アソビモは6月19日、スマートフォン向けアプリ「アルケミアストーリー」の声優オーディション最終審査会を、東京・大田区民プラザPioにて開催した。
「アルケミアストーリー」は、アソビモより配信予定のスマートフォン向けアプリ。スマートフォンで遊べるMMORPGでありながら旧来のRPGのよさを取り込むという「MMOJRPG」という新たなジャンルに挑戦している作品だ。
今回行われたイベントは、プレイヤーをサポートしてくれる相棒的な存在「YOME」を公開オーディションによって、プレイヤーに決めてもらおうというユニークなもの。合わせてプレイヤーにとってもっとも気になるであろう、ゲームに関する新情報も明らかにされたオーディションの模様をお届けしていく。
声優オーディションでは、超個性的な自己アピールが続出!
せいじろうさんによるMCの元、今回の最終オーディションの場へ臨むことになったのは、既に「アルケミアストーリー」へと出演が決まっている、男女合わせて30名の声優陣。声優としての仕事は今回が初めてというフィレッシュな面々も多く、それぞれに意気込みは十分。
男女合わせて4名という、「YOME」役への狭き門を争い、ここから各々2分間の自己紹介タイムが設けられることになるのだが、予想を遥かに上回る強烈な個性をもつ面々が次々と登場し、会場は大盛り上がり。
まず、エントリーナンバー1番の逢内みうさんがいきなり持参のコロッケや食材を取り出しながら「お料理行進曲」(事前にJASRACにしっかりと許可を得ているというオマケ付き)を熱唱したかと思えば、続くエントリーナンバー2番の鈴木鴻平さんが特技のヨーヨーを披露、エントリーナンバー7番・河村悠基さんは「アルケミア」での大喜利に挑戦というように、「これは声優オーディションというより大道芸人コンテストなのでは?」と錯覚してしまいそうになるほどバラエティ豊かな自己PRが連続。
もちろん、声優としての演技を見せる正統派のアピールもいくつもあったのだが、自作の物語を読み上げ、そこで登場人物を全て一人で演じ分けたエントリーナンバー13番・泰勇気さんや、エントリーナンバー30番・久木田かなこさん、老婆から幼児までの年齢変化を、下に何枚も着込んだ衣装を変えながら表現したエントリーナンバー28番・南さらさんのように、ただキャラクターのセリフを読むだけでなく、それぞれの個性を感じとれるような工夫が数多くなされていたのが印象的だった。
その他にも、ここには紹介しきれないほど個性的な自己PRが目白押しとなっていたので、ほんの一部を紹介。どれだけバラエティ豊かな面々が登場していたかが伝わるはずだ(なお、気になるオーディションの結果発表は、イベントの最後まで持ち越されることに)。
ゲームに関する最新発表では、気になるバトルシステムの詳細や今後の開発スケジュールが明らかに!
続く、ゲーム最新情報プレゼンステージに登壇したのは「アルケミアストーリー」のディレクターを務める橋本和明氏。
まずが改めて説明されたのは、「マルチキャストなしで、登場キャラクターの200体以上がボイス有」「物語は必ずハッピーエンドに」「MMORPG未経験者や昔のRPG好きだったユーザーに向けたシンプルなシステム」「2Dのイメージを残しつつ、3Dのよさを引き出す美麗なグラフィック」といった、これまでの発表でも明らかにされていた本作の概要。
それら数ある要素の中でも特に力を入れているのがキャラクターメイキングのシステムで、細かな髪色や瞳などの設定はもちろん、年齢や身長・体重をスライダー1つで調整できるようになっており、全ゲーム中でもトップクラスの細かさを目指して開発を行っているのだという。
さらに新情報としては、新たなイメージイラストが公開。今回描かれているのは主人公とパートナーの他、ゲーム中に登場する予定のキャラクターや魔物達で、4つの国を治める国王も含まれているという。さらにこのイラストにはエンディングを見ないと分からない重要なネタバレも隠されているそうで、あとから「こういうことだったのか」と納得できるようになっているのだとか。
また本作の大きな特徴となる、独自の漢字変換機能が搭載されることが決定。MMORPGというジャンルではリアルタイム処理を行う関係上、スマホの汎用入力を使ってゲームプレイ中に画面が隠れてしまうのは大きなネックとなる。そこでゲームプレイを阻害することなく常にチャットができるような入力方式が必要となるわけだが、橋本氏曰く、「慣れると口で喋るのとほぼ変わらない感覚で操作できる」のだそうで、その出来栄えにはかなりの自信をもっている様子だった。
加えて、ソロ・マルチモードの2種類を搭載し(デフォルト設定はマルチモード)、ゲーム画面の縦横を自由に切り替えられることも明らかに。ソロ・マルチモードの切り替えはいつでもワンボタンで簡単に行えるようになっており、他のプレイヤーから自身が見えなくなるソロモードに切り替えることで、MMOでの協力プレイに敷居が高いと感じているプレイヤーにも気軽に遊べるようになっている。その他のプレイヤーにとっても、電車の中など移動中はソロ、家に帰ったらマルチに、といったような使い分けも想定されているという。
さらにプレイヤーからもっとも多くの質問が寄せられた、バトルシステムに関する解説も行われた。
本作のバトルはオートアタックを基本とするリアルタイムのコマンド選択方式で、従来のRPGのMPにあたるパラメータも存在しない、非常にシンプルなもの。その代わり、スキルを使用するとHPが減少する仕様となっており、HPは成長していくにつれ上昇するため、育成が進めばかなりアグレッシブにスキルを使っていけるようになるという。
スキルは予め選択した6つの中から3つがランダムでコマンドに出現し、スキル同士を一定の順序で連続して発動させるとスキルのHP消費が0になる「チェイン」システムも実装される予定だ(ただしまだまだ戦闘システムについては調整中で、大きく内容が変わる可能性もあるそうだ)。
そしてファンにとってもはっとも気になるリリースの時期に関しては、まず9月頃にα版、年内にはβ版といった、形となったものをプレイヤーの手元に届けられることを目指して開発を進めているという。
また今回のイベントの来場者に向けた特別体験版が22日から1週間程度の間配信されることも発表され、リリースを首を長くして待っているであろうプレイヤー達から盛大な拍手喝采が沸き起こっていた。
なお対応機種としては、本作の開発がスタートした2年前の最新機種にあたる「iPhone5S」「NEXUS5」程度のスペックがあれば十分快適に遊ぶことが可能になっているようで、今後はそれより以前の機種でも遊べるよう、順次最適化を行っていくそうだ。
関智一さん&三森すずこさんも登場!見事オーディションを勝ち抜いた4人のは……?
その後には、今回のスペシャルゲストである関智一さん・三森すずこさんの両声優陣が、いよいよステージへと登壇。
実は今回、二人は何のどんな役で出演するかも一切聞かされていなかったそうなのだが、なんと本作で演じる役を、カードを引いて決めてしまおうという驚きの展開に。結果、三森さんは「魔王ちゃん(本名はマイカ)」、関さんは「フェンダーク(なぜか一方的に主人公に絡んでくる友人)」をそれぞれに引き当てる。二人は、たった今決まったキャラクターをその場で演技するという無茶振りにも見事に答えて会場の支持を集め、困惑しながらもそれぞれの役柄を正式にゲットしていた。
カードで引き当てたさまざまなお題に関連したトークを展開するコーナーも行われ、「ファンタジー世界でやってみたい職業」にまつわる話題では、「お花屋さんとか……」と女性らしい可愛げのある回答をする三森さんに、関さんが「ホントは違うんでしょ?」と鋭いツッコミを入れる一幕も。
実はこれが三森さんの図星をついていたようで、本当は姫や王妃といった、ファンタジー世界ならではの贅沢を満喫できる「セレブ妻」がいい、という素直な願望を暴露すると、会場は大爆笑。一方、関さんは「現実世界で絶対に使うことができない」という理由から、魔法使いになりたいと語っていた。

