「日本ゲーム大賞 2018(JGA2018)」は、「日本ゲーム大賞 2018 年間作品部門」の受賞各賞、および経済産業大臣賞、ゲームデザイナーズ大賞を発表した。

目次
  1. 年間作品部門「大賞」は、「モンスターハンター:ワールド」
  2. 経済産業大臣賞
  3. ゲームデザイナーズ大賞 2018

年間作品部門「大賞」は、「モンスターハンター:ワールド」

年間を代表するに相応しい作品が選出される「日本ゲーム大賞 2018年間作品部門」の受賞各賞を決定しました。最も栄誉ある「大賞」には、「モンスターハンター:ワールド」(カプコン)が受賞しました。また、「優秀賞」「ベストセールス賞」「グローバル賞日本作品部門・海外作品部門」の各賞は、以下の通りです。

「日本ゲーム大賞 2018年間作品部門」各賞一覧

昨年の日本ゲーム大賞 2017「フューチャー部門」受賞作品がファンの期待に応えて、今年は最も栄誉ある「年間作品部門 大賞」を受賞!

「モンスターハンター:ワールド」

昨年の「日本ゲーム大賞フューチャー部門」を受賞するなど、ファン待望の据え置き機対応作品として、その発売に多くの期待が寄せられた作品。ハードの性能をフルに活用した、新たなチャレンジに対し、多くのユーザーから、賞賛の声が多く寄せられました。日本が世界に誇る大作として、シリーズファンはもとより、新たなユーザーからも圧倒的な支持を受けての「大賞」受賞となりました。

今年はe スポーツにも適した“対戦型”の作品が続々と受賞!

国内でも年々期待が高まっているe スポーツ。今年の日本ゲーム大賞でも「コール オブ ディーティ ワールドウォーII」「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」「フォートナイト」「スプラトゥーン2」など、e スポーツで人気の対戦型作品に投票が集まりました。

「コール オブ デューティ ワールドウォーII」が「グローバル賞 海外作品部門」と「優秀賞」のダブル受賞!

シリーズの原点となる第二次世界大戦が舞台となる「コール オブ デューティ ワールドウォーII」は、圧倒的なクオリティで描かれた、本物さながらの戦場でのバトルに多くのファンから熱狂的な支持が寄せられこと。また、世界中のプレイヤーと、地に足のついた熱い戦いが繰り広げられ、海外のファンからも圧倒的な支持を受け、見事「グローバル賞 海外作品部門」と、「優秀賞」のダブル受賞となりました。

「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」は、「優秀賞」と「ベストセールス賞」のダブル受賞!

「ドラゴンクエスト」シリーズ 11 番目の本編最新作である「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」は、懐かしさと新しさを兼ね備えた、シリーズ集大成、そして新たなドラゴンクエストの出発点とも言える本作に多くのユーザーからは、「シリーズ最高傑作」との声とともに「この作品に出会えて良かった、ありがとう」など、制作者へのメッセージも寄せられるほどの大きな反響を受け、今年の「優秀賞」を受賞したほか、セールス面においても、日本国内での発売初週で、300万本を突破するとともに対象期間中の最多販売本数を記録した功績で見事、「ベストセールス賞」を獲得しました。

そのほかにも話題の人気作品が続々と「優秀賞」を獲得!

「UNDERTALE」

モンスターの世界に迷い込んだ主人公が、個性的なキャラクターたちと出会い、ユーモアと驚きに満ちたストーリーを体験する「誰も死ななくていい、やさしい RPG」。2D ドットの温かみのあるグラフィック、モンスターへの対応で分岐する叙情的なストーリーに日本での発売を待ちわびた多くのユーザーが感動。一般投票では、「心揺さぶられた」「記憶を消してもう一度、はじめからプレイしたい」という声とともに、開発者のトビ―・フォックス氏に「この作品を世に出してくれてありがとう」と感謝のメッセージも多数寄せられての受賞となりました。

「スーパーマリオ オデッセイ」

幅跳びやボディアタックといった、マリオ特有のアクションはそのままに、不思議な帽子「キャッピー」を敵に投げ、その能力が自分のものになるキャプチャー機能や、新アクションの数々と豊富なミニゲーム。そして困った時のお助けモードや、二人で進めるおすそ分けプレイなど、さらに進化した新しいマリオに、子どもから大人、シリーズファンから初心者まで、数多くのユーザーから支持が寄せられての受賞となりました。

「スプラトゥーン 2」

単純明快なルールと、POPで独特の世界観で彩られたグラフィックはそのままに本体を外に持ち出し、仲間と顔を合せてプレイすることが可能に。最大4人で協力して、襲来するオオモノシャケたちを倒し、イクラを集めるサーモンランや、アップデートでは新ギヤや武器が追加されるなど、白熱するバトルに多くのファンから子どもからシニアまで「ハマった!」「最高に面白い!」との声が寄せられての受賞となりました。

「ゼノブレイド2」

超巨大生物 巨神獣アルスが行きかう世界を舞台に、主人公レックスとホムラが豊穣の理想郷、楽園を目指す物語。壮大な世界観で描かれた奥深い感動のストーリー、個性的なキャラクターと豪華声優陣、画期的な戦闘システム、秀逸なゲーム音楽とフィールドデザイン、そして豊富なクエスト。シリーズファンの期待に見事にこたえ、「日本が世界に誇れるRPGの最高傑作」「JRPGの王道」との熱狂的な声が寄せられての受賞となりました。

