千葉・幕張メッセにて9月15日より開催中の「東京ゲームショウ2016」。ここではコーエーテクモゲームスブースで9月17日に行われた、「Winning Post」シリーズスペシャルステージの模様を紹介する。
本ステージでは、配信から5周年を迎える「100万人のWinning Post」のプロデューサー・山口英久氏と、9月にリリースされたばかりの「ウイニングポスト スタリオン」のプロデューサー・松枝正樹氏の2人が登壇。
さらに先日競馬番組で高額馬券をあてたことでも話題になった平成ノブシコブシの吉村崇さんと徳井健太さんも登場。ステージでは早速そのニュースで盛り上がりつつ、総勢4人でコーエーテクモゲームスが誇る競馬ゲームの紹介が行われることに。
まずは山口氏による「100万人のWinning Post」の説明が入ると、続いて5周年を記念したイベントやキャンペーンの数々が発表に。まずは伝説的ジョッキーである武豊さんとのコラボイベント。こちらは武さんの偉業を追体験できるイベントとなっており、ゲーム中のさまざまなシーンで武さんが実写で登場する。さらに武さんですら達成できていないミッションへの挑戦もでき、山口氏は「武豊尽くしのイベントを計画している」と胸を張った。
そのほか世界の競馬場を巡る「すごろくイベント」が復刻開催。これもただの復活ではなく、大リニューアルをかけているとのことだ。さらに勝てば勝つほど強敵が出現する新イベントの開催も予定しているという。
5周年に合わせてたくさんの企画が進行中だが、目玉はやはり武さんとのコラボレーションだ。武さんという存在について吉村さんは「レジェンド中のレジェンド、国民的スターですよ!」と声を張り上げると、徳井さんも「今の競馬人気は、武さんが乗ったオグリキャップが勝利を積み重ねたからこそです」と、その偉業を振り返った。特に徳井さんはトークにも熱がこもっていき、2001年のエリザベス女王杯などの思い出話を繰り広げていた。
次は松枝氏が最新作の「ウイニングポストスタリオン」を紹介。本作は今までスマートフォンでは実現しなかったリアルな3Dグラフィックと実況音声で楽しめる本格競馬ゲーム。徳井さんは早速本作をプレイしたそうで、手軽に競走馬を育成できるシステムを気に入った様子。また「馬のバイオリズムに合わせる必要があったり、調教の難しさも知りました」と話し、リアルな調教を味わえることも紹介していた。
このような説明を行っていると、観客席の片隅にはお笑いコンビ・ハライチの岩井勇気さんの姿が。これを見つけた吉村さんが壇上に呼び込むというサプライズも発生した。急遽出演することになった岩井さんだが、「ウイニングポストスタリオン」のゲーム画面を見ると、グラフィックの美しさに驚きを隠せない様子だった。それは徳井さんも同じで「このグラフィックでG1に挑戦できるのが気持ち良くてしょうがない!」と絶賛していた。
ここからは平成ノブシコブシの2人が競走馬をプレゼンし、より良かった方の馬を「ウイニングポストスタリオン」に実装するというチキチキ「推し馬」プレゼン対決がスタート。まずは吉村さんがサイレンススズカを「スタートからゴールまでトップスピード! 陸上でいえばウサイン・ボルト、お笑い界ならやすし師匠のような存在です」と力強くアピール。しかし、まくし立てるようなプレゼンはわずか1分で終わり、最後は時間を持て余してしまった。
次は徳井さんがディープインパクトのプレゼンを行う。ディープインパクトといえば、過去に6頭しかなし得なかった中央競馬クラシック三冠を達成したことで知られており、徳井さんはその中でも最速だったと豪語する。ここまでは良かったものの、途中から競走馬をモーニング娘。やAKB48といったアイドルに例えるという変わったプレゼンが展開。これには吉村さんも「僕の調教がうまくいかなくて…」と困った表情。
しかし観客の反応は吉村さんの言葉に反し、徳井さんを支持する人が圧倒的。これに納得しない吉村さんは松枝氏に「(サイレンススズカも)出してくださいよ!」と直談判。この熱意に松枝氏も折れたのか、なんとサイレンススズカも実装されることが無事に決定した。
最後の挨拶で吉村さんは「伝統を受け継いだ最高傑作になっていますので、よろしくお願いします」としっかり宣伝。だが、ここで途中参加の岩井さんは「結局、何のゲームなんですか…」とお笑い芸人らしくオチをつけ、会場を笑わせた。それでも岩井さんは「ダウンロードして遊んでみます!」と話し、会場を後にした。