東京・新宿のパセラリゾーツ新宿本店1Fに、2018年3月23日、「モンハン酒場」がオープンする。正式オープンに先駆けて、3月20日に関係者向け内覧会及び試食会が開催されたので、その模様をお届けする。
「モンハン酒場」の店内を紹介!
この日はカプコンの辻本良三氏が、最新作の「モンスターハンター:ワールド」(以下「MHW」)に登場するネルギガンテの双剣「残滅の爪」を装備して、ステージに登場した。
この「残滅の爪」は店内に飾られる装飾品のひとつで、残念ながら店内では実際に触れることは出来ないが、写真に収めることなどは可能なので、ぜひ実物を見てみてほしい。
まずは、気になる実際の店舗内部の様子をお届けしよう。
店内は全体的に「モンハン」シリーズの酒場をイメージした木目調で統一されている。
辻本氏が装着していた「懺滅の爪」も早速店内にレイアウトされている。これまでの「モンハンフェスタ」などで展示されていた、大剣「バスターソード」や太刀「飛竜刀」などお馴染みの武器も。どれも実物大の大きさなので、迫力がある。
そして、店の角には片手剣「ヒーローブレイド」もそっと展示されている。覚えのある人は、あの効果音を口ずさみながら、「ヒーローブレイド」を手にしてみてほしい。
カウンターには、「モンハン酒場」店長の姿も。とても気さくなお兄さんで、「モンハン酒場」のメニューを考えた立役者でもある。店内には受付嬢もいて、実際に店舗内の業務に携わるという。受付嬢は日替わりだそうだが、お気に入りの受付嬢を求めて通いたくなること請け合いだ。
二人そろって、「モンハン酒場」の名物となることだろう。
他、店内には「MHW」が遊べるPS4が4台用意されている。辻本氏曰く「店内で遊べるキャラクターは、訪れた人たちが少しずつ成長させていってほしい」とのことだ。
また、辻本氏自らが作成したキャラクターもいるので、ぜひそのキャラクターで遊んでみてほしい、とも述べていた。訪れるたびに、前に自分が触ったキャラクターの成長を確認してみるのも楽しみの一つではないだろうか。
もちろん、店内で仲良くなった他のハンターと一緒に狩りに行くこともできる。
「モンハン酒場」のさまざまな気になる点を紹介!
続いて、「モンハン酒場」の営業時間やサービスなどの詳細について紹介していこう。
営業時間は、平日17時オープン、23時クローズ。土・日・祝日は11時オープン、そしてクローズは28時(午前4時)となっているため、夜明けまで盛り上がれるとのことだ。だが、混雑時は90分制になるので、注意してほしい。
チャージ料として500円(税込)がかかるが、「モンハン酒場」オリジナルコースターが付く。オリジナルコースターは日替わりということなので、コンプリート目指して通いたい。
「モンハン酒場」はWeb予約が可能で、公式サイト(http://www.paselaresorts.com/collaboration/mhsb/)にて予約を受け付けている。
オープンからしばらくの土日はほぼ予約が埋まってしまっているが、4月に入ればちらほらと空いている日時もあるので、気になる人は忘れずに予約をしておくといいだろう。
今ならオープニングキャンペーンで来店者にもれなく100ゼニー(1z=1円)分の「お食事券」がプレゼントされるが、なくなり次第配布終了となる。
また、「モンハン酒場」では、「ギルドカード」という名のポイントカードを導入するとのこと。来店回数に応じて酒場ランクが上がり、そしてギルドカードをコンプリートすることでさまざまなノベルティをゲットできる。
ギルドカードは、フードの注文数、ドリンクの注文数、来店回数などのポイントの他、「勲章」という欄もあり、この勲章はギルドカードに書かれている「ちょい辛メニュー完食」「SNS投稿」など、カードに書かれている様々なクエストを完遂することでスタンプを押してもらえる。
ギルドカードは全部で4種類あり、勲章のチャレンジ項目はその4枚で全て違うそうだ。他にどのようなチャレンジがあるのかは、実際にギルドカードを確認してみてほしい。
なお、ノベルティの「モンハン酒場」オリジナルコインは全5種で、ギルドカードを1枚クリアするごとにもらえる。
歴代パッケージビジュアルがプリントされた、A4サイズのアクリル楯は全14種で、ギルドカード4枚目をクリアする毎に好きな柄をひとつもらうことができる。
そして黄金に輝く「モンハン酒場」オリジナルゴールドプレートは、全3種。こちらはギルドカード4枚の勲章を全てクリアすることで好きなデザインをひとつ選んでもらうことができるので、ハンター諸君はぜひこれらのレアアイテムを目指して「モンハン酒場」を周回してほしい。
他にも、店内では「モンハン酒場」のオリジナルグッズや、これまでに発売された「モンハン」グッズを購入することもできる。
店長さんが持っている木樽風のジョッキは、マイジョッキとして店内で使用することが可能で、有料オプションとなるが名入れサービスも行っているとのことだ。
「モンハン酒場」のオリジナルマグカップや、オリジナルポップコーンなども用意されているので、遠方に住んでいてなかなか来店できないハンター仲間へのお土産などにもぴったりではないだろうか。
いざ、実食!実際のメニューを食べてきた!
