ストーリー面が大幅に強化!シリーズ初心者にも最適な、正当進化を遂げた最新作「地球防衛軍5」プレイインプレッション

ストーリー面が大幅に強化!シリーズ初心者にも最適な、正当進化を遂げた最新作「地球防衛軍5」プレイインプレッション

担当:

PS4

ディースリー・パブリッシャーが2017年12月7日に発売するPS4用ソフト「地球防衛軍5」。いよいよその発売も間近となる中、一足先に本作をプレイする機会を得た。ここでは、そのインプレッションをお届けする。

ミッションをこなしつつ、装備やキャラクターを強化

まず主なゲームの流れから説明していくと、プレイヤーは全地球防衛機構軍(EDF)の一員となり、侵略者から地球を守ること目的。クリアすることで開放されていくミッション(ステージ)選択型のTPSで、広大なフィールドを移動しながら、次から次へと出現する巨大な蟻や蜘蛛のような地球外生物たちを撃退していくことになる。

ミッション中に出現する敵を倒した際には、プレイヤーの体力を増加させるアーマーや、使用可能な武器などのアイテムが出現することもある。「地球防衛軍」シリーズでは、経験値でレベルアップすることはないのだが、それらのアイテムを集めていくことで自然とキャラクターが強化されていき、より難易度の高いミッションに挑戦できるようになる。

一度クリアしたミッションは何度でもプレイでき、万が一ゲームオーバーになってしまった場合でも、そのミッション内で回収していたアイテムの一部を入手可能。そのため、最初は難しかったミッションも、自然とプレイを繰り返していく内に難度が下がっていく。

こうした基本的な流れは従来の「地球防衛軍」シリーズとまったく同じ。ゲームとして非常にわかりやすいので、シリーズの経験者は当然のことながら、初心者でも戸惑うことなくプレイできる。

オンラインや画面分割での協力プレイは本作でも健在。
今回はソロ専用モードである「オフラインミッションモード」をプレイした。

そんな「地球防衛軍」シリーズの魅力といえば、まさに湯水のように次から次へと湧き出てくる巨大な敵の大群を前にした絶望感。そしてその強大な敵をアニメや特撮に登場するようなユニークな武器で、大量の敵をド派手に吹き飛ばしていくという爽快感だ。

一応、プレイヤーは地球を守るという目的で戦っているのだが、フィールドに存在するほぼ全ての建物が破壊可能となっており、どれだけ街を破壊してしまっても特にデメリットはない。全ては地球を守るためなので仕方がないのだ。

異星からの侵略者によって人類が滅亡の危機に瀕するという、ストーリーラインはこれ以上ないほどに真面目でシリアスな一方、ハチャメチャなプレイが許されてしまうという懐の広い世界観は、他のゲームでは味わうことのできない、「地球防衛軍」だからこそ体験できる楽しさだ。

「5」では、この建物や敵を倒した時の破壊表現も明確な進化を遂げており、敵を倒した際には体液を撒き散らし、爆発武器などを使用した際にも地形に攻撃の跡がしっかりと残るように。戦うことになるエイリアン達のおぞましさや、人類が置かれている戦場の過酷さをより実感できるようになっており、世界観への没入度がより高まった。

ただその分、リアリティが上がっているので、「昆虫がちょっと苦手……」という人はある程度覚悟してプレイに望んで欲しい。

同種の武器を獲得することにメリットが!新たな装備カテゴリも登場

ミッションを攻略する上で重要になってくるのが、プレイヤーが使用する武器の存在だ。本作には、「レンジャー」「ウイングダイバー」「エアレイダー」「フェンサー」の4つの兵科が存在しており、それぞれに使用可能な武器が全く異なっている。従来のシリーズ作と同様、武器は敵を倒した際に一定確率で入手できるようになっているが、本作から新たに「カスタム値」と呼ばれるパラメーターも追加された。

このカスタム値というのは、それぞれの武器がもつ固有のレベルのようなもので、カスタム値が高ければ高いほど優秀な性能を誇る。同名の武器であってもカスタム値が異なっていれば、異なる性能をもつ武器となる。

このカスタム値は、戦闘中に同種の武器を入手することで上昇する場合もある。本作では、一部の武器で敵との距離に応じて威力が減衰するという仕様が加わっているが、カスタム値を伸ばしていくことで有効射程を伸ばし、このデメリットを軽減することもできる。

今までは同種の武器を拾ってもまったく意味がなかったのだが、協力プレイで他のプレイヤーの進行を手伝う際などに、より進行度の高いプレイヤーにも、既に所持している武器を強化できるというメリットが生じるようになったのは嬉しいポイントだ。

