カプコンは、12月19日に千葉・幕張メッセで行われた「ジャンプフェスタ2015」にて、ニンテンドー3DS用ソフト「逆転裁判6」とTVアニメ版「逆転裁判」のステージを開催した。

目次
  1. 探索パートに新要素が登場!
  2. TVアニメ「逆転裁判」のキャストが発表

「逆転裁判」シリーズは、弁護士である主人公が無実の罪に問われている被告人を救うために奮闘する法廷バトルアドベンチャーゲーム。ゲームだけでなく、映画や舞台などに幅広く展開され、人気を集めている。

ここでは、探偵パートの実機プレイが行われた「逆転裁判6」と、キャスト陣が発表されたTVアニメ版「逆転裁判」のステージをレポートする。

探索パートに新要素が登場!

左から山﨑剛氏、江城元秀氏
左から山﨑剛氏、江城元秀氏

2016年に発売を予定している「逆転裁判6」は、成歩堂龍一と王泥喜法介の2人が主人公で、神秘と信仰の国「クライン王国」と日本で法廷に立ち、被告人を助けるためにさまざまな逆転劇をしていくシリーズ最新作だ。

まずはプロデューサーの江城元秀氏とディレクターの山﨑剛氏が登壇し、本作の舞台となる場所や登場するキャラクターたちについて解説した。

ここで、今回初公開となるキャラクター「希月心音」が紹介された。希月心音は「逆転裁判5」にも登場したキャラクターで、本作では日本パートで王泥喜法介を手助けてしてくれる。ユーザーからも「心音を出して欲しい」と多くの要望をもらっていたそうで、江城氏は「今回も彼女が人の心を救っていくので、期待していてください」とコメントした。

本作の基本的なシステムを解説したあと山﨑氏による実機プレイが行われた。まずは成歩堂がはじめてクライン王国の法廷に入ったときのシーンからスタート。成歩堂が見てる視点で法廷内部を見渡すようなカメラワークをしたあとに法廷パートが開始される。

クライン王国では弁護士が嫌わており、被告人ですら協力してくれないようだ。成歩堂が弁護をしているときに「弁護士なんか……」と言われてタジタジになる姿が見れる。またキャラクターのアニメーションにもさまざまな技術が使用されており、前作よりもなめらかに動いていた。

また今回の目玉である新システム「御魂の託宣」を使った場面も解説された。御魂の託宣はレイファの霊媒の力によって、被害者が見た数秒間の記憶を映しだすというものだ。映し出された映像とレイファの託宣とのムジュンを探していくことになるという。

シーンは変わって、日本での探偵パートも紹介された。王泥喜と心音が一緒に探索をする事件現場はすべて3Dで表現されており、その空間全体を調べることができるそうだ。調べられる場所には、カーソルを近づけることでマークが表示されるので、捜査できる場所がわかりやすくなっていた。

さらに本作では事件現場だけでなく、会話シーンの背景も調べることができるようになっている。本作の背景はさまざまな箇所が動いており、そこを調べることでいろいろなギミックが仕掛けられている。

TVアニメ「逆転裁判」のキャストが発表

スペシャルステージ後には江城氏、逆転裁判のディレクターの巧舟氏、TVアニメ「逆転裁判」の監督である渡辺歩氏が登壇し、TVアニメ「逆転裁判」の放送時間やキャスト陣が公開された。

左から江城元秀氏、渡辺歩氏、巧舟氏

渡辺氏は本作のテーマについて「孤独な人を守りたいという成歩堂くんの熱さをテレビで再現したい」とコメント。巧氏とはよく連絡を取って、さまざまな打ち合わせをしているようで、そこから生まれたエピソードなどもアニメには盛り込まれているそうだ。

また本作のストーリーは「逆転裁判1」と「逆転裁判2」の話になるようで、成歩堂が駆け出しの弁護士だったときの話が濃厚に描かれているという。渡辺氏は「若くていろいろな失敗をする成歩堂を見ることができます」と語り、さらにTVアニメ版にはオリジナルエピソードがいくつも入っているそうだ。

最後にTVアニメ版の逆転裁判が漫画として連載されることが明らかになった。TVアニメが開始される前に連載をはじめるとのことなので楽しみにしておこう。

※画面は開発中のものです。

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