【ギャルゲー一本釣り！！】第31回は「IS＜インフィニット・ストラトス＞2 ラブアンドパージ」を紹介！“童話の世界で見えるキャラの新たな魅力に注目！”

イチオシのギャルゲーを大ボリュームで紹介する連載企画「ギャルゲー一本釣り！！」。第31回は5pb.より2015年9月3日に発売されたPS3/PS Vita用ソフト「IS＜インフィニット・ストラトス＞2 ラブアンドパージ」の魅力をお届け！

プロローグ
キャラクター紹介
プレイインプレッションをお届け！

三度の飯よりギャルゲーが大好きな私が己の煩悩の赴くまま旬のイチオシゲームを紹介する連載企画「ギャルゲー一本釣り！！」。今回は5pb.さんより2015年9月3日に発売される「IS＜インフィニット・ストラトス＞2 ラブアンドパージ」を紹介しますよ！

「IS＜インフィニット・ストラトス＞」は、オーバーラップ文庫にて刊行されている人気ライトノベル「IS＜インフィニット・ストラトス＞」（弓弦イズル氏著）を原作とし、2011年に放送されたテレビアニメシリーズです。2013年にテレビアニメ第2期「IS＜インフィニット・ストラトス＞2」が放送され、2014年にはその続きを描いたOVA「ワールドパージ編」がリリースされました。

「IS＜インフィニット・ストラトス＞2」の放送後に発売となったゲームシリーズ第1作「IS＜インフィニット・ストラトス＞2 イグニッション・ハーツ」の続編として発売された本作は、「ワールドパージ編」のその後を描いたエピソードが描かれます。

とこれまで紹介した通り、さまざまな展開を見せている「IS＜インフィニット・ストラトス＞」ではありますが、本作に関して言うと前作をプレイしていなくても十分に楽しめる内容となっています。かくいう私はテレビアニメは全てリアルタイムで楽しんだものの、ゲーム1作目とワールドパージ編はチェックしていないという体たらくっぷり。そんな私も楽しめるような配慮も盛り込まれつつ、キャラクターたちの新鮮な姿が楽しめる作品になっています！

というわけで、今回も本作のプロローグやキャラクターについておさらいしつつ、私の推しキャラであるシャルロットのルートにフォーカスしたプレイインプレッションをお届けしていきたいと思います。

プロローグ

ワールドパージ騒動から数日後。篠ノ之箒、セシリア・オルコット、凰鈴音、シャルロット・デュノア、ラウラ・ボーデヴィッヒ、更識楯無、更識簪は今後も同じトラブルが起こる可能性を考え、疑似ワールドパージを使った訓練を行うことになる。

だが、疑似ワールドパージを使った訓練中、正体不明のプログラムによるハッキングが発生。ヒロイン達が再び電脳ダイブ状態のままログアウトできなくなる事態が発生する。

外部からの強制排除も受け付けない状態に調査が開始されるも原因は不明のまま。そんな中、織斑一夏、織斑千冬の前にいきなり篠ノ之束が登場する。

怪しむ千冬に、束は妹である箒が電脳空間に閉じ込められていると知り助け出すためにここに来たという。

束は、仮想世界に閉じ込められたヒロインが「一夏への想いも含めた記憶」を失った状態にあり、現実世界とのつながりが消えた状態のためにログアウトができないとの見解を話す。

しかも、ヒロイン達を救うためには一夏のことを思い出させるよう「真実の愛のキス」をするしかないと一夏を焚き付ける。

キスはともかくとして、一夏はみんなを救うため電脳ダイブを試みることにする。

キャラクター紹介

篠ノ之箒（しのののほうき）　CV：日笠陽子

一夏のファースト幼なじみ。長いポニーテールが特徴。剣の道を志し、頑固な性格。昔から一夏に好意を抱いてるが、なかなか素直になれない。IS開発者の束(たばね)を姉に持つ。

セシリア・オルコット　CV：ゆかな

イギリス代表候補生。名家の生まれのお嬢様でプライドが高く、容姿・実力ともに誇りを持っている。一夏との試合において男らしく戦う姿に心を打たれ、以来、一夏に好意を抱いている。

凰鈴音（ファン・リンイン）　CV：下田麻美

中国代表候補生。一夏のセカンド幼なじみ。昔から一夏に好意を抱いているが、その唐変木さにいつもやきもきしてしまう。一人だけクラスが異なるため、日々一夏の行動が気になって仕方ない。

シャルロット・デュノア　CV：花澤香菜

フランス代表候補生。一夏に近づきデータ収集するため男子IS操縦者として学園に入学してきた。正体が女の子だとわかった後も変わらず優しく接してくれた一夏に好意を抱き、その後、一夏の説得もあり女の子として改めて学園生活を送ることに。

ラウラ・ボーデヴィッヒ　CV：井上麻里奈

ドイツ代表候補生。戦う道具として育てられた少女。ドイツ軍にいた頃に千冬に指導を受け、敬愛している。その分、当初は一夏を憎んでいたが、危険を顧みず自分を救ってくれた事に心を打たれ、以来、「一夏は私の嫁」と公言している。

更識楯無（さらしきたてなし）　CV：斎藤千和

学園内最強の実力を誇る生徒会長。2年生で、一夏の先輩にあたる。明るくいたずら好きで、何かと一夏をからかうが、ミステリアスな部分も多い。

更識簪（さらしきかんざし）　CV：三森すずこ

楯無の妹で、日本代表候補生。自分に強くコンプレックスを持ち内向的な性格だったが、一夏と専用機を完成させたことにより、心を開いていくようになる。

篠ノ之束（しのののたばね）　CV：田村ゆかり

箒の姉。ISの発明者で、頭脳・身体能力共に優れている。身内の人間には無邪気な態度を取るが、その他の人間には一切興味がなく冷酷な態度をとる。

※攻略対象外

プレイインプレッションをお届け！

まずは本作のゲーム進行について簡単に説明します。基本的には共通ルートで擬似ワールドパージの訓練するまでを見て、そこから真っ先に救いたいヒロインの世界へ電脳ダイブするという、シンプルな流れになっています。とはいえ、冒頭からキャラクターの個性が垣間見えるコミカルなシーンが満載ですし、IS好きな人にとっては馴染みのある雰囲気で楽しめること間違いなしです。


