バンダイナムコエンターテインメントが2015年10月29日に発売するPS4/PS Vita「ゴッドイーター リザレクション」の体験版を使い、まだGEをプレイしたことのない人と、まだ体験版を遊んでいないシリーズ経験者に向けて、ゲームの魅力を紹介していきたく思う。

“原点にして最新”のキャッチフレーズで新生する「ゴッドイーター リザレクション」は、2010年2月発売のPSP「ゴッドイーター」、同年10月に発売されたアペンド「ゴットイーター バースト」をベースに、次世代機PS4/PS Vita向けにリファインしつつ、さまざまな新規要素を盛り込んだ最新作。

本作では、ベースとなった各タイトル(今後スペシャル放送を控えているTVアニメ版の原点でもある)のストーリーに加え、リザレクションならではの新規ストーリーも収録。その中でプレイヤーたちは、自分だけの“ゴッドイーター(プレイヤーキャラクターのこと)”を作り、魅力的なキャラクターたちとドラマティック討伐アクションに挑むのだ。

本作の大きな特徴となるのは、シリーズの原点が改めて描かれるということ。本タイトルはこれまで「ゴッドイーター2」「ゴッドイーター2 レイジバースト」とシリーズを重ねてきているので、「(シリーズが続いてるけど)今から参入(プレイ)しても大丈夫かなぁ…」と思っている人は少なからず存在するだろう。しかし、ご安心を。

今回はそういう人にこそ一等オススメのタイトルであることを教えられるよう、体験版でのゲームプレイ/マルチプレイの流れとともに、「ゴッドイーター」の魅力を紹介していくぞ。

※ちなみにゲームのクライアントは4.2GBと大サイズなので、読んでからじゃ遅い! 今からダウンロードしておくと読み終えたときにピッタリ! スゴイ!

体験版? 否、“製品版の一部”です!

あらかじめ言っておくと、「ゴッドイーター」シリーズの体験版というのは、単にゲームプレイを試しに遊んでおくというレベルではなく、“製品版の序盤をあらかじめプレイ&セーブしておける”という代物だ。そのため、シリーズプレイヤーにとっては先週末から既にゲームが始まっているといっても過言ではない。

体験版でプレイしたストーリー/ミッション、手に入れた装備/アイテムは全て製品版に引き継げるので、遊んだ要素が無駄にならないというだけで嬉しいものだ。しかも、恐ろしくボリューミーに仕上げられているため、ゆっくりプレイする人であれば、発売日まで遊び通せるかもしれない。

ということでまずは、自身の分身となるプレイヤーキャラクターの作成の模様を紹介。

キャラ作成の様子&作成前のオススメポイント

ここではプレイヤーキャラクターの「名前」、作戦行動中に表示される「コードネーム」、キャラクターの「性別」、容姿やボイスなどを自分好みに設定していく。ボイスはいくつか調整されているものもあるようだが、概ね「ゴッドイーター」「ゴッドイーター バースト」に採用されていたボイスが用意されている。

筆者は口の悪さが魅力のボイス17(野中藍さん)を久々に選べて、喚起率が上昇している。

初心者のためのワンポイントアドバイス

「名前くらいは自分で好きに付ける!」のをオススメするが、自分のキャラクターをゲームの世界観により近づけたい人は、“登場キャラクターたちの名称の法則”に習ってみよう。

本シリーズに登場するキャラクターの名前は、和名なら漢字+カタカナで「田中サトシ」、英名ならカタカナ+(・)+カタカナで「サトシ・タナカ」と表記され、ミッション中に表示されるコードネーム(名前の略称)は、小文字のローマ字で「satosi」と表記される。

この二つの命名法則に習っておくと、自キャラクターの世界観への親和性がグッと高まる。プレイヤーキャラクターには基本的にストーリーボイスが用意されていないのだが、“ここぞという時”のために合わせておくと感動もひとしおなので、考慮しておくのもいいだろう。

※「どうしても思いつかない…」「公式キャラクターで遊びたい…」という人は、「神薙ユウ」で検索。

当然、法則なんてぶん投げて、自由に名前を付けるのも何一つ問題なしである。特にマルチプレイに専念するかもしれない人は、友人・知人が認識しやすい「AAA」だの、「ASAP」だのと、コードネームを記号的に付けておくことで、認識度を高めることが可能だ。

ちなみに、「ヘアスタイル+アクセサリ+ヘアカラー」はいつでも気軽に変更可能。コードネーム以外の箇所も製品版へのデータ引継ぎ、もしくはタイトル画面でデータ引継ぎ機能を利用すれば、進行具合に変化なく変えられるので、最初は頭を悩ませずともOK。

