アークシステムワークスが、5月31日に発売を予定しているPS4/Nintendo Switch/Steam用ソフト「BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE」。初心者から上級者まで楽しめる本作の魅力を一挙紹介!

目次
  1. 「BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE」ってどんなゲーム?
  2. (おそらく)史上最も易しい格ゲー!##point1
  3. パートナースキル周りの攻防が最高に熱い!##point2
  4. 個性豊かな4タイトルの特色を一挙紹介!##point3
  5. 「BLAZBLUE」
  6. 「ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ」
  7. 「UNDER NIGHT IN-BIRTH」
  8. 「RWBY」
  9. 幾つもの物語がクロスする化学変化を楽しもう!##point4
  10. 「BBTAG」エピソードモードのプロローグを紹介
  11. とにもかくにもまずは触ってみよう!
  12. オープンβテスト概要

「BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE」ってどんなゲーム?

「BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE(以下、「BBTAG」)」は、夢のタッグバトルを楽しむ事ができる2D対戦格闘ゲームだ。

アークシステムワークスがこれまで関わってきた「BLAZBLUE」、「ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ」、「UNDER NIGHT IN-BIRTH」に、3DCGアニメーション「RWBY」を加えた4タイトルから人気キャラクター達が参戦し、作品の枠を超えた熱いバトルを楽しむことができる。

「RWBY」を除く3タイトルは、それぞれが独立した対戦格闘ゲームとして稼働しているため、一見するとシリーズ・格ゲーファン向けのタイトルとして映るかもしれないが、実はまったくそのような事はなく、むしろ格闘ゲームを初めて遊ぶ初心者への配慮が随所に行き届いたタイトルになっている点を、ここでは強調しておきたい。

詳しくは後述するが、簡単なコマンドでド派手な必殺技を繰り出せたり、ボタンを連打するだけで見た目にもかっこいいコンボを決めることができたりと、「格ゲーって難しいんでしょ?」という半信半疑の目を向けている人にこそ遊んでもらいたいタイトルだ。

もちろんこれまで数多のタイトルを手掛けてきた、アークシステムワークスならではの、格ゲーファンに向けたやり込み要素も健在だ。2キャラクター1組のチーム戦だからこそできる、“ありえない”コンボや、今回初のプレイアブルキャラとして登場する「RWBY」シリーズのキャラなど、今までの概念を捨てて研究する余地がふんだんにある。

また各々のタイトルで、それぞれが持つ奥深いストーリー要素がクロスする点も見逃せない。お祭りゲームだからこそできる物語や、キャラクター同士の掛け合いを見るためだけに遊んでも十分に満足できるはず!

本稿では、そんな「BBTAG」の魅力を一挙紹介。格闘ゲームに興味がある人も無い人も、目を通して頂けたら幸いだ。

1. 格ゲー初心者の人はコチラから!
2. 格ゲー経験者の人はコチラから!
3. タイトル毎の特色をチェック!
4. エピソードモードをチェック!

(おそらく)史上最も易しい格ゲー!

さて、まずは格闘ゲーム初心者へのハードルを存分に下げさせてもらおう。格闘ゲームがなぜ、初心者が難しいと感じてしまうのか。要素は色々とあるだろうが、大きくは「コマンドが難しい」「コンボが覚えられない」「面白いと感じるまでの道のりが長い」などが挙げられるだろう。

画面の前で「うんうん」と頷いている読者のアナタ。まずはそういった先入観を全て捨て去って続きを読み進めて欲しい。本作は格闘ゲームではなく、アクションゲームとして、まずは認識して欲しいのだ。

筆者も格闘ゲームを初めて遊んだ際は、「そもそもダッシュをするのに前入力を2回しないと駄目な時点で難しいんだが?」などと思っていたクチだが、本作はそんな初歩の初歩にまでメスが入っている。端的に言ってしまうと前入力をするだけでダッシュが出るのだ。これまで咄嗟の場面でダッシュが出ずに苦い経験をしたことがある人もこれなら安心だ。

コンボの繋ぎにダッシュが必要な際も前入れっぱで対応できるため非常に快適。

操作方法に関して各種スキル(必殺技)を発動するための、コマンドについても説明しよう。本作をプレイしていて必要になるコマンドは、大雑把にいってしまうといわゆる“波動コマンド(↓\→)”一択で良い。これと、波動コマンドを逆向にした“竜巻コマンド(↓/←)”、後はボタンの組み合わせでほぼ全てのスキルを発動することが可能だ。

本来ならレバー2回転と少々大変な“ジェネシックエメラルドテイガーバスター”も、竜巻コマンドで発動できる。これはかなり強力な予感……!