キャラクターの視点が切り替わるときはわかりやすく表示されます。

ヒロインたちのほかにも、クラスメイトの子も登場。みんな可愛いです。

また、ルート選択までにはヒロインたちを紹介しつつ、「ワールドパージ編」、そして前作「イグニッション・ハーツ」の回想が用意されています。もちろんそれぞれのコンテンツを直接楽しんだほうが理解が深まるかもしれませんが、本作からプレイした人でも流れを理解した上で楽しめるというのは嬉しいところです。

…なんて書いていたら、2015年9月2日から10月6日まで「イグニッション・ハーツ」がPlayStation Plusのフリープレイタイトルになりました！　本作のプレイ前でもクリア後でも、機会があればぜひプレイしてみてはいかがでしょうか？

閑話休題。もしかしたら全てを楽しんでいる猛者の人たちは「そんなの知ってるよ！」となるかもしれませんが、実はもうゲームは始まっているのです。それが主人公・織斑一夏に用意された“ブレイブパートパラメーター”であり、本作の特徴的なシステムのひとつ「ブレイブハートシステム」です。

どんなものかというと、文字通り一夏の男気、つまりは男らしさを表したパラメーターで、ところどころで登場する選択肢によってその数値は変動します。各ヒロインのトゥルーエンドを迎えるためにはこの値が80％を超えなければいけないので、あまりにカッコ悪い選択をし続けるとピンチになってしまいますので要注意です！



ちなみにゲーム中の疑問はところどころで山田先生がチュートリアルとして教えてくれます。スキップすることもできますが、妄想たくましいお姿を見るために避けては通れない！？

共通ルート部分の紹介はここまでにしておいて、擬似ワールドパージに囚われてしまったヒロインたちを救うべく、いよいよ個別のルートに進むことになります。一周目は好きなヒロイン一択で行くもよし、回想を見る中で気になったヒロインで行くもよし、さまざまだとは思いますが、私はテレビアニメ1期から心に決めているシャルのルートをプレイしました！


ここで活躍するのが、ゲーム初登場となる束さん。相変わらずの独特のトークで一夏を翻弄します。

個別ルートでは、門脇舞以さん演じる“のほほんさん”こと布仏本音のナレーションで、童話の世界での物語が幕を開けることになります。各ヒロインはその物語の登場人物の一人であり、現実世界での記憶を失った状態にあるので、彼女たちにその記憶を思い出させること、それがこの世界からの脱出へと繋がるのです。

その中でももちろん一夏は選択肢によって男らしさを見せ続けなければいけませんが、もう一つブレイブハートパラメーターを上げる方法が存在します。それがヒロインにマッサージをして親睦を深める「コミュニケーションモード」です。

マッサージの手技には圧迫、叩打、軽擦の3つが用意されており、ヒロインにマッサージしてほしい場所を聞く問いかけを活用しつつ、一定回数内でヒロインを喜ばせてコミュニケーションゲージを上げなければいけません。レベル1からレベル4に上げるまでコミュニケーションを続けることができると成功、一方でTIMEが0になってしまうと失敗し、それぞれの結果によってブレイブハートパラメーターが上下します。



ちなみに、PS Vita版ではタッチ操作に対応。女の子のリアクションを楽しむ意味でもタッチをオススメします！

実はコミュニケーションモードのポイントはこれだけでなく、終わった後にはヒロインとのイベントが待ち受けているのです。成功の場合はご褒美イベント、失敗するとお仕置きイベントと異なりますので、場合によっては男気を犠牲にしてでもお仕置きイベントもチェックしておきたいところです。

こうしてヒロインと童話の世界で交流を重ねつつ話を進めていくわけですが、そこで描かれるエピソードはヒロインの内面にも踏み込んだものとなっています。ただ単に童話のエピソードになぞらえるわけではなく、そこにヒロインがこれまで原作・アニメで経験してきたことがプラスされることで、本作ならではの魅力を生み出していると思います。

ちなみに、シャルのルートは「不思議の国のアリス」がテーマということで、まさにアリスのような普段は見せない子どもじみた部分はもちろん、ネタバレにも通じるのでここでは伏せますが、本当に多彩な一面を見ることになります。演じる花澤香菜さんも素晴らしい演じ分けで、コロコロと変わる姿を楽しむことができました。

そんなかたちで登場する7人のトゥルーエンドをクリアすると、いよいよその先にはお楽しみのハーレムルートが。私もまだそこには辿りつけていませんが、ぜひヒロイン7人が勢揃いする姿を確かめてみたいと思います！


シャルのルートでは、セシリアがお姉さんとして料理を振る舞います。……料理？

ほかのヒロインも随所に登場して展開を盛り上げます。



なぜウェディング姿に…！？　その真相はぜひゲームで！

第31回、いかがだったでしょうか。こうしてまたISのキャラクターたちと触れ合うことで、作品にハマっていた頃を改めて思い出しました。ISで戦う姿も楽しみたくなってきたので、PC向けにリリースされている「ヴァーサスカラーズ」もプレイしようかなと思ったり思わなかったり。それはそれとして、このセリフが聴けただけで私は多分小躍りしていたことでしょう。