カプコンは、3月27日に東京・新宿パークタワーホールにて、「モンスターハンターフェスタ’16」決勝大会を開催した。
「モンスターハンターフェスタ'16」は、東京、大阪、福岡、名古屋、仙台と全国5都市で開催された「モンスターハンター」の祭典だ。3月27日に東京・新宿パークタワーホールで実施された決勝大会は、「狩王決定戦」「女性ハンター日本一決定戦」「親子ハンター日本一決定戦」の予選大会を勝ち抜いてきたチームが集結し、日本で1番モンスターを倒すのが早いハンターを決めるというもの。
会場には、「モンスターハンタークロス」の「黒炎王」シリーズの防具やヒーローブレイドなどの実物大サイズのフィギュアが展示されていたほか、ソロで最速のハンターを目指すシングルチャレンジクエストや、イラストコンテストの結果発表も実施された。
今回は、「モンスターハンター」シリーズの最新情報が公開されたステージイベントと、「狩王決定戦」「女性ハンター日本一決定戦」「親子ハンター日本一決定戦」の決勝大会の模様をお届けする。
狩猟音楽祭2016の開催が決定!
まずは「モンスターハンター」シリーズプロデューサーの辻本良三氏、「モンスターハンタークロス」プロデューサーの小嶋慎太郎氏、井上聡さん、平井義之さん、池田ショコラさんが登壇し、「モンスターハンター」シリーズの最新情報が公開された。
今回発表された新企画「モンハン春の祭典 シリーズ横断ペア対抗戦」は、「モンスターハンタークロス」「モンスターハンタースピリッツ」「モンスターハンターストーリーズ」の3タイトルで、芸能人らが6組12人のチームを結成し、モンハン愛、知識、技を競う催しだ。第1回目は3月31日に公式サイトで公開される。
毎年恒例のオーケストラ・コンサート「狩猟音楽祭2016」が、今年も東京、大阪で開催される。今回は「モンスターハンタークロス」の楽曲の演奏も本格的に行われるとのことだ。日程やスケジュールなどは今後発表される。
7月16日から8月28日まで大阪文化館・天保山にて「モンスターハンターミュージアム」が実施される。ここでは新たなトリックビジョンが設置されるほか、初公開となる企画設定資料なども展示される。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で実施中の「モンスターハンター・ザ・リアル」とのコラボレーションクエスト第2弾「USJ・昂る電光、猛る炎」「USJ・極寒と灼熱のドリーム」が、4月1日よりUSJにて先行配信される。このクエストをクリアすると、コラボ武器である双星の紅蓮刃(双剣)などが生産できるようになる。
便利なアイテムがもらえるチャレンジクエストに挑戦
続いて、辻本氏、井上さん、平井さん、池田さんによるチャレンジクエストが実施された。今回4人が挑んだのはアマツマガチで、討伐に成功すると生命の粉塵43個、金の卵25個、秘薬42個、鎧石40個、重鎧玉40個がダウンロードアイテムとして配信される。
4人は生命の粉塵などを的確に使い、アマツマガツチの吸い込み攻撃も途中でひるませてキャンセルするなど、危なげないプレイを披露して見事討伐に成功。報酬は後日配信されるとのことなので、楽しみに待っていよう。
「モンスターハンタークロス」の最速ハンターが決定!
最新情報の発表後、「女子ハンター日本一決定戦」「親子ハンター日本一決定戦」「狩王決定戦」の決勝大会が開催された。
親子ハンター日本一決定戦
「親子ハンター日本一決定戦」の決勝戦では、ドスランポス/アオアシラ/イャンクックをニャンターモードで討伐することに。敵はあまり強くないが、攻撃力が低いニャンターでどのように立ちまわるのかがポイントになる。
討伐する敵が多いということもあり、堅実に攻めていくチームが多いかと思いきや、毒状態にしてニャンターの攻撃力の低さを補いつつ、接近戦を仕掛けて討伐するチームがほとんどだった。結果、チーム“激撃ち君”が7分26秒48で優勝した。
出場チーム
ユー&ハル
アルバカーキ
激昂ニャンコ
激撃ち君
ディノり隊
ドリームシアター
女性ハンター日本一決定戦
「女性ハンター日本一決定戦」では、ガムート/タマミツネ/ディノバルド/ライゼクスの討伐で最速タイムを競った。
エリアルスタイルの狩猟笛、ギルドスタイルの大剣という構成のチームがほとんどで、麻痺属性の狩猟笛で敵を動けなくさせ、毒状態にできる大剣で蓄積ダメージを狙っていくという作戦のチームが多かった。そのなかでも、敵が出現するタイミングで攻撃の準備を始め、上手く敵を拘束したチーム“俺の青春ティガレックス”がほかのチームよりも遥かに早い8分45秒78で勝利を収めた。
出場チーム
KUЯO*Sei
ニャ クルペッコ
天鱗 - TENRIN -
あのにゃむ太郎さん
俺の青春ティガレックス
相棒(狩)
狩王決定戦
「狩王決定戦」には各地区予選で勝ち残った15組と最終予選の上位3チームが出場した。1回戦はティガレックス/ナルガクルガ/ジンオウガの討伐、準決勝はラージャン/イビルジョーの討伐、決勝戦はガムート/ライゼクス/タマミツネ/ディノバルドの獰猛化の討伐と、毎回異なるモンスターと戦うことに。
出場チーム
シーソーbyしーがる
G.T.R
*きたくかい*
狩リシウム
ひめってぃあ
クロスタイル
ウェイホルルソイヤw
職業不定
Unshakable
Overflow
FnD
ジョーならいけてました
一生どうでしょうします
*蒼キング*
蒼
究極の二択
爆発先輩
眠らナイフ
1回戦はストライカースタイルのチャージアックス2人、エリアルスタイルのランスとストライカースタイルのチャージアックスなど攻撃重視の編成で挑戦するチームが多く、動きまわる敵にも関わらず罠などを上手く使って討伐していた。結果、“G.T.R”、“クロスタイル”、“一生どうでしょうします”、“Unshakable”の4チームが準決勝戦に出場することになった。
準決勝のクエストは、全チームがギルドスタイルのスラッシュアックス2人という編成で討伐に挑戦していた。スラッシュアックスは罠を持っていないので、どのチームも基本に忠実に敵の弱点部位を集中攻撃していたが、その中で“G.T.R”が6分18秒61で、“クロスタイル”が7分00秒28で決勝戦に進出した。
決勝戦の“G.T.R”と“クロスタイル”の試合は、両チームともにギルドスタイルの大剣とブシドースタイルのチャージアックスという構成で挑戦。獰猛化状態の敵は、黒い霧が発生している部位の攻撃力が大幅に強化されているので、その攻撃を的確に避けつつダメージを与えるのが重要になってくる。
最初にややリードしたのは“クロスタイル”だったが、“G.T.R”の大剣が自らHPを減らし、スキル“火事場力”を発動させて攻撃力を上げ、圧倒的なスピードでモンスターを撃破。特にライゼクスは降りてきた場所から動けないように拘束し、すぐに倒してしまっていた。そのままリードを広げ4体を討伐した“G.T.R”が、6分42秒26という記録で優勝を果たした。
最後に、小嶋氏は「ゲームは本当に良いなと思えました。本当にありがとうございました」と感無量のコメント。辻本氏は「この大会のために時間を割いていただき本当に感謝しています。このイベントは参加してくれたみなさんあってのものだと思います」とメッセージを送り、白熱したイベントは幕を閉じた。