「Fate/Grand Order」

未来が失われた世界で、プレイヤーはマスターとなり、サーヴァントと呼ばれるキャラクターを従え過去へ遡り、旅に出ます。メインストーリーに加え、サーヴァント毎の個別ストーリーが存在し、100万字を超える圧倒的なボリュームでシナリオが展開。壮大な世界観と、スキルやコマンドカードを駆使した戦略的なバトル、さらには個性豊かなキャラクターと豪華声優陣の起用など、フリートゥプレイ作品として、そのクオリティの高さと数々の魅力に、多くのユーザーからの支持が寄せられての受賞となりました。

「フォートナイト」

孤島を舞台に、最大100人のプレイヤーが最後の1人になるまで戦いを繰り広げるバトルロイヤルでは、敵からの攻撃を防ぐ砦を作る建築要素が勝利のカギに。爽快感バツグンの銃撃戦と、状況に応じた準備と対応が求められる戦略性の高さ、さらには戦いで得られる限定スキンやアイテムなどの豊富なギミックでもユーザーからの人気を博し、多くの支持が寄せられての受賞となりました。

「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」

殺るか殺られるか、ルールはただ一つ生き残るのみ!プレイヤーは自分の頭脳だけを頼りに武器を探索、発見、奪取したり、車両を使用して補給物資を見つけ、バトルに備えます。時間の経過とともに安全地帯が縮小し、敵との遭遇率が徐々にアップ。最初から最後まで、アドレナリン全開!ハラハラ・ドキドキ感が止まらないスリリングなバトルに、多くのファンから熱狂的な支持が寄せられての受賞となりました。

「ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン」

自然豊かなアローラ地方を舞台に、伝説のポケモン・ネクロズマの秘密に迫る物語。登場するポケモンは400種類以上、過去のシリーズで活躍したすべての伝説のポケモンや、歴代の悪の組織のボスが集結した「レインボーロケット団」が登場。シリーズ集大成とも言える、遊びのボリュームとその楽しさに、ポケモンファンをはじめ、久しぶりに、そして初めてポケモンをプレイした方からも、多くの支持が寄せられての受賞となりました。

昨年の日本ゲーム大賞 2017年間作品部門「大賞」の「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」が、今年の「グローバル賞日本作品部門」を獲得!

昨年の日本ゲーム大賞 2017年間作品部門「大賞」を受賞した「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」が、海外市場において、最も評価の高い日本作品に贈られる「グローバル賞日本作品部門」を受賞しました。「シリーズ最高傑作」「まさに大賞にふさわしい」と国内のユーザーからそのクウォリティーの高さに絶賛する声が寄せられ、性別・世代を問わず圧倒的な支持を獲得しての大賞となった同作品は、日本のみならず、海外市場においても多くの支持を集めた点が、評価されました。

※グローバル賞の対象作品(2017年1月1日から2017年12月31日)

経済産業大臣賞

「日本ゲーム大賞 2018(Japan Game Awards 2018)」では、Nintendo Switch 開発チームを「日本ゲーム大賞 2018経済産業大臣賞」に決定しました。本日、東京ゲームショウ 2018(会場:幕張メッセ)内で発表授賞式を執り行い、同チームに賞状が授与されました。

受賞理由

「いつでも、どこでも、誰とでも。」Nintendo Switchは、多様化する現代のライフスタイルに対応する新たなゲーム機として登場。据え置き機として家族みんなで遊ぶ層と、携帯機として自分の画面を占有する層をひとつにし、どんなプレイスタイルにも応えられる、かつてない万能なゲーム機となりました。この画期的なコンソールから生み出される任天堂の作品群は、完成度・独走性が極めて高く、斬新な遊びの提案を続けています。それによって家庭用ゲーム開発は活況を呈し、各方面での新しいソフト開発の機運を高めることともなりました。この様なハード・ソフトの両輪によって国内でのユーザーの大きな支持はもとより、海外でも非常に早いスピードで普及台数を伸ばし、世界中で家庭用ゲーム機の存在感を再び大きく押し上げるほどのムーブメントとなっております。そんな飽くなきゲームの可能性を追求する姿勢と驚異的な実績が評価され、素晴しいゲーム機を生み出したNintendo Switch 開発チームに対して、満場一致での受賞となりました。

ゲームデザイナーズ大賞 2018

「日本ゲーム大賞 2018(JGA2018)」は、「Gorogoa」(Annapurna Interactive)を2018年度の「ゲームデザイナーズ大賞」に決定しました。ゲームデザイナーズ大賞の審査員長である桜井政博氏(有限会社ソラ代表)からの受賞理由です。

「Gorogoa」は、絵の階層(レイヤー)を動かし、並べたり重ねたりして進めるパズルゲームです。話を聞くだけでは昔からあるゲームのように思えるのですが、アートの素晴らしさ、奇想天外な解法、テキストが一切表示されないのに謎めいているストーリー運びや見せ方など、このソフトにしかない美点が詰まっています。

ゲームデザイナーズ大賞は、独創性を最重要視して決める賞です。しかし、作品が知られていなければ、投票されることもありません。この「Gorogoa」は、遊んだ人は決して多くないであろうと思います。

しかし、複数人の審査員がプレイしており、また票を多く与え、得票数としても、支持者数としても、今年度の一位に輝きました。確かにこの作品は、ほかに例を見ません。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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