9月17日から20日にかけて千葉・幕張メッセにて開催中の「東京ゲームショウ2015」。ここでは、9月17日にカプコンブースで行われた3DS「モンスターハンター ストーリーズ」のステージをレポートする。

目次
  1. ライダーとハンター、異なる2つの職業の出会いがドラマに
  2. 大黒ディレクターによる実機プレイのあとには、驚きの新発表が!

ライダーとハンター、異なる2つの職業の出会いがドラマに

「モンスターハンター ストーリーズ」は、カプコンの人気アクションゲーム「モンスターハンター」シリーズ初のRPG。モンスターと共に戦う「ライダー」と呼ばれる存在を主人公に、シリーズでも高い人気をもつ個性的なモンスター達に焦点を当てたタイトルだ。

今回行われたステージで登壇したプロデューサーの辻本良三氏は本作の特徴として、「モンスターハンター」シリーズの世界観を生かしたRPGならではのストーリーを挙げた。普段のアクションではなかなか描ききることのできなかった部分から、より深く「モンスターハンター」の世界を知って欲しいという想いが込められているとのことだ。

会場では、本日が初公開となるPVも上映。モンスターの可愛さ・格好よさ、主人公であるライダーとモンスター達による迫力の連携攻撃などテンポよく盛り込まれ、本作の魅力が凝縮された映像へと仕上がっていた。

辻本良三氏

会場では、本作に世界観ディレクターという役職で関わる藤岡要氏も登場。主人公・ライダーの出身地であるモンスターと人間が共存する「ライダー村」、「ハンターの街」といったゲーム中に登場するスポットの紹介が行われた。

本作では、モンスターと共に戦うライダーの他に、他のシリーズ同様モンスターを狩ることを生業とするハンターも登場し、それぞれの立場の違いがドラマを産み、主人公がその架け橋の役割を担っていくという。

さらに、主人公であるライダーをはじめ、ナビルー、先輩ライダーや主人公の幼馴染、村長といったライダー村の住人を中心とした個性豊かなキャラクター達も公開。プレイヤーの分身となる主人公は男女から選択でき、シリーズお馴染みのキャラメイクによるカスタマイズも可能。パートナー的な存在であるちょっと変わったお調子者のアイルーであるナビルーが個性的な見た目をしている理由は、ゲーム中に明らかになるという。ゲームではセリフをしゃべらないライダーの代わりに常に同行しているナビルーが、ストーリーを賑やかに進行する役割を果たしてくれるという。

ここで紹介されたのは登場人物のほんの一部で、ハンターの街に登場する人々などまだまだ個性的なキャラクター達が存在しているようだ。

藤岡要氏

本作には、モンスターハンターの看板ともいえるモンスター達も大勢登場する。モンスターは「オトモン」として一緒に冒険することができるようになっており、今回は「イャンクック」「ババコンガ」「ドスランポス」ら3匹のモンスターが公開。

これらオトモンとの絆をあげていくことで、ライダーがモンスターの上に乗る「ライドオン」が使用できるようになる。ライドオンは戦闘中だけではなく、フィールドの移動中なども自由に行うことができ、ライドオン中はそれぞれの固有の能力が使えるようになる。例えばリオレウスであれば空中を飛行することでこれまで行けなかった場所に行けるようになるなど、さまざまなモンスターとの絆を深めていくことで冒険の行動範囲が広がっていくような仕組みになっているという。

さらに会場では本作のストーリーをまとめた映像も上映され、絆石と呼ばれるモンスターとライダーを結ぶアイテムがストーリーの鍵を握っていくことなどが判明していた。

大黒ディレクターによる実機プレイのあとには、驚きの新発表が!

その後は、本作のディレクターを務める大黒健二氏が登壇し、TGSに出展されるバージョンの実機プレイを披露しながら解説した。

まずゲームを進めていき入手することになる、プレイヤーの相棒となるオトモンの卵から現れたのは、シリーズでもとくにユニークな攻撃方法を行うことで知られる「ババコンガ」。今回のTGSには「イャンクック」「ババコンガ」「ドスランポス」の3匹のモンスターが用意されており、どれか1匹がランダムで出現するようになっているという。ここで誕生したモンスターが、ライダーである主人公のパートナーとして同行してくれる。

本作のバトルシステムは、パワー・スピード・テクニックの3つの攻撃があり、スピードはパワーに強く、パワーはテクニックに強いなどの3すくみの関係が特徴。大黒氏はフィールドに点在するさまざまなモンスターと戦いながら、それぞれのモンスターのイメージにあった攻撃タイプが選択されることが多いそうなので、次にモンスターが行う攻撃をモンスターの特徴から予想しながら、自身の攻撃を繰り出していくことが攻略のポイントになると解説していた。

ステージの関係で制限時間が迫る中、一刻も早くボスへとたどり着きたいにも関わらず、洞窟の中でクンチュウにエンカウントされ思うように進むことができない大黒氏。これにすかさず辻本氏が「ゲーム中もクンチュウは空気が読めないですから」とコメントし、何かと思い当たる節の多いプレイヤー達からの同意を集めていた。最終的にはなんとか時間内にボスであるリオレウスへと辿りつき、ババコンガと協力しての絆ワザを炸裂させ、リオレウスを倒すことに成功していた。なお、本作の試遊レポートは後日改めて掲載する予定なので、楽しみにしていて欲しい。

大黒健二氏

そして最後に、辻本プロデューサーからとっておきの新情報として、なんと本作のTVアニメ化が発表! フジテレビとタッグを組み、2016年の放送を予定。辻本氏や藤岡氏らゲームのスタッフ陣もキャラクターからシナリオまでの打ち合わせに本格参加しており、かなり良いアニメになるという実感を得ながら製作が進められているという。ゲームとアニメ、両方を楽しむことでより深く「モンスターハンター」の世界を理解できるような仕掛けにもなっているそうだ。今後の続報に期待しよう。

他にもカプコンブース出展されるアーケードゲーム「モンスターハンタースピリッツ」の第2弾を試遊することで、ここでしか手に入らない限定仕様のキラカードやクリアファイルがプレゼントされ、プレイ後に排出されるカードもTGS2015のロゴが入った限定仕様になっているという。「ストーリーズ」や「クロス」も合わせ、是非とも東京ゲームショウのカプコンブースに足を運び、さまざまなモンスターハンターを体験してみてほしい。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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