タニタは、セガゲームスのPS4用ソフト「電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録 とある魔術の電脳戦機」に対応するコントローラー「XVCD-18-b 18式コントロールデバイス『ツインスティック』」の商品化を目指すクラウドファンディングプロジェクトを、本日10月18日の12時より開始する。
今年6月から7月にかけて実施し、不成立に終わったツインスティック商品化プロジェクトに再挑戦するもので、今回はアミューズメントゲームのジョイスティックやボタンの製造・販売を手がける三和電子と金属加工を手掛けるトラスティ―の2社が新たなものづくりの在り方に挑戦する本プロジェクトの趣旨に賛同して参画。両社の全面協力のもと、「一生もののツインスティック」の商品化を目指すとのこと。
CFプラットフォームはCAMPFIREが提供する「キャンプファイヤー」(https://camp-fire.jp/projects/view/95196)を使用し、締め切りは11月29日23時59分まで。商品自体がリターンとなる購入型のCFで、目標金額は、支援金額1口4万4600円(税込)で合計1000口、計4460万円となる。CFが成立した場合、リターンとなる本商品の発送は、バーチャロンシリーズ第1作の「電脳戦機バーチャロン」が誕生した日にちなみ、2019年11月27日を予定しているとのこと。
タニタでは今年6月から7月にかけて、ツインスティックを商品化するCFプロジェクトに挑戦。会社組織や事業領域の枠組みにとらわれず、「ユーザーが望んでいる商品をかたちにする」ことを目的に実施し、成立には至らなかったが、賛同した支援者から8245万8710円の支援金を集めることができた。
CFプロジェクト終了後も、多くのユーザーから商品化を求める声が寄せられ、タニタでは再挑戦へ向けた可能性を探ってきたという。こうした中、タニタと同じ板橋区に本社を置く三和電子とトラスティ―が本プロジェクトの趣旨に賛同して参画を決定。両社の持つ設計・製造ノウハウや既存の部品などを活用することで、前回のCFで目指した商品仕様よりも品質・耐久性を高めつつ、製造コストを抑える筋道が立ったことから、今回の再チャレンジに至ったとのこと。都内でも有数の工業集積地である板橋区に本社を置くものづくり企業3社が連携し、「オール板橋」による高品質なものづくりに取り組む。
本商品は、前回のCFプロジェクトと同様にセガゲームスの全面協力を受け、アーケードの興奮を家庭で完全再現できる商品として、高い操作性と耐久性を実現。商品名の「XVCD-18-b 18式コントロールデバイス『ツインスティック』」は、バーチャロンシリーズの生みの親であるセガゲームスの亙重郎プロデューサーが同シリーズに登場する巨大ロボット「バーチャロイド」の型番になぞらえて命名している。
本体は専用筐体を彷彿とさせる横長のボディーを採用するとともに天板部はアーケード筐体以上の強度を持つステンレスプレートを使用するなど、質感と耐久性を高める。また、スティックの傾斜可能角度を「8度」にしてアーケード版と変わらない操作性を再現したほか、スティック基部の構造を強化し、「ねじり」や「加重」に対する高い耐久性を確保している。また、本体内の配線レイアウトをシンプルな構造とし、メンテナンス性を高めると同時に、スティック部分は交換用のアフターパーツを用意。まさに「一生もの」と呼べるツインスティックの決定版となるとのこと。
【10月18日20時40分に追記しました】
また本日行われた生配信では、セガゲームス代表取締役社長の松原健二氏から、今回のプロジェクトに応える形として「電脳戦機バーチャロン」、「電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム ver.5.66」、「電脳戦機バーチャロン フォース」の3作品がPS4向けに移植されることが発表された。
今回のクラウドファンディングプロジェクトが成立した際には、この3作品もツインスティックでプレイ可能になるとのことだ。
3Dロボットアクション・シューティングの金字塔がよみがえる!
— セガ公式アカウント (@SEGA_OFFICIAL) 2018年10月18日
「電脳戦機バーチャロン」シリーズ3タイトルのPS4®版が配信決定!https://t.co/Go4ZH5KuQP #バーチャロン pic.twitter.com/FfCdwfwkmA