マーベラスは10月4日、東京・渋谷DAIAにて、アーケード向け新作リズムゲーム「WACCA」のお披露目生放送を実施した。
先日よりカウントダウンサイトが公開されていた、マーベラスとハードコアテクノレーベル「HARDCORE TANO*C」のタッグによるアーケード向け新作リズムゲーム。ベールに包まれた同作をお披露目する場として、HARDCORE TANO*Cのファンを招待してのお披露目生放送が行われ、2年にわたって開発が進められてきたという「WACCA」が初公開となった。
ハードコアテクノというジャンルがリズムゲームとして合うのではないかと思ったというプロデューサーの横山達也氏からのラブコールを受けて、HARDCORE TANO*Cがリズムゲームの開発に一から携わってきたという本作。生放送に参加したREDALiCEさん、t+pazoliteさん、DJ Genkiさんの3人を交えて、開発にまつわるエピソードが語られていった。
独特の形状が印象的だが、そもそもHARDCORE TANO*Cのメンバーが参加していることから、当初はDJのプレイが楽しめるようなゲーム作りを進めていたそう。しかしながらその考えから抜け出せずに一度は開発が難航、その後、マーベラス側のひらめきを経て現在の形状になったそう。
その後も、発泡スチロールでモックを作ってテストプレイを試したそうだが、当初はパネルの材質がヤスリみたいにザラザラで、手を滑らせると露骨に熱くなっていたそう。実際の筐体ではその点も解消できているそうだが、そこに至るまでにはHARDCORE TANO*Cのレーベルメンバー全体でテストプレイを重ねていったことに触れていた。
続いて、大石氏がゲームの特徴を紹介。先ほどから触れられている円状の新ゲームインターフェイスについては「ワッカコンソール」と命名。パネルの裏にはLEDが入っており、触ると発光するのも特徴だ。
基本となるタッチをはじめ、タッチした状態で手を滑らせるホールド、タッチした状態で手を奥と手前に動かすスナップ、同じく左右に動かすスライドと多彩な操作を用意。また、本作のナビゲートキャラクターであるエリザベスは、CVが大西沙織さん、イラストレーターがLAMさんが担当している。
楽曲についてもリズムゲームへの楽曲提供のほか、BGMについても全てREDALiCEさんが手がけているという。普段はハードコアテクノを扱っているREDALiCEさんだが、今回はシーンに合ったBGMで緩急をつけることを意識したそうだ。
ここで、本作のプレイを初お披露目するためのゲストとして最上もがさんが登場。筐体について開口一番「でかいな」と感想を述べつつ、正真正銘の初見プレイということでチュートリアルから遊んでいった。
実際のプレイでは、冒頭に公開されたPVでも使われていたUTAOさんの「Knight Rider」をチョイス。最初は戸惑いつつも徐々にプレイに慣れていった様子で、見事にAAの評価を獲得していた。
ひとしきりテストプレイが終わったところで、一般のユーザーも「WACCA」をいち早くプレイできるロケテストが、10月19日からのセガ秋葉原3号館を皮切りに開催されることが発表。全国4箇所で行われ、HARDCORE TANO*Cによる楽曲はもちろん、音楽ゲームの王道楽曲やマーベラスならではの楽曲も収録予定だという。
発表については以上となり、その後はHARDCORE TANO*Cの3人によるDJステージが行われた。「WACCA」のロケテストに収録される楽曲を披露するそのパフォーマンスに、会場のファンも大盛り上がりの様相で、その人気ぶりがうかがえた。
「WACCA」で楽しめる曲の魅力を伝えたところで、今回の生放送もいよいよ幕引き。最後に改めてロケテストの概要や、REDALiCEさんをはじめとしたHARDCORE TANO*Cメンバーの直筆サイン入りマフラータオルをプレゼントするTwitterキャンペーンが紹介されて終了となった。