また、新たな装備のカテゴリとして、「補助装備」と「プラズマコア」が追加された。これらはレンジャーやフェンサーならダッシュ性能や防御力の上昇、ダメージを受けた際の移動速度の減衰を軽減するなどの特殊効果があり、ウイングダイバーなら飛行能力が向上するターボコアやエネルギー効率に関わるラッシュコアなど、この新要素により戦闘を有利にするさまざまな効果を得ることができる。

補助装備の中にはレンジャーが投下可能な乗り物であるビークルの要請も含まれている。これによってエアレイダーだけではなく、レンジャーも功績に応じてビークルを呼び出せるようになった。

補助装備の性能はかなり個性的で、単純な数値の変更ではないバリエーションに富んだ内容となっているが、装備できるのはフェンサーを除いて1つのみ。今回プレイした序盤の範囲でも、どれを装備するか目移りしてしまっていたほどで、補助装備で何をチョイスするかは、大いにプレイヤーを悩ませる部分になりそうだ。なお、エアレイダーは「補助装備」がない代わりに携行できる武器が3つにパワーアップしている点も見逃せない。

挑戦するミッションごとにかなり細かい難易度設定が可能となっているのも「地球防衛軍」シリーズの特徴。「EASY」や「NORMAL」ならアクションゲームが苦手なプレイヤーでも気軽にプレイできるが、最高難易度である「INFERNO」では、凄腕プレイヤーが裸足で投げ出したくなるほどのヒリヒリした戦いを楽しむことができるようになっている。

難易度が上がれば上がるほど、性能に優れた装備を入手しやすくなっているので、キャラクターを強化しながらより難しいミッションに挑み、さらにいい装備をゲットする……という、いわゆる「ハック&スラッシュ」的な楽しさに病みつきとなってくる。失敗にデメリットがなく、難易度を1ステージごとに選択する方式なので、気軽に高難易度に挑戦できるのも嬉しいポイント。

武器の中には、オードソックスなアサルトライフルやショットガン、スナイパーライフル以外にも、遮蔽物に反射する「バウンドガン」、空中の敵に反応して攻撃を行う「エアインパルス」、地雷の様に設置する「クレイモア」など、特定の敵や限定的な状況で力を発揮するものも。何度もミッションをプレイしながら、クリアに最適な装備を見つけ出していくのも楽しみの1つだ。

今回入手できた序盤の装備の中で筆者のお気に入りは、レンジャーの「グレネードランチャーUM1-J」と、ウイングダイバーの「ライトニング・ボウ」。どちらも非常に扱いやすく、様々なミッションで活躍してくれた。

グレネードランチャーは爆発範囲が広く、リロードの速度も優れている。味方に誤射しやすいのがネックだが、
シングルプレイではさほど問題とならないため、大量の敵を相手にする際にはこれ以上なく心強い。
ライトニング・ボウはエネルギー消費と射程・威力のバランスに優れており、
癖が強いものが多いウイングダイバーの武器の中でも汎用性が高め。
初めてプレイするミッションなど、武器のチョイスに迷った際には何度もお世話になった。

また本作では、確率はそれほど高くないのだが、プレイヤーが選択していない兵科の武器もドロップするようになっている。まずはレンジャーやウイングダイバーで操作になれながら、面白い武器が入手できたら、エアレイダーやフェンサーといったアクの強い兵科にも挑戦してみるといいだろう。

ドラマ性が大幅に強化され、より感情移入できるように

「地球防衛軍」シリーズは、元々低価格の「SIMPLE2000シリーズ」の一作として発売されたタイトル。ゲーム性そのものもシンプルな作りだったこともあり、世界観やゲームシステムへの説明は必要最低限に抑えられていることが多かった。

対して本作ではゲーム開始時にチュートリアルも用意されるなど、シリーズ初体験のプレイヤーに向けた導入が非常に丁寧になっているのも特徴だ。

また「THE 地球防衛軍」と「THE 地球防衛軍2」、「地球防衛軍3」と「地球防衛軍4」はそれぞれで連なったストーリーが展開されていたが、本作は従来作とのつながりはなく、今回の敵勢力となる「プライマー」との最初の接触からが描かれる。

民間人としてEDF基地を訪れたプレイヤーは、その襲撃に巻き込まれ、成り行きでその戦闘に参加していく内に、やがて一人前の戦士へと成長していく……という、従来のシリーズでは見られなった、新たなドラマ性も満載。

今回のストーリーは非常に丁寧に進行していくため、自然と主人公への感情移入度も高まり、続きの展開が気になってしまい、ついつい止め時を見失ってプレイしてしまう魅力がある。序盤のプレイヤーはEDFの正式な隊員ではないのだが、正式隊員となるまでは全ての兵科に別のモデルが用意されているという凝り様で、ストーリー面の演出は特に大きな進化を遂げた印象を受けた。