初心者の壁となる複雑なコマンドは一切登場しないので、とりあえず波動コマンドだけ練習すればOK。これだけであれば、そこまで苦労することもないはずだ。

複雑なコマンドを入力せずとも、□+×ボタンの同時押しで簡単に無敵技が出せる。

続いてはコンボについてだが、昨今の格闘ゲームではお馴染みとなってきた、同じ攻撃ボタンを連打すると自動でコンボを繋いでくれる“スマートコンボ”というシステムが本作にも登場する。本作では□ボタンと△ボタンが基本攻撃になっているのだが、どちらもこのシステムに対応しているので、ゲームを始めたばかりの初心者でも、コンボを使いこなせる状態で始まるのだ。

「とりあえずCPU戦を遊んでみようかな」ぐらいであれば、これで十分。

またスマートコンボは、途中から他のスマートコンボに連携することも可能(一部キャラを除く)。簡単な例を紹介すると「□>□>□>△>△>△」といった具合だ。多くのタイトルでは、スマートコンボを卒業した後は、きちんとしたコンボレシピを検索して練習するといった流れになることが多いが、その前のステップとしてこれだけ覚えていれば結構戦える。以下にν-No.13-の「□>□>□>△>△>△>△>△」コンボを紹介するが、これだけで約4割の体力を削ることが可能だ。

さらに、ガードを崩す手段もシンプルだ。○ボタンで発動できる“クラッシュ攻撃”は、相手のしゃがみガードを崩すことができ、しゃがみ中の○ボタンは、相手の立ちガードを崩すことができる。これだけで格闘ゲームの醍醐味である、読み合いという楽しさにもすぐに触れることができるだろう。

初心者に向けたアプローチの最後に、対戦動画を1つ紹介しよう。この対戦は格闘ゲームが苦手というプレイヤー2人に、最低限の説明だけをして対戦してもらったものだ。拙い部分もあるが、十分対戦として見れるのではないだろうか。

パートナースキル周りの攻防が最高に熱い!

お次は格闘ゲーム経験者のアナタへの期待感を存分に煽らせていただこう。本作の特徴は何といってもタッグシステムを採用したチーム戦にある。操作キャラクター以外の控えキャラも入り交じる戦闘は、今までの格闘ゲームの常識をぶち壊すパワーにあふれているぞ!

まず基本となるのが、R1ボタンで発動できる“パートナースキル”だ。これは控えのキャラクターが登場し、各々の必殺技を繰り出してくれるというもの。相手と接敵するときや、起き攻めを時など幅広い用途で使っていける。ちなみにこのパートナースキル、素出しであればゲージ消費無しで出せるのもポイントが高い。とにかく出し得なのでドンドン使っていこう。

物理的にかなり見づらい起き攻めも可能だ。

本作には、アークシステムワークスのタイトルによくある、“ラピッドキャンセル”や“ワンモアキャンセル”といった要素は存在しないのだが、その変わりとしてもパートナースキルが活躍する。通常攻撃やスキル発動中にパートナーボタンを押すと“クロスゲージ”というゲージを50%消費してパートナースキルを発動できる。パートナーが攻撃した後、自分の硬直が解けていれば、そのままコンボや攻めを継続することが可能だ。

クロスゲージは、必殺技などを使用する際に使う“スキルゲージ”とは独立しており、時間経過でかなりの早さで回復するので、自由度はかなり高め。以下の動画では、鳴上悠の“裏十文字斬り”をパートナースキルを使って再現してみた。

ちなみにクロスゲージを使用して防御行動をとることも可能だ。ゲージを100%消費して、操作キャラが無敵状態になりパートナーが攻撃しながら出現する“クロスバースト”を発動できる。ガード中やコンボを食らっている最中などに発動できるので、これで相手の攻めをカットしよう。

ただし、クロスゲージを100%消費するというのは本作においてかなりの痛手で、さらにクロスバーストは、ジャンプガードやリバーサルアクションなどの無敵技で簡単に返すことができる。あくまで最後の手段として考えよう。

