プロトタイプは、PS Vita用ソフト「ラッキードッグ1」を、2018年3月8日に発売する。
「ラッキードッグ1」は、ゲームブランド「Tennenouji」より2009年6月10日に発売されたPC用ボーイズラブアドベンチャーゲーム。
マフィアの世界を舞台に描かれるあまりに尖った内容から、コンシューマーへは移植不可能と言われたタイトルだが、満を持してPS Vita版の発売が決定した。
PS Vita版では、「ラッキードッグ1」の企画と原画を手がける由良氏により新たに描き下ろされたイベントスチルが多数追加。作品の世界観をより一層鮮やかに描き出している。
そのほかにも、壁紙集や、ボイスコレクション機能が追加、タッチスクリーンやPS Vita TVにも対応するなど、PS Vitaならではの魅力がつまっている。
PS Vita版の特徴
描き下ろしイベントスチルを多数追加!
PS Vita版では、「ラッキードッグ1」の企画と原画を手がける「由良」氏により新たに描き下ろされたイベントスチルを多数追加!「ラッキードッグ1」の世界をより一層鮮やかに描き出します!
「壁紙集」を追加!
PS Vitaのホーム画面およびスタート画面用にデザインされた壁紙を多数収録。最初から使える壁紙もあれば、特定のストーリーを読むと使えるようになる壁紙もあります。
「ボイスコレクション機能」を追加!
ゲーム中のお気に入りのボイスを登録して、何度でも繰り返し聴くことのできるボイスコレクション機能を追加。また、ボイスコレクションに登録したボイスをお好みの順番で再生できるプレイリスト機能もあり、ゲーム中のBGMを選択することもできるので、自分だけのボイスドラマを作ってお楽しみいただくことも可能です。
タッチスクリーン対応!
従来のボタン操作に加え、メッセージ送り、選択肢の決定、早送り&巻き戻し、選択肢ジャンプなどのあらゆる機能がタッチスクリーンにも対応し、PS Vitaならではの直感的操作で快適にプレイできます。
PS Vita TV対応!
PS Vita TVにも完全対応し、テレビにつなげば大画面でのプレイも可能です。
PC版の色味に近づける「色合い調整機能」付き!
PS Vita用ソフト「ラッキードッグ1」の原作はPC用ソフトのため、グラフィックは一般的なPC用液晶モニターにあわせて彩色されています。
一方、PS Vitaは構造そのものが液晶モニターとは大きく異なる「有機EL」を搭載した1000シリーズと、構造はPC用液晶モニターに近いものの黄色みがかった浅めの発色になる2000シリーズがあり、どちらも一般的なPC用モニターとはかなり違った色味になっていました。
そこで、代表的なPC用ディスプレイメーカー「EIZO」のLEDバックライトディスプレイ「EV2736W-FS」を初期出荷状態で使用し、そこで表示される色合いとPS Vitaの色合いを比較。
より「EV2736W-FS」の印象に近くなるように、PS Vitaで表示されるグラフィックの色変換を行う機能が「色合い調整機能」です。
「色合い調整機能」には以下の3タイプがあり、「タイプA」もしくは「タイプB」に設定した際には、それぞれの色合い調整の「適用量」も調節でき、お好みにあわせての画面設定が行えます。
「調整なし」
PS Vita TVでプレイする際や、各々のPS Vita固有の発色で楽しみたい方用です。
「タイプA」
PS Vita 1000シリーズの有機EL表示のビビッドな発色をおさえてPC版に近づけます。
「タイプB」
PS Vita 2000シリーズの液晶表示の色味を鮮やかにし、黄色みをおさえてPC版に近づけます。
プロトタイプ公式ウェブサイト内「色合い調整機能」紹介ページ
http://www.prot.co.jp/vita_display/
物語
物語は、その名を轟かせていたマフィアグループの幹部4人が芋づる式に逮捕されるという、前代未聞のスキャンダルから幕が開ける。
主人公はというと、刑務所の中。同じグループに属するマフィアの一味で、訳あって刑務所暮らしをしているが、一構成員でしかない主人公は、幹部が捕まっても、特に興味もなくのんびりと過ごしていた。
