バンダイナムコエンターテインメントは、本日2月25日にPS4/PS3/PS Vita用ソフト「仮面ライダー バトライド・ウォー 創生」を発売した。新旧ライダーが一堂に会した本作の発売記念発表会をレポートする。
本日バンダイナムコ未来研究所にて行われた発表会は、2016年3月26日公開の映画「仮面ライダー1号」の発表を中心とした映画パートと、仮面ライダー1号を演じた藤岡弘、さん、「仮面ライダー響鬼」の細川茂樹さん、「仮面ライダーゴースト」の西銘駿さんが登場し、「仮面ライダー バトライド・ウォー 創生」のトークなどで盛り上がったゲームパートの二部構成で行われた。本稿では、第二部の模様を中心にレポートをお届けししょう。
発表会は、ショッカーが乱入するという波乱の幕開けで始まる。このまま発表会が乗っ取られてしまうのかと思ったそのとき、ゲストである仮面ライダー1号、響鬼、ゴーストの3人がステージに登場してショッカーたちとバトル。見事ショッカーたちを追い返すのだった。
ゲームパートのトークではまず藤岡さんが、初代「仮面ライダー」が放送されていた45年前を振り返る。
仮面ライダー1号は肉体を武器に戦っていたが、現在のライダーは戦い方にもバリエーションが出てきたことで、時代の流れを感じるとコメント。ただ時代こそ違うが、今の若者たちが戦う姿も素晴らしいと絶賛していた。
また、45年ぶりに仮面ライダーを演じることにプレッシャーを感じることもあるという。大勢の人の視線を感じるし、怖さや不安もあるが、熱い思いを胸に、精一杯演じたと語っていた。
細川さんは、「仮面ライダー バトライド・ウォー 創生」で仮面ライダー響鬼を10年ぶりに演じた際、最初は演技の感覚を忘れていたことを明かす。そのため収録では戸惑いもあったが、スタッフに教えてもらううちにスイッチが入り、響鬼の感覚を取り戻していったのだそうだ。
またスタッフ間で「仮面ライダー響鬼」の同窓会を行った際、自身の年齢を感じることもあったが、当時まだまだ新人だった役者が立派に成長にしているのを見て、非常にうれしかったとも。仮面ライダーに関しては「日本の宝」であると述べ、響鬼から10年が経った今「こんな大役をやらせてもらってたのか」と、改めて響鬼を演じられたことへの感謝を述べていた。
西銘さんは「仮面ライダーゴースト」が自身のキャリアでは初の主演作だったこともあり、出演の話を聞いた時は、身が引き締まる思いだったと率直なコメント。仮面ライダーで主役を演じる責任の重さを感じており、演技を通じて、子どもたちに夢や希望を与えていきたいとしていた。
また「仮面ライダーゴースト」の主人公・天空寺タケルは一度死亡しているため、幽霊となるシーンでは独り芝居が多かったと撮影でのエピソードを披露。そのため苦労が多かったものの、同じくらい得るものも多かったと話した。
続いて本作プロデューサーの佐藤秀俊氏が「仮面ライダー バトライド・ウォー 創生」の概要を紹介した。
使用できる主役ライダーが45人以上と大幅に増えたことや、ライダーたちの声を実際に演じた役者陣が担当していることも本作のウリ。好きなライダーをタッグで選べるため、時代を超えたライダーの共演も見どころだ。
発表会では西銘さんが実際に「仮面ライダー バトライド・ウォー 創生」に挑戦した。西銘さんはメインキャラクターに仮面ライダーゴーストを、サブキャラクターに仮面ライダー龍騎を選択してプレイ。終了後は、敵を倒していく爽快感が気持ちいいと話していた。また、ゴーストチェンジがゲームでも行えることに感動している様子だった。
最後に、ゲスト陣のコメントをもって本稿の締めとしたい。
西銘さん
「仮面ライダー バトライド・ウォー 創生」を実際にプレイして、とても興奮しました。この作品には仮面ライダーの45年という歴史が詰まっていますし、いろいろなキャラクターや必殺技が用意されていて、とてもかっこいいゲームだと感じました。買っていただいた際は、仮面ライダーゴーストも使っていただけると嬉しいですね。
細川さん
僕が響鬼を演じて学んだことは、人を助ける立場の人間になるということの大切さです。誰かを助けられる立場になることが、ヒーローなのだと感じました。ライダーファンの方は、このゲームを通して、ヒーロー力を上げていただければと思います。
藤岡さん
私が仮面ライダーに込めた思いは、45年経った今でも変わっていません。45年ぶりに演じた本郷猛では、そのさまざまな想いを反映させることができたのではないでしょうか。そういう意味では、その45年は無駄ではなかったですし、私自身、とても鍛えられたと思います。
私の45年の思いを、映画やゲームで感じ取ってくれたらうれしいですね。今の子供たちには、どんなことがあっても生き抜いてもらいたい、そんなメッセージを送りたいと思います。