コーラス・ワールドワイドは、Nintendo Switch版「ザ・ビデオキッド」を、本日8月30日に発売した。
「ザ・ビデオキッド」は古典的名作の伝統を受け継いだ、80年代レトロゲーム魂を持つアーケードゲームだ。
主人公ビデオキッドを操作して家の玄関先に設置されたポストにビデオをうまく投げ込むことができれば報酬を得ることができる。ジェシカにプレゼントを買うために、ポストを見たらとにかくビデオを投げ込んでいこう!
「ザ・ビデオキッド」発売によせて作者からのコメント
プレイヤーの皆さんが私と同じく80年代に育ったのであれば、当時の驚くべきテレビ番組、偉大なマンガ作品の数々、そして夢中だったビデオゲームのことは鮮明に覚えていることでしょう。当時すべてのことは、とてもクールでした。カッコいいクルマに変形するロボット、タイムトラベル、ゴーストバスターにスーパーヒーローなどなど。私の両親は、さぞかし私をテレビの前から引き剥がして外に出させたかったことでしょう。
さて、その時代のアーケードゲームはグラフィックスが非常に限定されたものであったにも関わらず、数々の素晴らしい作品が登場しました。さまざまな制約が傑作を生み出す原動力となったのかもしれません。その頃のゲームは今よりもずっとシンプルで、プレイヤーに繊細な操作テクニックとゲーム全体の動きを読む洞察力を要求するものでした。
なかでも私が気に入ったのはATARIの「Paperboy」と呼ばれるシンプルなゲームでした。そこではプレイヤーが有名になるまで新聞を家々のポストに届け続けなければなりません。ゲームの難易度は非常に高かったのですが、かえってそれが私を魅了し、ゲームに没頭させました。
プレイヤーを24年前にタイムスリップさせる「ザ・ビデオキッド」の制作には約9ヶ月を
要しました。制作にあたり80年代のあらゆるテレビ番組、映画、マンガなどを研究しました。ビジュアルスタイルは、実を言えば80年代らしいピクセル化された見た目にしようと考えましたが、このゲームは「現代作品」ですから、今回はボクセルによって世界観をつくりあげることを選択しました。クルマや文字、建物などゲームを構成するあらゆるものはQubicle(ボクセルエディタ)によってつくられています。
そして「ザ・ビデオキッド」に収録されている音声はすべて私と幾人かの友人で収録しました。(もちろん著作権のため実際のセリフなどは使うことができません!)なので自分のスキルを駆使して私の好きな俳優に似せていかなければなりませんでした。その後IBFSoundというSound FXスタジオによってすべての音声にクールな8ビット品質のアレンジを加えてもらいました。私たちの成果はぜひゲーム中でお確かめください。
最後にサウンドトラックはなつかしの8ビットメロディーはあえて使わず、D-Pad Studiogameよりリリースされた、Savant-Ascentというアルバムが好評を博した電子音楽アーティスト「DJ サヴァント」にゲームのテーマを依頼しました。
「ザ・ビデオキッド」は80年代に寄せる私からのラブレターであり、その時代最高の映画、テレビ番組、マンガなどの素晴らしいノスタルジーが詰まっています。ストリートにはさまざまなキャラクターや車両だけでなく、多くの隠されたイースターエッグを見つけて楽しむことができます。
このゲームには3つの目的があります。1つ目はビデオキッドが海賊版ビデオを彼の顧客に宅配してお金をかせぐこと、2つ目は警察の手から逃れること、3つ目はビデオキッドを待っている恋人ジェシカに会うことです。
ストリートにあるゴミ箱、家の窓、ベンチ、レール、クルマなどをスケボーで滑走することで得点を得ることができます。複数のトリックを連続して実行すれば追加コンボでさらなる高得点が獲得できるでしょう。またお金を稼ぐことでスケートショップで新しいトリックやコスチュームを可能です。より80年代に浸るためにはとても重要な要素です!
最後に、私はプレイヤーの皆さまがこのゲームを楽しんでくれることを願っています。80年代アーケードゲームのように「ザ・ビデオキッド」の難易度はとても高く設定されていますが、数々の困難をかわしてジェシカに会えた時の達成感は最高のものとなるでしょう。「ザ・ビデオキッド」に挑戦する準備はOKですか?