ここまで読んで貰えると、本作のキモはどこでクロスゲージを吐いていくかという読み合いにあると理解して貰えたのではないだろうか。相手のターンになった時を考慮してゲージを温存しながら戦うか、はたまたゲージを全て攻めに使ってしまうかなど、プレイヤー毎の特色が色濃く反映されるだろう。

これは完全に所感になるのだが、このクロスシステム周りの読み合いは、アークシステムワークスが過去に開発した「戦国BASARA X」に似ていると感じた。非常に難解で、でも理解すると非常に楽しい“援軍システム”が、より解りやすくなって現代に蘇ったというのは、とても感慨深い。かつて槍兵を前進させまくった過去がある人は是非プレイして欲しい。

“CROSS”と“X”で通じるところがあるのかも……?

個性豊かな4タイトルの特色を一挙紹介!

ここからは、各タイトルの特徴を紹介していこう。本作は、全てのキャラクターが同じシステム上で動くのでオミットされている部分もあるが、それでも原作のキャラクター性能が上手く落とし込まれている。これを読んで是非キャラクター選びの参考にしてほしい。

「BLAZBLUE」

「BLAZBLUE」に登場するキャラクターは“ドライブ能力”を有しており、例えばラグナの“ソウルイーター”は特定の攻撃を当てることで体力を吸収、レイチェルの“シルフィード”であれば風をおこしてキャラクターや飛び道具の挙動を変えるといった具合だ。キャラクター毎の個性がかなり強いので一通り触ってみるといいだろう。

また、「BBTAG」は「BLAZBLUE」シリーズのシステムがベースになっているので、ゲームシステムを理解する上でも入門用に適していると言えるだろう。

原作では、ドライブボタンが存在したが本作には存在しない。そのかわりに通常攻撃にドライブ能力が割り振られている。

「ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ」

「ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ」の登場キャラクターは、“ペルソナ”と呼ばれる分身を召喚しながら戦うのが特徴だ。本作でも通常攻撃の一部などでその様子が垣間見える。

その他、ボタン同時押しで各種システムが使えたり、連打コンボの先駆け的なタイトルであったりと、「BBTAG」のシステムの元になったものが多く存在する。また、相手にバッドステータスを付与するなど、格闘ゲームとしては珍しいRPG要素も詰まったタイトルだ。

“ペルソナ”と本体の時間差攻撃なども可能だ。

「UNDER NIGHT IN-BIRTH」

「UNDER NIGHT IN-BIRTH」は、開発をエコールソフトウェア、フランスパンが行い、家庭用の発売をアークシステムワークスが担当したという経歴があるため、他タイトルとは操作感が大きく異なるのが特徴だ。原作にあった“パッシングリンク”のように各通常技は別の通常技につなげられるので、大振りな攻撃の隙を動作の小さい攻撃で減らすことも可能だ。

ちなみに原作では、地上戦に重きが置かれていたので2段ジャンプや空中ダッシュができなかったが(アサルトで代用可能)、本作ではそれらが解禁されている。「UNI」勢も今までとは違った立ち回りが楽しめるハズだ。

空中移動の自由度はかなり上がっている。

「RWBY」

「RWBY」に関しては、今回が初の格闘ゲーム化ということもあり、「『RWBY』に登場するキャラクターの特徴はコレ!」というのが無いのだが、今回使用できたルビーとワイスに関しては、使いやすい技が揃っており初心者にもオススメ。また、ルビーには3回まで派生できる移動技、ワイスには設置することでスキルを強化できる技などが存在するのでやりこみ要素もバッチリだ。

△ボタンのスマートコンボは敵を浮かす効果がありジャンプキャンセルも可能なので、コンボのバリエーションも広い。また、武器が変形するギミックや薔薇の花びらが舞い散る演出など、随所で原作の空気を感じることができる。

幾つもの物語がクロスする化学変化を楽しもう!