個人的に嬉しかったのが、物語的にもゲームシステム的にも、友軍であるEDFの隊員たちが決してただのやられ役ではなく、ここぞという場面で活躍してくれること。プレイヤーが窮地に陥った場面で空軍の支援が入ったり、戦車部隊が援護に駆けつけてくれたりと、非常に心強い存在として描かれている。

ハードスペックの進化に伴い、マップ内にいる味方の数も大幅に増加しており、マップのさまざまな場所で戦っているメンバーを指揮下に入れることで、そのミッションの攻略が楽になるという要素も。シングルプレイにおいても1人で戦っているという感覚はほぼなく、まさに「人類の存亡を掛けた総力戦」という雰囲気を感じ取ることができるようになっている。

回復アイテムを取得すると周囲のNPCの体力も回復する。
おとりとして活用する他、できるだけ多くのNPCを生き残らせるように立ち回るのも楽しい。
レンジャー・ウイングダイバーの弱点が補われ、大幅に使いやすく!

冒頭でも触れたとおり、「地球防衛軍5」には、豊富な武器を使いこなす、もっともオードソックスな歩兵である「レンジャー」、空中を自在に飛び回る「ウイングダイバー」、広範囲に渡る攻撃と、味方の支援をして戦局を一変させる司令塔「エアレイダー」、2つの強力な武器を同時使用可能な重装歩兵「フェンサー」、4つの兵科が存在する。

エアレイダーとフェンサーは、使いこなすことができれば大きな戦果を期待できるのだが、癖が強く、相性の悪いミッションも存在するため、中級者以上のプレイヤー向け。今回は初めて体験するミッションのシングルということで、レンジャーとウイングダイバーをメインにプレイした。

特に大きく触り心地が変わったと感じたのが、唯一飛行能力を有し、エネルギーを消費した強力な武装の数々を使用することができる兵科であるウイングダイバーだ。

武器と飛行に使うエネルギーを共有しているため、エネルギー切れを起こさないような管理と、他の兵科に較べて耐久力がダントツで低いといった弱点はこれまでのシリーズと同様だが、本作からは「ブースト」と呼ばれる、レンジャーの緊急回避に相当するアクションを行えるようになった。

ブーストには一定量のエネルギーを消費するものの、空中を飛んでいる際に射撃で狙われた際や、地上にいる際にも回避行動を取れるようになったため、ウイングダイバー自体の使い勝手が抜群に良くなった。

筆者はレンジャーをメインとしていたのもあり、どうしても回避性能に不安の残っていたウイングダイバーを使いこなせないでいたのだが、本作に関してはすぐに操作に慣れることができた。特にレンジャーをメインに遊んでいるプレイヤーには、格段に扱いやすくなっている。

ブーストは移動する前後左右の方向をそれぞれ指定可能で、クルクルとバレルロールしながら誘導兵器をばらまいていく、某三段変形する戦闘機のサーカス軌道のような戦い方も。他の兵科にはできない、スピード感とテクニカル性に溢れた動きは、操作しているだけでも非常に爽快で楽しい。

一方レンジャーには、新アクションとして「ダッシュ」が追加された。ダッシュはスティック押し込み+レバー入力というFPS・TPS系のタイトルでよく採用されている操作で行うことができるのだが、本作でのダッシュは移動中に攻撃を行うことができず、停止時にも独特の慣性がかかるため、それらと同じような使い方は難しい。

その代わり、ダッシュ中はレンジャーの周りにサークルのような表示が出現し、範囲内にあるアイテムを回収することができるようになっている。「地球防衛軍」では、プレイ時間の内少なくない割合がアイテム回収に割かれることになるので、この新アクションの存在は本当に大きい。

また冒頭でも説明したとおり、前作ではエアレイダー専用となっていた「戦車」や「戦闘ヘリ」といった一部のビークルを、専用の補助装備を身につけることで呼び出せるようにもなった。

これまで弱点だった移動周りが劇的に改善されたことで、ゲームテンポも向上し、戦場に着くまで時間がかかってしまうというフラストレーションも大幅に軽減されている。

それ以外のアクションに関しては、従来と同様なのだが、レンジャーは移動、ウイングダイバーは回避という、これまでネックになっていた短所がピンポイントに補われたことで、どちらの兵科もかなり触り心地が変化している。シリーズファンには、ぜひ一度プレイして確かめて欲しいポイントだ。

知性をもった侵略者に対しては、対人戦のような立ち回りを工夫する必要性も

本作の主な敵となる異星文明「プライマー」。プライマーは人類にとって、謎の侵略者という立ち位置はこれまでの「フォーリナー」などと同様だが、今作では新たな兵器や敵が多数出現する。

