千葉・幕張メッセにて9月21日より開催中の「東京ゲームショウ2017」。スクウェア・エニックスブースで行われた、「ファイナルファンタジーXV」の最新情報を伝える「アクティブ・タイム・レポート TGS2017出張版(仮)」をレポートする。
マルチプレイを実現する拡張パック「戦友」は10月31日配信!
昨年11月に発売されてからもダウンロードコンテンツやアップデート、関連作品の発表などで絶え間なく話題を提供してきた「ファイナルファンタジーXV」。今後もダウンロードコンテンツの配信が予定されており、まずはオンラインでの協力プレイを可能にする拡張パック「戦友」に関する情報が公開された。
ここで登場したのは、「FFXV オンライン拡張パック:戦友」のディレクター・高橋和也氏。まずは高橋氏が、本DLCの内容をあらためて解説することに。「戦友」は、オンラインで最大4人のプレイヤーと協力してバトルクエストに挑む新モードだ。プレイヤーはさまざまなクエストを受注しゲームを進行していくことになるのだが、仲間と楽しむマルチプレイクエストのほか、1人で楽しめるシングルプレイクエストも用意されている。オンラインが苦手な人はこちらをメインに楽しむことも可能だ。
アバターを自由に作成できるのも魅力のひとつ。「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」にも通じる「王の剣の衣装」や、変わったところではガソリンスタンドのスタッフ衣装も用意されている。
また本モードは本編の主人公・ノクトが不在の10年間が舞台になっており、世界は暗闇に包まれている。そこでプレイヤーはクエストをクリアすることで、「送電」を行い、活動範囲を広げていく。活動範囲を広げていくと、世界中にいる避難民が仲間になり、それをリーダーに指名することも可能。リーダーによって、多彩なサポートが受けられるという。今回の発表ではチョコボポストの飼育員といった、本編でおなじみのキャラクターの登場が明らかになった。高橋氏によると、「本編に登場したキャラや、懐かしいキャラが出てくるかもしれません」とのこと。
もちろんクエストをクリアしたときには送電だけでなく、素材やギルも手に入る。素材からは新たな装備品を作ることが可能なのだが、このときアイテムを作るシドの演出が入る。アイテムのバリエーションも、本編よりもさらに自由になるとのことだ。
そして本作では「王の加護」という要素もあり、プレイヤーは多数存在する歴代王の1人を選ぶことで、さまざまな恩恵を得られる。攻撃力を上げたり、回復エリアを広げたりと効果も多彩なので、オンラインプレイでの役割に合った王を選ぶことが重要だ。ただし最初からすべてを選べるわけではなく、ストーリーを進めることで徐々に解放されていくという。
ステージではキングベヒーモスと戦う実機プレイも公開。味方の能力を上げたり、敵の攻撃を引き付けたりとプレイヤーごとの個性が光る仕上がりであることが伺える。なお、戦いの舞台となったのは荒れ果てたチョコボポストだった。本編ではのどかな風景が広がっていたが、まったく違う雰囲気を味わえそうだ。最後に、本DLCが10月31日に配信予定であることを発表したところで高橋氏は降壇、「FFXV」ディレクターの田畑端氏が登場した。
2018年には説明不足だった物語を強化
田畑氏が登場すると、まずは「FFXV」の関連コンテンツをまとめた「FINAL FANTASY XV UNIVERSE」に関する話題からスタート。gamescom 2017で発表されたWindows版について、ファンメイドのデータを導入するMODへの対応があらためて明言された。これにより、ユーザーがオリジナルのクエストを作って、ほかのユーザーに向けて配信することも可能になる。
また、2018年1月11日に発売予定の「ディシディア ファイナルファンタジー NT」にノクティスが参戦する。田畑氏は本作向けにデザインされたノクティスを見て「ディシディアらしい、ケレン味を持ったノクトになってます」と絶賛していた。同じく10月19日に発売予定の「いただきストリート ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー 30th ANNIVERSARY」にもノクティスが登場する。今回は同作品内に収録される、「FFXV」ステージも初公開。ノクティスの専用セリフも多いとのことで、田畑氏は「ノクティスがほかのキャラクターと本気で駆け引きするところを見てみたいですね」と期待を寄せた。
そして「FFXV」本編の今後について、まずキャラクターエピソードを掘り下げるダウンロードコンテンツの最新弾「エピソーイグニス」が12月に配信予定。TGS2017では「FINAL FANTASY XV UNIVERSE」のダイジェストPVの中で本DLCの内容を少しだけ確認できたが、10月には単独のトレーラーも公開予定だという。
さらに田畑氏は「来年1年間もコンテンツを提供していきたい」と名言。ファンから届いた声をもとに、説明不足だった物語の強化に注力していくと観客の前で語ると、会場からは温かい拍手が巻き起こった。具体的なスケジュールは明かされなかったものの、年内にロードマップを公開予定だというので期待して待ちたい。
「FFXV」が今後も続いていくことが決定したが、そのかわり「アクティブ・タイム・レポート」という形での情報公開は今回がラストになることも発表された。高橋氏をはじめとした新たなリーダーが育ってきたことで、田畑氏を中心に発信する重要性が薄れたからだという。しかし「ファンとの関係性を終わらせるわけではありません」と田畑氏。今後も積極的にファンとコミュニケーションを取っていくことを約束し、最後の「アクティブ・タイム・レポート」は終了した。