「BBTAG」のもう1つの顔とも言うべきが4タイトルのストーリーがクロスするエピソードモードだ。それぞれが独立した物語を持っているだけに、それらが交わることによる化学変化が最大の魅力となっている。

タイトル毎に差はあるものの、どれもシリアスな内容を含むため、どんな物語になっているか気になる人も多いと思われるが、基本的にはコメディタッチで描かれていくので、肩肘張らず気軽にプレイしてみて欲しい。作品の中だけでは見られなかったキャラクターの一面や掛け合いなど、新しい発見があるはずだ。

ルビーは他のキャラクターの武器に興味しんしんの様子。
同タイトル内での、ありえない組み合わせも本作ならではの魅力。

キャラクターのイラストは、アークシステムワークスデザイナーの樋口このみ氏による新規描き下ろしとなっている。こちらも要チェックだ。

「BBTAG」エピソードモードのプロローグを紹介

四つの世界が混ざり合った特異点「ファントムフィールド」。戦士たちは突如としてそこに召喚された。

争奪戦だ――正体不明の“声”は告げる。自身の世界へ還りたくば「キーストーン」を守り抜け、と。

託された鍵は四つ。敵対か、共闘か。戦士たちは自身の世界への帰還を懸け「キーストーン」を奪いあう闘いに身を投じる――。

とにもかくにもまずは触ってみよう!

いかがだっただろうか? 「BBTAG」は、初心者でも遊びやすいよう工夫が凝らされている一方で、「EVO2018」のメインタイトルに選ばれるなど、競技性にも注目が集まっているタイトルだ。格闘ゲームユーザーであれば、既に購入を検討している段階であるかと思われるが、ここは格闘ゲームビギナーにこそ是非手にとっても貰いたいところだ。

とはいえ、まったくの初心者がいきなりレジに本作を持っていくのも中々にハードルが高いのでは、というのも事実。しかし、そんな人にこそ朗報だ。

5月9日よりPS4/Nintendo Switchを対象としたオープンβテストが開催される。本作を発売前に体験できるまたとない機会なので、本稿を読んで少しでも興味が湧いたら是非参加し、「あれ?これならいけるかも……?」という手応えを感じ取って貰えれば幸いである。

オープンβテスト概要

オープンβ実施期間

PS4版

PS Storeで予約購入された方
5月9日(水)16:00~5月14日(月)24:00

PS Storeで予約購入されていない方
5月12日(土)16:00~5月14日(月)24:00

Nintendo Switch版

5月11日(金)16:00~5月14日(月)24:00

※Nintendo Switch版に関しては予約購入による期間の違いはございません。
※実施期間に関しては変更になる可能性がございます。

参加方法

「PS Store」「ニンテンドーeショップ」より「BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE体験版」をダウンロード下さい。ソフトウェアの配信は実施日当日を予定しております。

使用可能キャラクター

オープンβ期間中
後日配信されるDLCを除く20キャラクター

オープンβ終了後
PS Storeで予約購入された方:後日配信されるDLCを除く20キャラクター
PS Storeで予約購入されていない方:「ラグナ=ザ=ブラッドエッジ」「鳴上 悠」「ハイド」「ルビー・ローズ」の4キャラクター

遊べるモード

カジュアルロビー
タクティクスモード(基本編・応用編のみ)
VSモード(CPU戦)
VSモード(2P対戦)※PS Storeで予約購入された方のみ

諸注意

  • 使用する体験版は開発中のβバージョンです。製品版とは仕様が異なることがあります。
  • 予期せぬ動作や不具合が発生する可能性がございます。
  • 体験版のプレイデータは、製品版には引き継げません。
  • 内容は予告なく変更する場合があります。

PS4版に関して

  • 体験版を起動するためにはインターネットに接続する環境およびSony Entertainment Networkのアカウントが必要になります。
  • オンラインプレイを行なうためにはPlayStation Plusへの登録が必要です。
  • 体験版をダウンロードした後に予約購入された方は、別途「予約購入証明証」をダウンロードが必要です。

Nintendo Switch版に関して

  • 体験版をダウンロードするためにはニンテンドーアカウントが必要になります。
  • オンラインモードをプレイするためにはインターネットに接続する環境が必要になります。

BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE

アークシステムワークス

PS4ダウンロード

  • 発売日:2018年5月31日
  • 12歳以上対象

BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE デラックスエディション

アークシステムワークス

PS4ダウンロード

  • 発売日:2018年5月31日
  • 12歳以上対象

BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE

アークシステムワークス

Switchダウンロード

  • 発売日:2018年5月31日
  • 12歳以上対象

BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE デラックスエディション

アークシステムワークス

Switchダウンロード

  • 発売日:2018年5月31日
  • 12歳以上対象

BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE ベーシックエディション

アークシステムワークス

PCダウンロード

  • 発売日:2018年6月6日
  • 12歳以上対象
  • Steam

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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