2Kが本日12月20日にリリースする、PS VR向けタイトル「NBA 2KVR エクスペリエンス」をプレイフィールとともに紹介する。
2Kは、PS VR「NBA 2KVR エクスペリエンス」を2016年12月20日にリリースする(Oculus Rift/HTC Vive/Gear VR向けにも近日配信予定)。価格は1,620円(税込)。
本作は、まるで実際のコートにいるかのような臨場感を味わえるVR専用のスポーツシミュレーションだ。今回、そんな本作を2K Japanにて一足先にプレイすることができたので、本稿では、その魅力をお伝えしていきたい。
まず、ゲームの内容を簡単に紹介しよう。本作は、全4種類のミニゲームから成り立っている。どのゲームも数分で終始できるカジュアルな内容であり、気軽にバスケットボールのスター選手気分を味わえるものだ。以下がその内容となる。
3ポイントシュート
制限時間内にできるだけ多くの3ポイントシュートを決めて、最高スコア目指す。
スキルチャレンジ
ターゲットにボールを当て、跳ね返ったボールでシュートを決める。素早く正確にボールをターゲットに当て、ゴールに届けないといけない。
ブザービーター
ボールを10個使って、コートの中から時間内にできるだけ多くのシュートを決めよう。
Gatoradeブースト
Gatorade(ゲータレード)ブーストを手に入れて、精度、敏捷性、スタミナを強化しよう。
抽象的な書き方になってしまい申し訳ないが、本作の魅力は、自分が本当にバスケットのコートに立っているのかと錯覚するほどの圧倒的な没入感。これまで筆者はPS VRにてさまざまなゲームをプレイしてきたが、本作は実際のコートを再現しているため、ファンタジー世界へのダイブとは違った感覚を与えてくれるのだ。バスケキッズなら、一度は夢見るでろうNBAの舞台。そんな願望を、本作は叶えてくれる。
続いては、ゲーム部分に触れていこう。操作は至って単純で、ほとんどはR2やL2、スティック操作で完結できるものだ。筆者が体験プレイした際はスタッフも同席して色々とレクチャーしてくれていたのだが、その必要もないのではと感じるほどゲーム内容はシンプルだった。日本語ローカライズがされていないため、一瞬ハードルを感じてしまうかもしれないが、それは杞憂に終わるだろう。ぜひ先入観を取っ払ってプレイしてみてほしい。
ちなみに筆者は4つのミニゲーム全てをプレイしたのだが、一番のお気に入りは3ポイントシュートだ。3ポイントは、ダンクとならぶバスケの花形プレイ。その3ポイントを次々に決められる爽快感は他に代えがたい喜びである。筆者も、プレイ中にテンションが上がり、思わず「うおっ、オレ凄くねえ!?」と自画自賛してしまったのだが、その瞬間、同行した編集者のクスクスと笑うことがかすかに聴こえてきたのが少し恥ずかしかった。
閑話休題。タイトルに「NBA」が入っていることで、NBAの知識が必要かと言えば、まったくそんなことはない。それは、NBA知識皆無の筆者でも満足できたことが証明している。安心してほしい。
年末の大作ラッシュで、ゲームファンは忙しい毎日を過ごすことになるだろうが、「NBA 2KVR エクスペリエンス」は、大作の合間にサクッとプレイして気分転換できるカジュアルさがウリだ。本稿を読んで「ちょっとやってみようかな」と思った方は、喫茶店にでも立ち寄る感覚で、気軽にプレイしてみてほしい。