そんな時に、突如、チャンスは落ちてきた。一構成員である主人公が、マフィアのボスになれるという、人生最大のチャンス。そのチャンスを活かすか、逃がすか。それは「LUCKY DOG」と呼ばれる主人公の運次第。
キャラクター紹介
GIAN CARLO ジャン・カルロ
CV:タダノ ドウテイ
「男の嫉妬は見苦しいぜ?」
「LUCKY DOG」と呼ばれるほど、運のいい主人公。
見た目はだらしなく、いつもくわえ煙草に、唯一の大好物であるガムをいつも持ち歩いている。基本不潔で、格好や、体面などは全然きにしない。細かい事は気にせず、やることなすこと大雑把。
情が厚すぎるというのが、あげるとすれば唯一の弱点。若い頃から、逮捕されては数え切れないほどの脱獄を繰り返して来たが、一度も失敗した事が無い。
アフィアのボスが提示して来た「5人同時の脱獄に成功すればボスの座を譲る」という提案に、疑念を抱きながらも脱獄計画を実行に移すが……。
IVAN FIORE イヴァン・フィオーレ
CV:平井 達矢
「は?いきなり何だよ、保護司かテメー」
虎視眈々とボスの座を狙っている新参者。
ジャンも面識があるだけで、彼の事を詳しくは知らないが、のし上がるためには仲間を次々と蹴落とす事で有名。
しれっと嘘をつき、後は、知らぬ存ぜぬで押し通す。若くして登りつめただけあって野心は強く、強引なところも。
無駄口が多く他のキャラより切れやすいため、わりと足を引っ張るタイプ。ジャンの事を微妙に利用しようとしている節もある。
BERNARDO ORTOLANI ベルナルド・オルトラーニ
CV:浅野 要二
「大歓迎だよ、ハニー」
年齢の若い幹部の中では、最も古株。
義理堅く、仕事も正確。ジャンとは付かず離ずの間柄。馴れ合わず、お互いがいいと思う距離で付き合っている。
ただブラックジョークの言い合いをすることは多く、一見するととても近しい関係にも見える。ボスは絶対位置。
LUCHINO GREGORETTI ルキーノ・グレゴレッティ
CV:四季路
「無事にココを出たら、ボス?そんなのやめとけよ。もっと向いてる商売がある」
豪快で、金遣いが荒く、自然と人を惹きつける力を持っている。
気風がよく、細かい事にはこだわらない性質。だが、逆に高圧的で、高慢。自分に絶対の自信を持っているため、命令口調が多い。
無類の女好きで、ギャンブル好き。意外に利害関係を考え動く。
GIULIO DI BONDONE ジュリオ・ディ・ボンドーネ
CV:蒼井夕真
「殺して……ません。手加減しました」
何よりも殺しが大好きという、悪趣味な人物。
外見はさほど危険人物にはみえない。むしろ、好感をもたれるタイプ。
ボスのことは好きでも嫌いでもない、利用するうちは利用するといった関係。
殺しに関してのみ、仕事は確実で、右に出るものはいない。また、死体を見て興奮するという異常性も持つ。
BAKSHI CHRISTENSEN バクシー・クリステンセン
CV:錦戸智久
「アア、待ったぜ待ったぜ待ったぜ待ったぜえええ!待ってたぜ、この時をよ!――アア、嬉しいねえハッヒーヒャッハアア!」
いわゆるアメリカン・ギャング。非常に凶暴で血の気が多く、味方のギャングからも蛇蝎のごとく嫌われて怖れられている男。
外道揃いのギャングの中でも特に危険な男とされており、ギャングのリーダーの命令ですら無視して勝手に動くことがあるが、その破天荒な戦闘能力とそのワイルドな外見と言動からは想像もつかない冷徹な権謀を買われて、ギャング組織の幹部となる。
ジャン達から見れば、最悪のライバルキャラクター。
RAGTLIFFE VERHOEVEN ラグトリフ・フェルフーフェン
CV:篁翔
「えっと、ボク、養豚場も経営してるんですよ。知ってました?ブタさんって、雑食なんです」
抗争や粛清などで出た屍体を処理する、専門職の男。
ほかにも犯行現場の証拠隠滅、事故への偽装、戸籍の書き換えなども行う。
彼にかかると、人間ひとり、否、何十人もが、完全に世界から姿を消してしまう。
組織では、ベルナルドの部下として扱われているが、実際は単独で動く事も多い謎の人物。