また二人は、「超大作」としてボイスも膨大な量を予定している本作の収録が、かなり大変なものになりそうであることを聞かされると、あまりにも無茶な形式で配役を決めた今回のイベントを例に挙げつつ、「楽しみよりも恐怖しかない」と早速収録に向けた不安を明かし、会場の笑いを誘っていた。
そして、いよいよイベントも大詰め。ここでオーディション終了後に行われていた投票の集計も完了したことで、ついにオーディションの結果が発表される。
数ある審査を勝ち抜き、来場したプレイヤー達に「YOME」として選ばれたのは、河村悠基さん、山本五郎さん、南さらさん、久木田かなこさんの4名。
大喜利で会場の笑いを誘った河村さん、いくつもの老けた「YOME」を演じインパクトを与えた山本さん、老婆から幼児へと逆行し衣装を次々と変えるアイディアで会場を沸かせた南さん、ユニークな物語と全ての登場人物の演じ分けを見せた久木田さんと、どれも非常に印象に残るパフォーマンスをした面々となっており、客席はもちろん、同じオーディションを受けた声優陣からも盛大な拍手喝采が鳴り響くという、会場全体が納得した様子で、4人の受賞を祝福していた。

最後は関さん、三森さんから4人に受賞記念の盾が手渡されると、声優としてようやくきっかけを掴んだ喜びに涙を流す受賞者の姿も。念願の「YOME」役を射止めた4人にとって、「アルケミアストーリー」が一生忘れられない作品となることは間違いない。
この個性的な4人の演技によって、どんな「YOME」が生まれることになるのか――ゲームのリリースを楽しみにしながら、是非とも自分の目で確かめて欲しい。

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