Cygamesの子会社であるWithEntertainmentが開発を手掛けるタクティカルRPG「セブンズストーリー」が、まもなくリリースされる。ここでは、それに先がけて開催されたメディア向け体験発表会の模様をレポートしよう。
「セブンズストーリー」は2013年にMobageにて配信され人気となった、同名ソーシャルゲームのリメイク作だ。前作Mobage版で好評を博した本格タクティカルRPGとしての魅力はそのままに、ビジュアルやシステムなどを大幅パワーアップ。ストーリーも前作の世界観やキャラクターを引き継ぎつつ、まったく新しいものになっており、前作をプレイした人も新鮮な気分で遊ぶことができる。
物語は主人公のアルフが記憶喪失の少女・セプティムと出会うところから始まる。ゲームを進めることで新たな仲間との出会いや強敵との遭遇など、さまざまなイベントが発生。やがて、セプティムの記憶の秘密が徐々に明かされていくという流れになっている。
主人公のアルフ、相棒のラビィ、ヒロインのセプティム、冒険者のファルメアという4人のキャラクターを軸に冒険が展開されていくが、そのほかにも70人を超える多彩なキャラクターが登場予定とのことなので楽しみにしておこう。
バトルではキャラクターそれぞれの強力な固有スキルが使えるほか、異界より「幻晶獣」を召喚することも可能だ。幻晶獣は使用から一定のターンが経過すると発動する。攻撃力はもちろん特殊な効果を持つものもあり、どの幻晶獣をどのタイミングで使用するかが勝敗を分けるポイントになるという。また、召喚時に流れる迫力あるムービーも見どころのひとつになっているとのことだ。
相棒のラビィの存在も見逃せない。ミニゲームの「ガーデン」で好物のニンジンを育てて与えればラビィがさまざまにパワーアップ。育て方次第でいろいろな能力を発揮してくれる。うまく育てていけばバトルを有利に進められるようになるほか、ゲーム内通貨になる不思議なニンジンも栽培できるとのことなので、この部分も大いに注目したいところだ。
また、他のユーザーが育てたキャラクターとの対戦を楽しめる「アリーナ」機能も搭載。育てたパーティーで勝利し、ランキングを上げていけば豪華な報酬を得ることができる。ここでしか入手できないレアなアイテムやキャラクターなどもあると思われるだけに、チャレンジのしがいがありそうだ。
かわいらしいキャラクターを操作して本格タクティカルバトルに挑む
ここからは体験プレイのインプレッションをお届け。まず基本システムだが、ストーリーは章立てになっていてチャプターごとにバトルが発生。クリアすると新たなチャプターに進めるようになる仕組みだ。
序盤のストーリーも簡単に紹介しておこう。主人公のアルフと相棒のラビィは森の中で記憶喪失の少女・セプティムと出会う。彼女は魔族に狙われていたが、その魔族たちを率いていた男はなんと行方不明になっていたアルフの父であった。
とまどいながらもセプティムを連れて村に戻ったアルフは、同じくアルフの父を探す冒険者のファルメアと遭遇。父がルーツ王国を裏切った罪人として追われていることを知る。父を信じるアルフは真実を突き止めるべくセプティム、ファルメアと共に冒険の旅に出ることになる。
バトルのフィールドはクォータービュー視点の斜め見下ろし型。戦闘はターン形式で自軍と敵軍を交互に行動させていき、「敵をすべて倒す」などの勝利目的を達成すればクリアとなる。操作はいたって簡単で、マスをタップしてキャラクターを動かし、「攻撃」「待機」「チャージ」などのコマンドを選択すればいいだけ。キャラクターを選択すれば移動できる範囲が自動で表示されるので誰でも手軽にプレイできる。
「おまかせ」というオート機能も利用することが可能だ。これをタップすれば移動や攻撃などの行動をすべてAIが自動的に決定してくれる。いちいちコマンドを選択する手間が省けるので、ザコの相手が面倒というときにおすすめだ。また、このテのゲームに慣れていないという人は、まずこの機能を使ってキャラクターの動かし方やコマンド選択のコツをつかむといいだろう。
各キャラクターはそれぞれ固有のスキルをひとつ所持しており、「チャージ」というコマンドを使用して「SP」というエネルギーを一定以上貯めると使用可能になる。一撃で大ダメージを与えたり、複数の敵を同時に攻撃したりすることができる強力な技だが、「チャージ」を選んだ場合、そのターンが終わるまで移動も攻撃もできない。あえて行動せずに発動に必要なSPをためるか、通常攻撃で敵をある程度減らすか、プレイヤーの戦略が問われそうだ。
今回のプレイでは到達できなかったが、ある程度シナリオを進めると強力な「幻晶獣」も召喚可能になる。どうやら使用できるのはヒロインのセプティムのみで、発動まで数ターンかかるなどいろいろ制限もあるようだが、それだけにかなり強力で、戦局を左右する必殺技になることは間違いない。ド派手なムービーやエフェクトも含めてバトルの最大の目玉と言えるだろう。
また、各キャラクターにはそれぞれ火や水などの属性も設定されていて、これらの属性の相性によってダメージや被ダメージが変化する。敵の属性に応じて出撃するキャラクターを変えることで、より戦いを有利に進められるようになるわけだ。特にボスクラスの強力な敵が相手の場合、属性の相性を考えたパーティー編成が求められるだろう。
パーティーは4人編成となっているが、出撃時にサポートユニットを1名追加することが可能になっている。出撃時に複数のキャラクターの中から1名を自由に選ぶことができるが、参加できるのはそのバトルだけでクリアするとパーティーから離脱となるため、レベルアップしたり能力を強化したりすることはできない。
ちなみに、このゲームは他のプレイヤーをフォローする、いわゆるフレンドシステムが搭載されており、フォローしたプレイヤーはサポートユニットとして選択可能になる。強力な助っ人になってくれるので、ぜひひとりでも多くのプレイヤーと交流したいところだ。
アクセサリーでキャラクターのステータスを上げたり、特殊能力を追加したりすることも可能になっている。アイテムでアクセサリーを強化することもできるので、いろいろ試してみるといい。また、特殊なアイテムを使ってキャラクターのレベル上限を上げたり、スキルの威力を上げたりすることもできるなど、さまざまなキャラクターカスタマイズを楽しめる。
そのほか、多彩なキャラクターが入手できるガチャや達成するといろいろな報酬をゲットできるミッション、ログインボーナスなども用意。ストーリーを楽しむのはもちろん、キャラクター収集・育成や他のプレイヤーとのバトルなど、いろいろな遊び方ができるのだ。
アイテムでアクセサリーを強化したり、キャラクターのレベル上限をアップしたりすることも可能だ。 | |
ガチャは「ジェム」を消費することで利用できる。ジェムは課金のほかログインボーナスやミッションの報酬などでも入手することが可能だ。 |
プレイできたのは序盤の序盤だけだったので至って簡単だったが、前作Mobage版はシンプルながら歯応え満点のタクティカルRPGとして話題になっただけに、今回もかなりやり応えがありそうだ。とはいえ、敷居は非常に低く、初心者でも気楽に始められる。ストーリーもいろいろ謎がありそうで、こちらもかなり期待できそうだ。
対象OSはiOS(7.0以降)、Android(4.1以上)で、ともに近日リリース予定。スタートダッシュキャンペーンとして、新規プレイヤーにはレアキャラクター「エコ」をはじめとする豪華アイテムがプレゼントされる。さらに、事前登録達成人数に応じて特典が増えるキャンペーンも実施中なので、気になる人は今すぐ登録しておこう。