逆に言うと、コードネームだけが変えられないので、今から熱心に考えよう。

ゲームの主な流れ

この世界での目的は、「アラガミ」と呼ばれる敵性生物の脅威から生き残るため、「フェンリル」という巨大組織に所属して、ゴッドイーターとして討伐任務に当たることである。ゲームはハンティングアクションジャンルらしく、拠点で装備を整える→ミッションを受注/出撃→リザルト後に拠点へ、というハック&スラッシュ形式で進行していく。

しかし、本シリーズにおけるストーリーへの比重はとても高く、プレイヤーは本作の拠点、フェンリル極東支部(通称:アナグラ)の内外で、ミッション前/ミッション後のイベントはもとより、ストーリーが進行する度、キャラクターたちの言動が変化していく様を体験することができる。

人類の極東方面の要、アナグラ。この世界の勢力図は絶望的なまでにアラガミが勝っている。

特にアナグラ内でのキャラクターたちとの会話は(今回の体験版で遊べる範囲であれば)、1つのストーリーミッションをこなす毎にほぼ変化していくので、最初はどんな人物がいて、どんな人となりで、どういう会話をしてくれるのかを確認するため、施設内を巡ってみるのがオススメだ。

キャラクターたちの言動は、ストーリーの状況を踏まえて変化していく。

ミッションに出かける前に準備を整えるのはとても大事。というより、この“準備の時間”が非常に楽しく悩ましいゲームなので、何を強化していくか、どの装備を組み合わせるかなどで、30分でも、1時間でも考え込める。シリーズプレイヤーであれば幾度と経験してきた醍醐味である。

プレイヤーが扱う武器「神機」は、近接攻撃用の「刀身」、遠距離攻撃用の「銃身」、ガードの早さ&防御力を決める「装甲」の3つからなり、それぞれの組み合わせで操作性や戦術がガラリと変化する。どれが強い、どれが弱いの差異はあれど、基本的に「ハマれば何でも最強!」とばかりに広がりがあるので、まずは順番に触ってみるのがいいかもしれない。

刀身:【ショート】【ロング】【バスター】【ハンマー】【スピア】【サイズ】の6種
銃身:【スナイパー】【アサルト】【ブラスト】【ショットガン】の4種
装甲:【バックラー】【シールド】【タワーシールド】の3種

準備に満足がいったら、受付嬢・ヒバリに話しかけて「ミッション」を選択。ミッション制限時間は基本的に30分だが、慣れれば数分でクリアを量産できるほどハイスピードなゲームなので、あくまで原則であると覚えておこう。また、ミッションには頼りになる仲間を同行させられるので、徹頭徹尾ソロプレイであっても、最初から最後まで何一つ問題なしだ。

このゲートから出撃。ちなみに、アニメ版では出撃演出が掘り下げられているので必見だ。

本作は“ハイスピードアクション”の名を冠していたこともあり、アクション面は結構難しめ。□・△ボタンの攻撃を組み合わせ、×ボタンでジャンプ、○ボタンでステップなどを駆使して、アラガミと戦っていく。敵も味方も動きが大変素早いので、まずは落ち着くことが先決。スタイリッシュでなくとも的確でなくとも、最初の内は自分に合ったプレイでゲームを進めていければ最良だ。

そしてプレイに慣れてきたら、本作のキモといえる「捕喰アクション」、目玉要素とされる「プレデタースタイル」などでプレイの幅を広げていけば、立派なゴッドイーターの仲間入り。

ミッションに出たらマップを確認。画像は破壊力が魅力のバスターブレード。
「雑魚敵だろ」と侮るなかれ。本シリーズの雑魚は雑魚といえないほどに固くて強い。
敵を倒したら捕喰アクションで素材を入手。マップ構造とアイテム地点を覚えておくのも重要だ。

ミッションクリア後は、入手した素材で神機を強化したり、クリア時に取得できるポイント「AP」を使って仲間の能力を強化したりと、待ち受けるさまざまなミッションに向けて準備していく。なお、本作では物語を進める「ストーリーミッション」と、いつでも挑戦できる「フリーミッション」が用意されているので、物語進行前に修行&強化に勤しむことも可能だ。

本作で描かれるストーリーは、5年前に発売された「ゴッドイーター」「ゴッドイーター バースト」で描かれていた物語に、さらに新規シナリオが加筆されたものだ。本作で体験できるアクションは、これまでのシリーズで培われてきた新旧の要素をバランスよくまとめたものだ。つまり、新規プレイヤーが遊んでみるのにこれ以上の条件はない

