貴正小高和剛藤坂公彦岡部啓一高橋洋子
公式サイト
公式サイト
  • 「黎の軌跡(くろのきせき)」特設サイト
  • プリコネR特集
  • セール情報

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