中でももっともインパクトがあるのが、知性をもつ人型の敵が登場するという点。今回プレイした範囲では、その中の1つである巨大なカエルのような外見のエイリアン「コロニスト」が登場していた。

コロニストは様々な武器を使いこなすのに加え、その巨体に反してサイドステップや後転など機敏な動きでプレイヤーを翻弄してくる厄介な相手。さらに知性をもっているため、建物を遮蔽物として利用しようとしたり、周囲のコロニストと連携をとってプレイヤーに集中攻撃を浴びせてくることも。また手足がちぎれても時間の経過と共に回復する、異常な再生能力も有しており、非常にタフな相手でもある。

まともに正面から戦うと不利になってしまうので、建物を利用してコロニストに見つからないように接近しつつ、連携を取らせる前に撃破したり、位置を特定されないよう遮蔽物を変えながら移動するといった、立ち回りそのものを工夫することが重要。このあたりは、まるで対人戦のTPSを遊んでいるようなプレイ感覚に近いかもしれない。

中には、コロニスト達が占拠している工場地帯に侵入し、できるだけ見つからないように各個撃破することを目指す、これまでのシリーズにはあまりなかったタイプのミッションも用意されていた。

コロニスト達を降下させてくる「ランディング・シップ」、巨大なアリやクモといった侵略性外来生物を次々と転送させてくる「テレポーション・アンカー」、絶えずEDF軍に対して砲撃を行ってくる「巨大前哨基地」など、登場する敵のギミックもより豊富になった。ただ目の前の敵を倒すだけではなくバリエーションが増えたことで、ミッションごとのメリハリがつくようになり、長時間プレイし続けた場合でも単調さを感じることがなくなったという印象を受けた。

なお今回はPS4 ProではなくPS4でプレイ。本作では大量の敵が出現することに加え、破壊のエフェクトも従来作以上にド派手になっているため、処理落ちがどうなるかも気がかりだったのだが、一部ステージの演出的にどうしても処理が重くなる場面(テレポーション・アンカーが地面に突き刺さった瞬間など)を除いて、ほぼフレームレートの低下や敵表示の遅れを感じたことがなかったといってもいいほどで、その心配は完全に杞憂に終わっていた。

同じPS4タイトルである「地球防衛軍4.1 THE SHADOW OF NEW DESPAIR」以上に快適なプレイが実現されていたので、安心して欲しい。

全体のプレイを通して感じたのは、ファンから支持されてきた要素はそのままに、これまでやや物足りなかった要素をパワーアップさせるという、まさに「正統進化」と呼ぶに相応しいタイトルとなっているということだ。「地球防衛軍」ファンなら、プレイしないという選択肢はないと断言してもいいほど、素晴らしい出来栄えとなっていることは保証したい。

なお筆者は「地球防衛軍」シリーズはほぼ全作プレイしているのだが、元々扱いやすかったレンジャーとウイングダイバーがさらに扱いやすくなったのに加えて、ゲーム開始時の導入も丁寧になり、ストーリーの流れも理解しやすくなったことで、「5」はこれまでのナンバリングの中でも、もっともシリーズ初心者に適したタイトルだと感じられた。

これまで「地球防衛軍」シリーズをプレイする機会がなかったという人も、本作を機にEDFへと入隊し、地球を守るための戦いに参加して欲しい。

地球防衛軍5

ディースリー・パブリッシャーPS4パッケージ

  • 発売日:2017年12月7日
  • 価格:7,800円(税抜)
  • 17歳以上対象
地球防衛軍5

地球防衛軍5

ディースリー・パブリッシャーPS4ダウンロード

  • 発売日:2017年12月7日
  • 価格:7,800円(税込)
  • 17歳以上対象
地球防衛軍5

地球防衛軍5 デジタルプレミアムエディション

ディースリー・パブリッシャーPS4ダウンロード

  • 発売日:2017年12月7日
  • 価格:12,700円(税込)
  • 17歳以上対象
地球防衛軍5 デジタルプレミアムエディション
(C)2017 SANDLOT (C)2017 D3 PUBLISHER

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

関連ワード

ピックアップニュース

編集部のオススメ記事

最新注目ニュース

  • 12/11 UP 「リディー&スールのアトリエ」特設サイト
  • 軌跡シリーズ特設サイト
  • シャドウバースシリーズ特設サイト
Figgy

タグ検索

ジャンル

RPG
アクション
シミュレーション
スポーツ
テーブル
パズル
ノンジャンル

テーマ

アプリ

ハード

システム

その他

ニュース

外出中でもスマホで
最新ゲーム情報をチェック!

ゲーム総合情報サイト Gamer QRコード

お気に入りとして登録!

SNSでシェアする!

ゲームショウ

トップへ戻る