実際、ゲームバランスは非常にまとまりがよく、プレイ感覚も押しなべて上々。個人的にはシリーズで一番楽しい出来だと感じている。「ゴッドイーター2」以降から始めたという人も、圧倒的なクオリティで描かれているTVアニメで興味を持ったという人も、この機会にぜひ体験してほしい。

ちなみにササッと流したアクション面だが、おそらく文字だけ羅列しても理解し辛く、チュートリアルを通しても全てを把握しきれないほどなので(経験者ですら多岐に広がり過ぎて覚えきれない…)、各武器を使用する際は、アナグラにある「ターミナル(装備などを確認する端末)」のデータベースで、各々の特性と操作方法をチェックしておこう。

マルチプレイのすゝめ

体験版、ひいては製品版では、PS4/PS Vitaのクロスプラットフォームでオンラインマルチプレイを楽しめる。マルチプレイは「チームを検索」「チームを作成」から、人数やパスワード、ストーリーの進行具合などを考えて選んでいくタイプ。また、本作ではチーム作成後に招待機能でフレンドを呼ぶことができるので、友達同士でプレイする際は重宝するだろう。

マルチプレイはゲーム中のターミナル、またはタイトル画面から選択する。

チームを作成する際

自分でチームを作成する際は、さまざまな条件を設定して、さまざまな人たちとの協力プレイに興じることができる。なお、セッション開始後のチームへの途中参加には対応していないので、「強敵と戦っているのに誰も入ってこないなー…」などの事態には注意しておこう。

そして友人・知人と遊ぶ際は招待機能が活躍。招待された側はアラガミと絶賛バトル中であっても、招待から飛ぶことで即時リザルト+セーブでチームに直行できる。なお、特定の人と遊ぶ際はパスワードをかけておかないと、事情を知らない人でもバシバシ入ってこれてしまうので、双方のためにも気を付けておくといいだろう。

マルチプレイ時に覚えておきたいのは、「チームリーダーがミッションの選択権を得ること」「選択できるミッションは一番ストーリーが進んでいない人基準であること」の2つ。この辺りを読み取って参加・作成していけば、良き仲間に出会えるはずだ。

また、アナグラ内ではほかのプレイヤーとアバターカードを交換することができるので、一緒にプレイする仲間として親交を深めるのもいいだろう。

L2長押しで簡易チャットが選べる。覚えておくと吉。
強すぎるアラガミにも心折られず、トライ&エラーと装備強化で乗り切ろう!

シリーズプレイヤーに向けて新要素&変更点を紹介!

ここからは体験版部分の内容に踏み込みつつ、用語もバシバシ使ってしまうので、初心者はまず体験版をしゃぶりつくしてから戻ってきてほしい。

※以下、各タイトルの略式表記を使用。
※「ゴッドイーター」:GE
※「ゴッドイーター バースト」:GEB
※「ゴッドイーター2」:GE2
※「ゴッドイーター2 レイジバースト」:GE2RB
※ちなみに本作「ゴッドイーター リザレクション」の略称はGERだ。

さて、本作は“従来の「ゴッドイーター」シリーズをベースに、新旧の要素を追加/削除したシステム”で練られていて、GEBまでプレイした人にも、GE2以降からプレイし始めたという人にも、全シリーズ通してきたという人にも、さまざまな部分で勝手が違う。

大きな変更点として挙げられるのは、GE2シリーズよりも前の世界観であることから、「ブラッドアーツ」「ブラッドバレット」「ブラッドレイジ」「作戦支援システム」が搭載されていない。これについては人によって良し悪しが分かれるのだろうが、同時に一転したバトルバランスの変化にも注目してほしい。

アクション面は、GE2シリーズの各武器の特殊アクションを残しつつ、後述のプレデタースタイル、旧来の銃剣変形攻撃などで、シリーズ最大級に拡張されている。がしかし、極まったGE2RBでいう「0,2 フルバーストで脳天破壊斬りして、充填弾撃って、誓約立てて終了!」といった強力な手段は取れず、あくまでアラガミと戦術的にガチるスタイル。

その上で、初代GEのように「アンプル飲んで銃オンリー!」、GEBのように「強力な剣でスタイリッシュ剣戟!」といった、“討伐を楽にする手軽な手段”もうまいこと調整されているので、体験版の時点とはいえ「撃って」「斬って」「バーストして」のいずれかが突出することもなく、バランス良くまとめられている。

