SHINYUDENは、7月11日に東京・中野のRed Bull Gaming Sphere Tokyoで「ノアムンド」の発表会を開催した。今回はそちらの模様をお届けする。

「NOAHMUND(ノアムンド)」は、ボードゲームのようにダンジョンを探索していくRPGだ。日本の作品でよくある王道ファンタジーRPGではなく、一から作り上げた新しい世界観とその種族たちによる物語が描かれている。チェスの先祖ともいえる「シャトランジ」に基づいた、モーションバトルチェス」と呼ばれるユニークな戦闘システムが採用されているとこも、特徴のひとつである。

まず始めに、SHINYUDENの代表を務めるガルシア・ルイス氏が登壇。本作の紹介が行われた。ちなみに日本に来てから12年が経つというガルシア氏。日本のRPGに感銘を受けて、日本のRPG専門翻訳として主にスペイン語圏のユーザーに数多くの作品を紹介してきている。

主に関わってきた作品としては、「ファイナルファンタジーⅥ」「ファイナルファンタジーXIII、XIII-2」などのほか、「イナズマイレブン」の初代翻訳も担当している。

SHINYUDENという会社自体も今年の3月に出来たばかりだが、5年前からいろいろとやってきたそうで、本気でRPGをやっていこうという思いから正式に会社として登記したとのこと。SHINYUDENのポリシーは、RPGとアドベンチャーのふたつのジャンルに特化した会社になることを目指しているそうだ。

6月に「HEROES TRIALS」というアドベンチャーゲームをリリースしているが、海外で作られている日本で人気が出そうな作品を発掘していきたいと考えているそうだ。「HEROES TRIALS」は始めにPCでリリースされ、その後Nintendo SwitchとPS4でも発売される予定である。

SHINYUDEN代表のガルシア・ルイス氏。

今回発表された「ノアムンド」という作品は、ジャンル自体はストラテージRPGだ。海外で日本のRPGの良さを受け継いだ作品で、インスピレーションを受けたポイントとしては物語に焦点を当てているところや、ファンタジーの定義を広げている世界観だという。

本作を開発したのはスペインのESTUDIO ABREGOという会社。開発がスタートした時点から、どうしてもこのゲームを日本人に見て欲しいという希望が強く、その話を受けたガルシア氏ができるだけ力を入れて紹介していきたいということで、今回の話がまとまったとのこと。

MCを務めたのは、レッド所属のYouTuber・三ツ木氏。

日本で「ノアムンド」を発売するにあたり、キービジュアルを辻野芳輝氏に依頼している。「天外魔境」の美術面を担当した「辻野寅次郎」という名前の方が有名かもしれないが、今回はこのイラスト1枚のみの担当となっているようだ。

ここで当初予定になかったが、会場に遊びに来ていた辻野氏が急遽登壇した。辻野氏が描いたのは、寺院の娘ガリーナだ。ファンタジー世界で怪しげな雰囲気もあるこの「ノアムンド」。独特の世界観を持っている作品だが、「天外魔境」にも通ずる部分があるという。

ヒロインの絵を描くにあたって苦労した点を聞かれた辻野氏。「結構自分の好きなように描かしてもらったため非常にやりやすかったです」と語っていた。

ちなみにこの日の前日である7月10日は、「天外魔境 風雲カブキ伝」が発売されてから25年周年の記念日だ。特に何もイベント自体はなかったが、最初の「天外魔境 ZIRIA」が発売されてから来年で30周年を迎える。そこで、何か予定はあるのかと聞かれた辻野氏。「ないんですね~それが。なんとかしたいと思っています(笑)」と答えていた。

辻野芳輝氏。

「ノアムンド」は、まず7月12日にSteam版(PC)が発売される。こちらの価格は2,499円(税込)だ。この日本で行われたイベントとほぼ同タイミングで、スペインでも発売記念イベントが開催されている。そうした関係もあり、日本でのリリースは夜の23時頃になるとのこと。

海外の開発メンバー(写真左)と海外のキービジュアル(写真右)。

また、Nintendo Switch版も年末の発売に向けて開発中であることが発表された。さらにPS4版も2019年初冬あたりにリリースされる予定である。PS4版については、マップなど追加コンテンツも盛り込まれるそうだが、少なくともNintendo Switch版で追加されるものと同等にはなるとのこと。

ここで「ノアムンド」の日本向けトレーラームービーが紹介された。

トレーラーを見てもわかるが、登場するモンスターも少し変わっており、一般的なファンタジーRPGなどに出てくるドラゴンとは異なるデザインのものが採用されている。これは、できる限りほかのゲームは出てこないようなデザインにするということを意識して作られているからだそうだ。

戦闘シーンもボードゲームのマスのようになっており、独特だ。このマスをうまく使っていきながら、モンスターを後ろから倒したりアイテムを拾ったりしながら戦っていくなど、チェスのように先読みして手を打っていくような頭を使うタイプのゲームとなっている。

ここでゲームに関しての紹介はひとまず終了。本日は発売記念パーティということもあり、様々なゲストが登壇した。まずは、お笑いコンビのさざんかポニーズ。2日前に「週刊プレイボール」からコンビ名を改名したばかりということだったが、息の合ったコントを披露していた。

お笑いコンビ「さざんかポニーズ」のふたり。

続いて本作の声優を務めた春希ジュンさんと小宮法将さんが登壇した。スタロス・ティーとアルダリアの二役を演じた春希さん。演じた上で苦労した点は、それぞれの役で被らないようにしたところだという。

小宮さんが演じたベラニ・ヴァレンティは、ガーディアンだ。トレーラーでは叫ぶシーンがあったが、演じたところをガルシア氏に見せたところ「そうじゃない。もっと叫んでくれ」と要望されたそうだ。

ふたりが演じるのはイベントシーンのみだが、おふたりとももっとしゃべりたかったと語っていた。

春希ジュンさん(写真左)と小宮法将さん(写真右)。

続いて、ラッパーのTeddy Robinson氏が楽曲を披露。全部で3曲歌っていたが、会場に遊びに来ていた小さな女の子が曲に合わせてノリノリで踊っていたシーンが印象的だった。

Teddy Robinson氏。

この後、GAME DJのKarim Rakim氏が、様々なゲーム音楽を会場内に流し、歓談の時間となった。SHINYUDENでは、今回の「ノアムンド」以外にも様々なゲームをリリースしていく予定だということなので、そちらの続報も楽しみに待とう!

Karim Rakim氏。

Steam版配信ページ
https://store.steampowered.com/app/752560/Noahmund/

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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