千葉・幕張メッセにて9月20日より開催の「東京ゲームショウ2018」。ブシロードブースで9月21日に行われた、ブシロード海外スマートフォンゲーム日本サービス発表のステージをレポートする。
本ステージでは、海外で開発されたスマートフォンゲームの2タイトル「ロストディケイド(LOST DECADE)」と「九州三国志(KYUSYU SANGOKUSHI)」を、日本でサービス展開するとの発表が行われた。
ロストディケイド
まずは「ロストディケイド」について。ここでは、ブシロードのプロデューサーである呉雪氏、開発を担当したRASTARのプロデューサーである李昊氏、キャラクターの声を務める今井麻美さん(オフィーリア役)と阿部敦さん(シュレディンガー役)が登壇した。
平和で美しく豊かだった世界・アウロラは、魔族の襲来により人々が奴隷にされてしまう。しかし、希望を捨てなかった人々は先人の努力のおかげで復興への道を歩み出す――。そんなアウロラを舞台にした本作は、プレイヤーが団長様となり仲間たちとともに冒険するファンタジーRPGだ。
PVを上映した後は、アウロラの世界やキャラクターについて紹介。今井さんが演じるオフィーリアは、団長様が所属する冒険者教会のメイド長。伝説の龍槍の使い手である彼女は、ずっと微笑みを浮かべ怒る時も笑ったままという怖さも感じる性格をしている。今井さん自身はすぐに顔に出てしまうタイプらしく、オフィーリアのような人に憧れると口にしていた。
常に微笑んでいるのはある意味「人に不安を与えない」効果もあるため、そんな素敵なお姉さんになりたかった願望も込めて演じたという。また、大人っぽい女性でミニスカートのメイドということで、「初めて着た時は照れたんだろうな」と彼女の気持ちを代弁する一幕もあった。
一方、阿部さんが演じるシュレディンガーはネコのキャラクター。機械工学に精通する鍛冶職人なのだが、なんといっても気になるのは語尾が「ニャン」である点。阿部さんも「男性がニャンと言うのは珍しい」と話す。しかも、人間で言えば40~50歳代ということで、低めの渋いトーンで「ニャン」と言うのだとか。
さらに、一人称についても言及。最初は中国での言い回しそのままで「老いぼれ」だったという。さすがにそれは……ということで、ニュアンスを考えて「ワシ」になったという裏話も明かされた。
今井さんと阿部さん以外にも、本作には豪華声優陣が多数出演。中国でリリースされたバージョンはそれほどセリフが多くなかったが、日本で展開するにあたりセリフは追加収録されるとのことだ。
続いて呉氏はゲームシステムについて説明。特徴のひとつが、仲間を冒険に出すことでアプリを立ち上げなくても経験値やアイテムを入手出来るシステムだ。ライトユーザーも気軽に出来るため「隙間の時間でどんどん遊んでもらえると嬉しいです」と話す。
もうひとつの大きな特徴はランダムダンジョン。本作ではタクティクスのフィールドが毎回ランダムで生成されるシステムとなっており、プレイスタイルによってはモンスターとエンカウントを避けて進むことも出来るそうだ。
こういった内容だけを聞くと、日本のゲームなのではと思ってしまう人も多いだろう。李氏によると開発メンバーは長年日本の優秀なゲームをプレイし、そこから多くのインスピレーションを受けたという。そして3年の歳月をかけて本格JRPGとして開発したと、誕生の経緯を語られた。
中国のバージョンも日本の声優が日本語で収録して配信されたそうで、そういうゲームは増えているのだとか。日本風のコンテンツで日本の声優さんが出演、しかも誰でも楽しめるシステムだからこそ、日本の皆さんにも楽しんでもらいたかったと呉氏。
「ロストディケイド」はiOS/Android向けに2019年春頃のリリースを予定。よりいいものにするため追加収録、イベントの追加などを含めたローカライズを頑張って、一日でも早くプレイしてもらいたいとのことだ。
九州三国志
ステージ後半では「九州三国志」を紹介。こちらは呉氏に加えて、GAME MOON副社長の凌雲霞氏、キャストの紡木吏佐さん(孫尚香役)、小原莉子さん(小喬役)が登壇。ちなみに、九州とは日本の九州地方のことではなく、中国版の原題が「九州三国志」でそのまま展開されるとのこと。
まずはキャストの2人が、演じるキャラクターにちなんだことや演じる上での意気込みを語る。弓の名手として知られる孫尚香を演じる紡木さんは弓道の経験こそないものの、6歳からテニスを習っていて陸上もやっていたことがあるとスポーツ歴を語る。勇ましくおてんばな孫尚香だが、紡木さんもDJをやっている時は勇ましいパフォーマンスをするそうで、そこは通じるところがあるようだ。
大喬・小喬と言えば、三国志を知っている方は周知の通り美貌と才気で知られた姉妹。小原さんはこんなに美しい方の声をやらせてもらえるのは嬉しいと顔をほころばせる。しかも、小原さんには2つ上の姉がいて一緒に鎌倉に行くほどの仲だという。そういう私生活も含めてリンクしているキャラクター性を活かしたいと意気込んでいた。
続いて、本作のゲームシステムの特徴を説明。武将をどこに配置するか、スキルをいつ発動するかによって勝敗の行方が全く変わってくる「陣形システム」、武将同士の間柄や繋がりが重要となる「絆システム」などが紹介された。
さらに、本作一押しの熱い国取合戦が繰り広げられる「国戦モード」も注目。全国のプレイヤーを相手に、魏・呉・蜀のいずれかの国に属して天下統一を目指していくこととなる。
そんな「九州三国志」と、「バンドリ」の6つ目のバンドとして誕生したRAISE A SUILENとのタイアップも決定。RAISE A SUILENは本作のテーマソング「A DECLARATION OF ×××」を担当する。こちらは公開中のPVで聴くことが出来るので要チェックだ。
紡木さんはバンドではDJを担当。ロックな楽曲が三国志にマッチするか不安だったが、PVを見てすごくマッチしていて感動したと語る。ギター担当の小原さんは10年ほど前からギターをやっている腕前で、今回の初タイアップを喜んでいた。
メンバーの仲の良さがベルやグルーヴ感の向上にも繋がっているというRAISE A SUILEN。バンドとしてやってやるぞという気持ちは戦いに通じるところがあり、作品にリンクする部分があると2人は語る。ぜひ歌詞にも注目してもらいたいとのこと。
「九州三国志」は事前登録がスタート。事前登録者数が10万人に達すると、あの貂蝉(SR+貂蝉)がもらえるので、気になっている人は早めの登録を。また、毎日50名様に1,000円分のアマゾンギフト券が当たるキャンペーンもスタート。外れても金10gや尾崎由香さん&西本りみさんのサイン入りチェキなどが当たるWチャンスもあるので、お見逃しなく。
中国で好評であり、国戦システムはとても熱いと凌さんが自信をのぞかせた「九州三国志」。気になるリリース日は11月を予定している。
「九州三国志」公式サイト
https://9sangoku.bushimo.jp
「九州三国志」公式Twitter
https://twitter.com/9sangoku
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