2月9日から2月11日の期間、幕張メッセにて開催された「ジャパンアミューズメントエキスポ2018(JAEPO 2018)」。バンダイナムコエンターテインメントブースでは、「湾岸ミッドナイト マキシマムチューン6」のステージイベントが行われた。
「湾岸ミッドナイト マキシマムチューン6」は、楠みちはる氏による漫画作品「湾岸ミッドナイト」を題材にしたアーケード用レースゲームの最新作。シリーズの特徴であるレースの楽しさはそのままに、さまざまなモードがパワーアップしたファン待望の作品だ。
「JAEPO 2018」のバンダイナムコエンターテインメントブースには多くの試遊筐体が用意され、腕に自信のあるプレイヤーが早速しのぎを削っていた。またステージでは本作の最新情報を紹介するイベントも開催された。本稿では、そちらの模様をお伝えする。
原作漫画でもおなじみのポルシェがついに実装!
壇上には本作のメインディレクターを務めるヤカタヒロキ氏と、お笑いコンビ・ライスの田所仁さん、関町知弘さんが登場。まずはヤカタ氏が、シリーズ最新作の特徴をまとめて紹介することになる。
本作最大のポイントは、従来の作品にも搭載されていた分身対戦が「多人数分身対戦」となった点だ。これまでも他プレイヤーの分身との対戦ができていたものの、1vs1のみのレースだった。それが今回は1vs2、1vs3といった、より多くの台数と同時にレースを楽しめるように変化する。これに伴い、分身として登場する車の思考も進化しており、こちらが前に出ようとするとブロックしてきたり、さらには分身同士で順位を争ったりと、実際の人と対戦しているかのような臨場感を味わえるという。
また車のドレスアップパーツは最新のトレンドにリニューアルされ、新規ホイールメーカーとしてBBSも追加。車種としてはポルシェがついにゲーム内に登場する。ポルシェといえば、原作漫画ではメインキャラクターの1人である島達也が乗っている車。それだけに、ファンからゲームへの実装を望む声も大きかったとヤカタ氏は語る。今回はポルシェから911最新車など4車種が実装、もちろんすべてドレスアップ可能だ。
最新作ということで、描かれるストーリーも大幅に増量。「友也編」、「マコト編」、「ユウジ編」、「荻島編」と、合計で40話が追加され、これで原作のストーリーを簡潔まで体験できることになる。これに合わせて最高馬力もMAX840に上がり、今まで以上のハイスピードバトルが展開する。
イベントの途中では、ライスの関町さんが実際に多人数分身対戦をプレイする一幕もあった。ゲームは好きなものの「最近はなかなかゲームセンターに行けない」という関町さんは、試遊バージョンではもっとも難易度が低い福岡のコースを選択。しかし分身として登場したライバル車の実力は想像以上で、善戦こそしたものの残念ながら最下位に終わってしまう。それでも関町さん自身は楽しめた様子で、初めてプレイする人でも楽しめることをアピールした。さらに田所さんも「応援するだけでも白熱しちゃいますね」とプレイ映像を見入っていた様子だった。
また2人がグラフィックの美しさにも感動したことを話すと、ヤカタ氏は「コースから見える景観も見直しました」とコメント。過去の作品では建っていなかった実際のビルも、しっかり再現されているという。
イベントのラストには今後のスケジュールとして、「湾岸ミッドナイト マキシマムチューン6」が2018年7月より稼働開始予定であることが発表となった。連動アプリも新しくなり、友達や店舗のプレイ状況が分かり、乱入対戦がスムーズに行えるようになる。
前作「湾岸ミッドナイト マキシマムチューン5DX+」を使った日本最速王座決定戦2018の開催も決定。こちらは店舗予選が3月24日から始まり、参加賞として「HONDA S2000 TypeS(AP2)」が贈られる。ここで1位を獲得した人は、6月17日に秋葉原UDXで開催の決勝大会に参加できる。
最後にヤカタ氏は来場したファン、生中継の視聴者に感謝の気持ちを伝えるとともに「7月の稼働に向けて絶賛開発中です。ぜひご期待ください」とメッセージを残し会場を後にした。