コーエーテクモゲームスは、2016年9月8日に発売予定のPS Vita用ソフト「下天の華 with 夢灯り 愛蔵版」について、パッケージイラストおよび新規イベントスチルを公開した。
本日公開されたパッケージイラストは、「下天の華」シリーズのキャラクターデザインを担当する漫画家・琥狗ハヤテ氏の描き下ろしとなっている。本作より追加されたイベント「罪の華エンド」を思わせる雰囲気のイラストで、“くのいち”の主人公と武将たちとのほの暗い情愛が描かれている。
また、追加イベント「シリーズ後日談」からは、天下の時流を冷静に見極める秀吉の軍師“黒田官兵衛”のイベントスチルが公開。夜も深まった頃、官兵衛の部屋を訪れた主人公との甘いひとときが描かれている。
さらに、公式サイトのリニューアルに伴い、本作からの追加要素の紹介をはじめ、自身の性格にピッタリな武将を見つけられる「オススメ武将診断」も公開されている。
黒田官兵衛 ダイジェスト
夜も深まった頃。城内の見回りを終えたほたるが、庭先から官兵衛の部屋を訪れた。
官兵衛「姫…」
言葉少なに想い人を迎え入れた官兵衛は、一見普段と変わらない。だが、表情や声色のわずかな揺らぎに、驚き交じりの喜びが感じ取れる。対するほたるは、どこか思いつめたような顔をしていた。
ほたる「…官兵衛殿、失礼します」
意を決したように官兵衛を見据えたかと思うと、距離を詰め、両腕で彼の胸をぐいと押す。官兵衛は一瞬目をしばたたかせたが、すぐにその意図を汲み、ゆっくり後ろへ倒れ込んだ。
ほたる「身動きすらしないのですか。従順ですね。…このまま何をされてもかまわないということですか」
揺らめく瞳に見下ろされ、官兵衛は感慨深げなため息をこぼした。
官兵衛「……いい、何をされても。俺は姫のことが――」
ほたる「待ってください」
ほたるは切なげに眉を寄せ、小さく「先に言うのはずるいです」とつぶやいた。
新規会話画面
信長 後日談
ほたるが信長に嫁いでからおよそ一年。蘭丸が動転している理由は?
百地 後日談
恋仲になっても態度が変わらない百地。自然、ほたるが押す形となるが…。