全国のアークスたちによる熱い戦いが繰り広げられた「ファンタシースター感謝祭2016」決勝大会をレポート

「ファンタシースター感謝祭2016」は12月23日の東京会場を皮切りに名古屋、福岡、札幌、大阪で開催された「ファンタシースターオンライン2（以下、PSO2）」のオフラインイベントだ。各会場ではクエストの最速タイムを計る公式全国大会「アークスグランプリ」の予選大会が実施されてきた。

3月21日に東京で開催された決勝会場では、全国の優勝者と準優勝が集結しアークス最速No.1を決める「アークスグランプリ」決勝大会や、「PSO2 ジ アニメーション」で橘イツキを演じた蒼井翔太さん、泉澄リナを演じた諏訪彩花さん、鈴来アイカを演じたM・A・Oさんによるミニライブ、「PSO2」のさまざまなキャラクターになりきった「コスプレコンテスト」などが実施された。ここでは、「コスプレコンテスト」と「アークスグランプリ」決勝大会の模様をお届けする。

なお、会場で発表された最新情報は下記で確認していただきたい。

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精巧に作られた衣装に身を包んだコスプレイヤーが集合！

コスプレコンテストは、38組のコスプレイヤーの中から、「PSO2」シリーズプロデューサーの酒井智史氏、シリーズディレクターの木村裕也氏などの審査員によって審査員特別賞を決定し、ニコ生のアンケートで最優秀賞を選ぶというもの。最優秀賞には、20,000ACのほか、2016年コスプレ優勝記念品（ルームグッズ）や「PSO2」グッズ詰め合わせが贈られる。

「PSO2es」に登場する主要キャラクターや、普段自分がプレイしているときのキャラクターのコスプレなど、「PSO2」への愛がつまったコスプレイヤーが多く登場。そのなかでも、アニメ「ファンタシースターオンライン2 ジアニメーション」のキャラクターの茅野コウタが「PSO2」内で使用しているキャラクター「コア」のコスプレイヤーの衣装が精巧にできており、最優秀賞を獲得した。

予選を勝ち抜いた歴戦のアークスたちが集結

各5都市の予選上位2チームが集結し、クエストのクリアタイムを競う「アークスグランプル」決勝大会が開催された。PC部門は4人1組、PS Vita部門は2人1組で行われ、優勝者には記念トロフィー、アイテム作成権、50,000AC、全国優勝記念のトロフィー（ルームグッズ）が授与される。

予選とセミファイナルでは好タイムが続出

決勝大会の予選はPC部門が12チーム、PS Vita部門が11チーム出場し、高低差を利用した戦略が求められる「白ノ領域」で行われた。予選大会と同じステージということもあり、どのチームもやり込んでいるようで、PS Vita部門では3分40秒台、PC部門では1分40秒台と好タイムを叩き出し、どこのチームが勝ち上がってもおかしくない接戦が展開された。その結果、PS Vita部門は“ぶた”、“Cutlass”、“レアドロップなんて無かった”、“ラッピーはおやつに入りますか？”、PC部門は“sonne”、“のらたこす”、“札幌当日P-A改め札幌当日OPSE”、“幻創熟女いぬじる☆ミツコ”がセミファイナルに駒を進めた。

セミファイナルは、正方形のマップに出現する敵を倒し、ステージ最後に登場するボス「アンガーファンタージ」を討伐するクエストでクリアタイムを計ることに。マップの中央でA.I.Sを30秒間呼ぶことができるので、どのタイミングで呼ぶのかを見極めるのが重要になってくる。

どのチームも予習もなくぶっつけ本番ということもあり、かなり苦戦を強いられていたが、PS Vita部門は4分台、PC部門は3分台で終わらせるチームがほとんどで、今回の大会のレベルの高さが伺えた。決勝戦はPS Vita部門が“ぶた”と“レアドロップなんて無かった”、PC部門が“sonne”と“幻創熟女いぬじる☆ミツコ”の戦いとなった。

決勝戦はお互いに一歩も引かない接戦が展開

決勝戦は、ダークファルスダブルと深遠なる闇という2体のボスを討伐したクリアタイムを競うというもの。

PS Vita部門の“ぶた”と“レアドロップなんて無かった”の試合は、どちらも拮抗した状態でダークファルスダブルを倒して、深遠なる闇との対決へ。“ぶた”のメンバー1人倒されてしまい、その隙に追い上げを見せたレアドロップなんて無かったが5分18秒90で見事に討伐していた。

PC部門の“sonne”と“幻創熟女いぬじる☆ミツコ”の試合は、前回のアークスグランプルの決勝戦で戦ったことがある因縁の対決となった。どちらもほぼ同時にダークファルスダブルの部位を破壊していくなか、“幻創熟女いぬじる☆ミツコ”のメンバーが倒されてしまうというアクシデントが。“sonne”にリードされるかと思いきやすぐにリカバリーして、ほぼ同時にダークファルスダブルの討伐に成功していた。2チームの差がまったくない状態で深遠なる闇に突入したが、うまく攻撃を当てて部位破壊に成功した“sonne”がリード。そのままタイム差は縮まらず4分30秒64で“sonne”が優勝を果たした。