KONAMIより2月上旬に配信予定のiOS/Android向けアプリ「クイズマジックアカデミー ロストファンタリウム」。配信に先駆けて行われたクローズドβテストのプレイレポートをお届けする。
目次
2003年にアーケードゲームで登場して以来、さまざまなコンテンツ展開を行っている「クイズマジックアカデミー(以下、マジアカ)」シリーズ。その魅力を活かしつつ、スマートフォンで楽しめるタイトルとして再設計されたのが、本作「クイズマジックアカデミー ロストファンタリウム」だ。
今回、1月15日から22日にかけて行われたクローズドβテストに併せて本作をプレイ。一足先にゲームの流れを体験する中で、筆者が感じたポイントを紹介していこう。
クイズを通じて楽しめる王道ファンタジーのストーリー
アーケードゲームとして展開してきた「マジアカ」シリーズは、基本的に全国のユーザーとクイズで対戦するというのが基本的な流れだったが、本作ではファンタジー世界を舞台に、クイズを通じてクエストをクリアし、ストーリーを進めていく。
「マジアカ」といえば、レオン(CV:檜山修之)、ルキア(CV:桑島法子)といった個性豊かな魔法学園の生徒が登場するのも魅力の一つ。本作のメインクエストでは、魔法学園で起こる事件に端を発し、おなじみのキャラクターたちが世界を救うために冒険を繰り広げる。ぽよよん♥ろっく氏がデザインしたキャラクターたちによる、フルボイスストーリーにも注目だ。
クエスト中は、出題されるクイズに正解すると敵にダメージを与えることができ、早く正解することでボーナスが発生するため、アーケードゲーム同様、いかに素早くかつ正確にクイズに回答するかといった「マジアカ」ならではの遊びが楽しめる。敵味方にはそれぞれHPが設定されており、最終的に相手のHPを0にすることができれば勝利だ。
クイズは○×、四択、連想、並べ替え、線結び、文字パネル、スロットといった、スマートフォンに適した形式が用意されている。序盤では簡単な問題が中心で、いかにクイズの正解を積み重ねて敵を倒すかというゲームの流れを確認することができたが、サービス後はクエストを進めることで難しい問題も登場してくるようなので、歯ごたえのあるプレイが楽しめることだろう。
パーティの編成と育成がゲーム攻略のカギ!
そして本作では、クエストに臨む際に最大4人のパーティを編成する必要があるのも大きなポイントだ。生徒は攻撃(常時クリティカル発生率アップ)、防御(確率でダメージ軽減)、体力(確率でダメージ反射)、器用(確率で先制攻撃)、回復(クイズを解くとHPが回復)と役割ごとに分類されているため、どのバランスで編成するかも重要になってくるだろう。生徒は魔法断章というカードを召喚によって1枚でも入手するとパーティに加えることができる。
また、生徒には体力、攻撃、防御などのステータスが設定されているが、それらを総合した魔力が強さの指針になる。特にパーティ全体の総合魔力をいかに上昇させていくかはゲームを進める上で欠かせない。生徒のレベルアップはもちろんのこと、魔法武器と魔法断章によってさらに魔力を底上げすることができる。それぞれバトルを有利に進めるスキルも用意されているので、手に入れたらしっかりと装備しておこう。
さらに魔法断章に紐づくかたちで「賢者の加護」と呼ばれる要素が用意されている。これは断章に秘められた「賢者の試練」をクリアすることで断章の修練値が上昇、パラメーターが永続的にアップするというものなのだが、ここに本作のマルチプレイ要素が存在する。
シンプルなマルチプレイでサクサクと遊びやすく
本作ではメインクエストによるマルチプレイは用意されておらず、先述の「賢者の試練」がマルチプレイ専用クエストというかたちになる。メインクエストはスタミナを消費するのだが、「賢者の試練」ではスタミナを消費しないため、好きなタイミングで遊ぶことができる。
「賢者の試練」では、断章を選択してマルチプレイ申請を行うことで、同一の断章で挑むメンバーを、自身を含む最大4人までピックアップ、その上でプレイを開始することになる。一度クイズが始まるとプレイは非同期で、クイズも異なる問題が出題される。つまり、自分自身のプレイに集中したまま、結果だけを共有し合う緩やかなつながりを楽しむ構造となっているのだ。
そして、マルチプレイ限定の新クイズ形式も登場するなど、協力はしつつも「マジアカ」ならではの競争も楽しめるようになっているのも魅力的だ。
クイズアプリとしてのシンプルな作りの中に「マジアカ」らしさが
今回のプレイで感じたポイントは以上の通り。スマートフォン向けタイトルならではのシンプルな遊びに仕上げつつも、要所で「マジアカ」らしさも盛り込んでおり、これまでのシリーズを知らない人から「マジアカ」ファンまで、幅広く遊びやすいゲームになっているように感じた。
加えて、今回は体験できなかったアーケードゲームとのプレイデータ連動もどのような内容になるのか気になるところ。現在事前登録も実施中なので、忘れずにチェックしておこう。