かといって、プレイした感覚がストイックになっているわけでもなく、討伐時間が物凄く増えたわけでもない。強力なアクションの押し付けで誤魔化せない感じは、狩りゲーとしての側面が改めて浮き彫りにされているかのようだ。

ブラスト&スナイパーのモジュールは8に、アサルト&ショットガンは6になった。
足を止めて撃つ、足を止めずに撃つの特性と恩恵がさらに分けられた印象。
銃身毎の利点をより際立たせるためか、このほかにもバレット回りはさまざまな調整が施されている。^^
スキルはGE2以降の多量装備を継承。スキル効果を複合するものも多く存在している。
また、一部スキルは効果がマイルドに調整されていて、アクセントとしての側面が強くなった。
スキルの恩恵が減ったのと同時に、装備構成の負担や、縛り意識が軽減されたのは結構好み。
ただ、「遺された神機」は引き続き実装されているようなので、突き詰めたい人へのフォローも欠かしていない。

戦闘面では、序盤はいつも通り「スイスイ進めちゃう!スイスイ進めちゃう!俺、上手!」という感じで事が進んだが、ストーリーを進めるにつれ、雲行きが怪しい…。グボロ・グボロ、コンゴウ、シユウ、ヴァジュラ、クアドリカと、どいつもこいつも新モーションを取り入れていることで、“今まではこうだったし!”という油断が狩られるのだ。

特に、久々に真っ向勝負となった「ボルグ・カムラン」に、在りし日の強敵っぷりを叩きつけられたゴッドイーターたちは、かなり多いのではないだろうか? BAに相当するような強いアクションだけを押しつけるのが難しいので、適当にプレイしているとマジで強し。

GE2RBでは思考停止のパリングアッパー連打が主流だったので、貧相になっていた技量に冷水を浴びせられた。
獣剣を持っている当たりで察してほしい。

プレデタースタイルで変わる戦闘の流れ

今回の目玉システムである捕喰アクションの強化「プレデタースタイル」は、体験版時点で使用可能で、各アクションはストーリーを進行していくと徐々に開放されていく。プレデタースタイルに関してはとりあえず「捕喰アクションの技(モーション)」と覚えておくと、以降の説明が分かりやすいかもしれない。

体験版の終盤では、このプレデタースタイルの編成がターミナルで解放され、前評判通り、自分で自由に付け替えられるようになる。まず下記の画像が初期状態。

この時点では、CHARGE(△ボタン長押し)は従来のモーションの「壱式」と、PVなどで印象的だった前方広範囲を食らう「ミズチ」のいずれかが選択可能。

続けてプレデタースタイルの名称欄の空白に、さまざまな恩恵を付加できる制御ユニットが装着できる。このユニットは“装備しているプレデタースタイルをアラガミに当てた時”に、「次の近接の一撃を強化」「耐性を高める」などの効果が発動する仕組みだ。

一式を変更してみたのが下記の画像となる。なお、どのプレデタースタイルが、どの捕喰アクションに付けられるかは、個々で異なっている。

CHARGE(△長押し):従来のチャージするモーション「壱式」
QUICK(R1+△):従来の素早いモーション「弐式」
COMBO(攻撃コンボ中にR1+△):敵に当たるまで高速前進「シュトルム」
STEP(ステップ中にR1+△):捕喰後にステップで敵から離れる「ゼクスホルン」
AIR(空中でR1+△):滑空しながら捕喰して地上でバースト「穿顎」

文字で説明するとややこしいが、プレイを進めて解放される頃には自然と覚えているはずなので安心してほしい。なお、各プレデタースタイルはモーションが違うだけでなく、“バーストゲージの上昇量+アラガミバレットの取得数”も左右する。

例えば、溜めに時間のかかる「壱式」ならバーストゲージ100%+アラガミバレット3が溜まるが、素早く&手早く捕喰できる「弐式」はバーストゲージ60%+アラガミバレット1、捕喰後に後ろステップで後退する安全性の高い「ゼクスホルン」ならバーストゲージ35%+アラガミバレット1と、壱式に比べて持続性に欠ける。

また、体験版では難易度3まで遊べるが、新型は主人公とアリサのみ。アリサはストーリー上ごたごたするので、リンクバーストなんて殆ど飛んでこない。GEBからGE2を初めてプレイした人が「すげー!ずっとバーストかけてくれる!」と感じたであろう事態の正反対、「自分で捕喰しなきゃバーストできない…」を地でいくので、能動的な捕喰が求められるのだ。

