KONAMIは1月8日、東京ビッグサイトにて「実況パワフルプロ野球」シリーズのイベント「パワプロフェスティバル2016」を開催した。本稿では会場と、ステージイベントの模様をお伝えする。

「パワプロフェスティバル2016」はモバイルゲーム「実況パワフルプロ野球」やPS4用ソフト「実況パワフルプロ野球2016」のNO.1プレイヤーを決める大会や、プロ野球選手が多数登壇するステージの数々が楽しめるイベント。

会場はメインステージとサブステージ、さらにはファン参加型のアトラクションも多数用意され、老若男女さまざまな人が会場を訪れ、自由に楽しんでいる様子だった。サブステージで行われた「パワプロ」決勝大会では、各大会を勝ち抜いた優勝者が集結。さらには当日すぐに参加できる予選も行われたことも賑わいに拍車をかけていた。

シリーズ最新作や関連タイトルの試遊台も設けられていた。

アトラクションコーナーには、誰でも気軽に楽しめるゲームが2種類。「打倒!あかつき十傑!」は、あかつき十傑の描かれた的を狙うという内容で、見事ボールを投げ入れることができるとオリジナル缶バッチがプレゼント。時折ジャイアンツのマスコットキャラクター・ジャビットがスタッフの手伝いをすることもあり、その姿を写真に残す人も多かった。

もうひとつのアトラクションは「猪狩守の特設ブルペン」。左右に分かれた複数名が連続でキャッチボールを行うシンプルなものだった。こちらも多くの人が参加を希望し、慣れている人から子供や女性までキャッチボールを楽しんでいた。

ジャビットに限らず、この日はプロ野球のマスコットが集結。会場に現れると、記念撮影をする人が殺到していた。

歴代の「パワプロ」を体験できるコーナーも本イベントの大きなトピックだ。スーパーファミコンで生まれた初代「実況パワフルプロ野球'94」からニンテンドー64、PS2やゲームキューブとあらゆるハードを渡り歩いてきた「パワプロ」だからこそできる企画であり、足を止めて映像を眺める人も少なくなかった。

コーナーの片隅にはシリーズの歴史をたどる年表も。懐かしいポスターや今では貴重なパッケージも展示されていた。

オールスターチームが「パワプロ」で激突!

メインステージでは現役のプロ野球選手が登場し、「パワプロ」での対戦の魅力を語ったり、自身の選手データにつっこみをいれたりするなど、さまざまなテーマで盛り上がりを見せた。本稿ではその中から、プロ野球選手たちがゲームの腕前を競うエキシビションを紹介する。

このステージに出演したのはセ・リーグ代表の西村健太朗選手(読売ジャイアンツ)、松山竜平選手(広島東洋カープ)、平田良介選手(中日ドラゴンズ)。そしてパ・リーグ代表の大谷翔平選手(北海道日本ハムファイターズ)、川島慶三選手(福岡ソフトバンクホークス)、福田秀平選手(福岡ソフトバンクホークス)。さらにTKOの木下隆行さんはセ・リーグの、ますだおかだの増田英彦さんはパ・リーグの監督として参加した。

左から木下隆行さん、西村健太朗選手、松山竜平選手、平田良介選手
左から川島慶三選手、福田秀平選手、大谷翔平選手、増田英彦さん

エキシビションはPS4版を使用し、チームはセ・リーグ対パ・リーグのオールスター。3イニングを戦い、7点差でコールドゲームという内容。またゲーム中の選手交代は自由ということで、誰をスタメンで使うかも勝敗を分けるポイントになった。

まずは各チームのメンバーが打ち合わせでスタメンと打順を考えることになったのだが、どちらもかなり悩んでいる様子。セ・リーグはピッチャーに黒田、キャッチャー石原、セカンド菊池と優勝した広島東洋カープの選手で固めるが、阪神ファンでもある相手チームの監督、増田さんから「阪神の選手が入ってないじゃないですか!」と厳しいつっこみ。それを受けた平田選手は「(ピッチャーを)藤浪にしますか」と直前になって変更する一幕も。

一方のパ・リーグは全員でじっくり議論しながら打順を決めていく様子が印象的。ここで観客を驚かせたのは、外野に日本ハムファイターズの大谷、そしてピッチャーには千葉ロッテマリーンズの大谷を使うという、現実とは少し違った「大谷の二刀流」だ。これは他ならぬ大谷選手自身のアイディアだったそうで、「(ロッテの)大谷さんなら抑えてくれると思って選びました」と期待を込めていた。

スタメンが決まったところでいよいよプレイがスタート。1回の表裏は西村選手と福田選手が操作することになり、まずは福田選手がヒットを1本打たれるものの無失点で切り抜ける。その裏、西村選手は藤浪を操作することになるのだが、コントロールの悪さを突いてパ・リーグが5連打の猛攻を見せる。セ・リーグは瞬く間に4失点を喫してしまい、西村選手はたまらずピッチャー交代。ここで登板したのは西村、つまり自分自身を操作することになると、なんとか三振で後続を抑えていく。

2回は松山選手と川島選手がそれぞれ操作を担当。まずはセ・リーグの攻撃では2アウトまで簡単に取られてしまうが、そこから平田が会心のホームランを放つ。実はこの試合の平田は絶不調だったのだが、そんなハンデを跳ね返す一発で反撃へのきっかけを作る。それでも勢いが止まらないのがこの日のパ・リーグ。1回からの続投となった西村、さらに3番手の黒田も捕まえ3点を追加。これでスコアは7-1となった。

最後の3回は平田選手と大谷選手の対戦に。大谷選手は操作方法を教えてもらいながらプレイするほどの初心者だったが、対する平田選手は普段からパワプロをやりこんでおり、腕前はかなりのもの。この実力差が顕著に現れ、平田選手はホームラン攻勢で3点差まで追い上げる。しかし反撃もここまで、7-4でパ・リーグの勝利に終わった。

試合が終わると、増田さんは「藤浪を打ち崩した初回で決まったけど、阪神ファンなので複雑です」と話し会場の笑いを誘う。その藤浪を操作した西村選手は「試合を壊してすみませんでした」と謝る場面もあった。また平田選手はゲーム内のキャラクターがホームランを打っており、「自分もホームランを打てました。松山さんありがとうございます」と感謝していた。

最後にはスペシャルエキジビジョンとして、会場に招待された小学生と大谷選手が「パワプロ」で3打席勝負することに。小学生がバッター大谷、大谷選手はピッチャー大谷を操作しての対戦となったが、結果は小学生が3打数3安打の圧勝。ストレートを見事に打ち返されてしまった大谷選手は「プロの厳しさを教えようと思ったんですけど、打ち砕かれちゃいました」と苦笑いを浮かべる。

さらに小学生からは「メジャーに行っても頑張ってください」とメッセージが送られると大谷選手はタジタジの様子。大谷選手は「ファイターズで日本一になりたいと思います」と語り、ステージを後にした。

実況パワフルプロ野球2016

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  • 発売日:2016年4月28日
  • 全年齢対象
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  • 配信日:2014年12月23日
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    • 配信日:2014年12月18日
    • 価格:基本無料

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