実際、どのようなメニューが用意されているのかは気になるところだろう。「モンハン酒場」のメニューは、ドリンクとフードをあわせて約90品もある大ボリューム。中には大人数で食べることを推奨しているようなメニューもある。
この日試食できたメニューの大半は、「モンハン」シリーズを象徴するかのような肉料理だった。数百グラムのステーキを余裕で完食する超肉食系女子の筆者が、この日用意されていたメニューの全てを試食してきたので、ぜひ実際に訪れる際の参考にしてほしい。
なお、写真や価格がないメニューについては、実際の店舗にて確認してもらえればと思う。
狙え億万長者!拾えうろこチョコレート!!
追い剥ぎの装衣で落ちるうろこをイメージしたチョコレート。瓶に入ったチョコレートを制限時間内に皿に移し、皿に移し切れた分だけ食べられるというチャレンジメニューだ。なお、1枚も取れなかった場合は店員さんがフォローしてくれるとのこと。
ポポノタンの氷結盛り
こちらは厚切りのスモークタンで、スモークの風味が豊か。厚切りのため、食べ応えも充分だ。肉好きにはぜひ食べてほしい。
リュウノハラミ
「MHW」に登場する食材「リュウノハラミ」は、鶏肉の炭火焼きといった風の料理。シンプルな味付けの鶏肉はそのままで食べてもこんがりとした炭火の風味でおいしくいただけるが、辛いのが好きな人はソースをつけて食べよう。
受付嬢特製アステラシュラスコ 1,780円
フライドフィッシュと、フランクフルト、海老のフリッターの盛り合わせで、ケチャップとマスタードの2種類のソースがつく。同時に色んな味が楽しめるが、比較的ボリューミーなので、パーティ推奨メニューだ。
フルフルのブヨブヨ生春巻き
こちらは野菜たっぷりの生春巻き。ライスペーパーをやわらかめに戻してあるのか、一般的な生春巻きに比べてかなりもちっとした皮の感触を楽しめ、まさにフルフルのブヨブヨといった風だ。
イャンクックのから揚げ
鶏の脚までこんがりと揚げられた、鶏のから揚げ。ジューシーなから揚げは、どんな時でも間違いがない一品。肉食系ハンターには欠かせないメニューだ。
はじけくるみのトライフル プケプケの毒液漬け 750円
小さなキューブ状にカットされた、ヨーグルトの風味が強いレアチーズケーキ。中に細かく砕いたくるみが入っていて、シャーベットのようなシャリっとした爽やかさもあるデザート。プケプケの毒液に見立てたブルーベリーソースもよく合っている。
みんなでシェアもしやすく、甘いものがあまり好きではないという人でも美味しく食べられるデザートで、筆者の一番オススメの一品。
上手に焼けました! こんがり肉 880円
「モンハン」と言えば、この肉! 骨にまるっとついた肉は見た目だけで迫力があるが、ミートローフのようなものに薄切りの豚バラ肉を巻いているので、塊肉のような噛み応えのある肉ではない。また、トマトソースがさっぱりしているのと粒マスタードの相乗効果で、意外とぺろりと食べられる。
迷ったら、食ってみろ!
受付嬢の名言メニューは、たこ焼き。中にひとつだけ激辛わざび入りのたこ焼きが混ざっている、チャレンジメニュー。どれが激辛なのか、外側からではまるでわからない。
なので、「迷ったら、食ってみろ!」
燼滅刃の尾
ディノバルドの名前を冠したメニューは、まさにディノバルドの尾のごとく巨大な竜田揚げに真っ赤な香辛料がたっぷりとかかっている。
そのためメニューで写真を見ると辛いのが苦手な人は敬遠してしまいそうだが、意外と辛くない。むしろ程よい香辛料の辛さが食欲をかきたててくれる。
料理長の“秘儀”石焼きステーキ
「MHW」の料理長が焼いてくれる、あの美味しそうなステーキを再現。とにかく肉好きにはぜひとも食べてほしい一品。少しレアに焼かれた肉は、ステーキソースもいいが、さっぱりと塩で食べるのが筆者のオススメだ。
この肉はいくらでも食べられる、というくらい、肉好きにはたまらない一品。付け合わせのじゃがいものローストなどもしっかりお腹にたまるので、がっつり食べたい人にオススメ。
天眼タマミツネの泡泡バーグ 950円
豆腐ハンバーグのようなふわふわの触感なハンバーグで、「肉は重い…」という女子ハンターにオススメなメニュー。ソースもふわふわなタマミツネらしい軽やかさで、ちょっとおなかが物足りないけれど肉や揚げ物は多すぎる、というような時にもちょうどいい一品。
熔山龍ローストビーフ丼
肉をゾラ・マグダラオスのうろこに見立てたという、ローストビーフ丼。絶妙な火入れ加減のローストビーフは脂と赤身のバランスが良く、一口食べるだけでじゅわっと牛肉の旨味を感じられる。もちろんご飯との相性も抜群。みんなで少しずつシェアするも良し、ひとりで来たときにがっつり食べるのも良いメニューだ。