しかし、プレデタースタイルで捕食の幅が広がったことにより、捕喰に関する煩わしさはほぼ軽減されつつ、新しい攻撃コンボの形すらも生まれてきた。60%しか溜まらない「弐式」、35%しか溜まらない「ゼクスホルン」といったが、これらのモーション的に実に軽快で、ちょっとの細かい隙にねじ込める。高速前進の「シュトルム」などは、モーションを見ただけで取り回しの良さを感じ取れるだろう。

つまり、本作は従来の「大きな隙を突いて捕食→バースト化」を保ちつつ、GE2シリーズよりもさらに小刻みな「ちょっとの隙や、攻撃コンボのアクセントに捕食→バースト維持」が進化した形だ。プレデタースタイルを上手く使えば、大きな隙を生むことなく、バーストを切らさず何分間も戦うことが可能である。

剣でオラクルを貯めて→銃でオラクルを放出して、という基本サイクルに「バーストを維持して」が流れを切らさず、無理なく組み込めるようになっているため、本作の操作の楽しさは本当に素晴らしいものだ。ゲームを進めていけばスキル「受け渡しバースト化」「バースト時間」などを併用してよりロスを無くせるだろうが、スキルに頼る前に、新しい捕食の操作に慣れることをオススメしたい。

なお、一つだけ個人的な問題点を挙げてみると、バースト化もバースト維持も手軽に楽しくなったものの、「バースト自体の恩恵」が若干薄いと感じてしまった。GE2シリーズでは強力なバーストスキルを盛り込んで、バーストの恩恵を飛躍的に向上させることが叶ったが、体験版の範囲ではBスキルも使えず(ターミナルで存在は確認)。

もちろん、バーストはさまざまな能力・アクションを強化させるので、有りか、無しかといえば、絶対有りだ。しかし、バーストを細かく維持させるという部分は、テンポがノっている内は無敵の気分だが、集中力が切れて忘れたり、「まあ…いっか」で途切れさせることもある。これは効果として“バーストしても過分な強化に繋がらない”のが一因にあるからだ。

…と思っていたのは配信直後の話。新要素・変更点を紹介している「ゴッドイーター」シリーズの公式ブログが先日10月3日、プレデタースタイルの制御ユニットについての記事を掲載した。そこでは、捕喰成功時に味方全員をバースト化する「捕喰時味方バースト化」など、「使うしかないだろこんなの!」と言いたくなるモノの一端を垣間見せてくれた。

つまり、体験版の範囲は、あくまで体験版の範囲。中盤・終盤でどのようにプレイが進化していくのかは、まったく見逃せないままである。ちなみに下記動画は公式で公開されたプレデタースタイルの紹介映像となるので、まだプレイしていないという人は目を通しておくのもいいだろう。

そのほか体験版について

本作では元となるGEBの世界に、GE2RBの新武器「ブーストハンマー」「チャージスピア」「ヴァリアントサイズ」が搭載されているが、面白いことに単なる新要素として放り込まれているわけではなく、設定上の整合性を取るための台詞などで裏打ちされていて、こういった方面でも中々興味深い。

オプション面も、設定項目がこれまで以上に細かく分けられているので、上手く使えば操作性の向上に寄与できるだろう。最初の内はプレイの度にガチャガチャ変えてみるのもいいかもしれない。

もちろん、体験版限定のチャレンジミッションが収録されているので、説明文の時点で「やりたくねー…」と思わせるほどのソロでヴァジュラなど、お馴染みの難関もバッチリ遊べる。

そして体験版の最後には、新たな物語の一端をムービーで垣間見ることができる。“あのキャラクター”をフィーチャーしながら、“得体の知れないあんなモノ”まで、気になる要素が盛りだくさん。正直、情報以前にムービー自体が大変興奮させる作りになっているので、映像としても注目しほしい。

今回の体験版でも例の如く、ユーザーが遊んだ意見をバシバシ送ってくださいとしている。メールフォームやTwitterなどを通して意見してみるのもいいだろう。体験版から製品版へのブラッシュアップに関しては、業界随一といって差し支えないタイトルなのだから。

体験版のアンケートフォーム
スマートフォン:http://analytics.bnfes.jp/enquete/pc/godeater_res/
フィーチャーフォン:http://analytics.bnfes.jp/enquete/mb/godeater_res/

ゴッドイーター リザレクション

バンダイナムコエンターテインメント

PS4ダウンロード

  • 発売日:2015年10月29日
  • 17歳以上対象

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バンダイナムコエンターテインメント

PSVitaダウンロード

  • 発売日:2015年10月29日
  • 17歳以上対象

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