祝! ラオシャンロン討伐
牛のステーキに鶏肉のステーキ、ミートローフという山盛りな肉の盛り合わせで、まさに目の前に立ちふさがる肉の量はラオシャンロンのような巨大さ。複数人で食べるのを推奨する量だが、肉にあわせるソースも塩、わさびベースのソース、醤油ベースの和風ソース、デミグラスソースと4種類もあるので、色々と味を変えながら食べることができる。
わさびソースは個人的にかなりのヒットだったので、トライしてみてほしい。
料理長自慢のローストチキン 2,990円
丸鶏を使ったローストチキン。こちらは前日までに予約が必要なので、チャレンジしてみたい人は必ず店に連絡をいれておこう。肉汁たっぷりな丸焼きは、ハンター仲間でかぶりつくにはぴったりだ。手が汚れるのを気にしないで、みんなで手づかみで食べてほしい。
きっと絆も深まる、そんなメニュー。
植生研究所栽培のバーニャカウダ
ピーマンやパプリカ、プチトマトなど、生の野菜がたっぷりと食べられるバーニャカウダ。野菜が食べたい女子ハンターに嬉しいメニューだ。
コクのあるバーニャカウダソースは、お肉につけて食べたりしても美味しい。ステーキにちょびっとつけたり、鶏のソテーにつけたりしても味わってみてほしい。
火竜の火炎スープ 730円
こちらはきのこや野菜がたっぷりな、辛さが強めなスープとなっていて、まさに「火炎」スープといった感じだ。具だくさんなので意外とお腹にたまるスープで、スープというよりは鍋に近いような感覚で食べると良いだろう。
鍋番アイルーの野菜スープパスタ
ミルク風味のスープパスタで、野菜の甘さも際立ち、優しい味になっている。肉料理が多い中でしっかり野菜が取れるメイン料理のひとつなので、女性ハンターは押さえておきたい一品。
テオ・テスカトル 炎王龍 スーパーノヴァカレー
カツカレーだが、カレーのルーは「炎王龍」という名に相応しい辛さだ。市販のカレーのルーだと辛口か、それよりももう少し辛いくらいの辛味がある。しかしこのカレーのルーがとてもコクがあって美味しく、トンカツもご飯もいくらでも食べられるというくらいなので、辛味が平気な人はぜひ食べてみてほしい。
ドリンクメニューをまとめて紹介!
オソラノエボシ 690円
ネルギガンテ 790円
ネルギガンテの角に見立てているのはマシュマロで、ネルギガンテの凶悪さとは裏腹に甘いドリンクだそう。
パオウルムーのカシスビア 790円
リオレイア・・・?亜種!! 790円
回復薬グレート? 730円
回復薬は自分で調合するそうで、「?」マークがついているのは失敗することもあるかららしい。3種類のリキュールを適当に入れてしまうと、変な味になってしまうこともあるとのことなので、気を付けよう。
瘴気の谷水 790円
「モンハン」と言えば、肉。…というイメージからまったくブレることがなく、肉の暴力か、というくらいの肉だった。決して手抜きのない、コラボカフェのメニューとしては申し分のないクオリティの、肉、肉、肉。
肉好き女子としては、これだけの肉に囲まれれば幸せしかない。塩で食べられる肉は、絶対に美味しい!(断言)
メニューのラインナップを見ても、とにかく肉を食べたい男性ハンターはもちろんのこと、女性ハンターを意識したメニューもきちんとあり、肉に偏ってはいるもののちゃんとどんなハンターが来ても楽しめるメニュー作りがされていると感じた。
狩友と訪れるも良し。恋人同士のデートで訪れるも良し。新たな狩友との出会いを求めて訪れるも良し。モンハンの世界に浸りたいために訪れるも良し。ギルドカードを埋めて、レアなアイテムをもらうために通い詰めるのも良し!
どんな目的でもきっと楽しめる「モンハン酒場」。本日掲載できなかったメニューも色々探求してみたい、そんなハンターもいるだろう。
ぜひとも自分なりの楽しみ方で、この場所を存分に満喫してほしい。
HUNTERS BAR 「モンハン酒場」
URL:http://www.paselaresorts.com/collaboration/mhsb/
所在地:〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1-3-16 パセラリゾーツ新宿本店1F
開店日:2018年3月23日(金)
営業時間:
■OPEN 【平日】17:00 【土・日・祝日】11:00
■CLOSE 【平日・祝日】23:00 【金・土・祝前日】28:00
チャージ:チャージ料金500円(税込)「モンハン酒場」オリジナルコースター付き