マーベラスは、新基軸プライズマシン「TRYPOD」のシリーズ第2弾となる、「TRYPOD Big!!」(トライポッドビッグ)を企画・開発し、2019年に展開すると発表した。

2017年11月より市場投入した「TRYPOD」は、これまでのプライズゲームの中心的存在であるクレーンゲームとは異なった、全く新しいコンセプトと機構を持ったプライズマシン。筐体に空いた大きな穴の円周部分に配置された「リングLED」の淵より複数のアームが中心に向かって突出した構造となっており、プレイヤーは回転する「リングLED」の光を、狙ったアーム位置で止めて複数のアームを落とすことで景品を獲得することができる。

これらの「TRYPOD」の機構、ゲーム性は、その新規性・進歩性が認められ2018年7月に特許を取得しており、アミューズメント市場においても高い評価を得てヒット商品となっているとのこと。2018年夏からは、中国・香港・シンガポールなどのアジア圏を皮切りに海外展開も開始している。

今回投入する「TRYPOD Big!!」は、これまでの「TRYPOD」の特長はそのままに、開口部を従来の約1.3倍となる60cmに拡大している。これにより、最近増加している大型景品への対応はもちろん、小型の景品を複数配置するといった運用も容易となり、アミューズメント施設でのオペレーションに幅を持たすことが可能となっている。

また、開口部がそのまま景品を置くディスプレイ・スペースになるという「TRYPOD」の特長により、これまでのクレーンゲームのように筐体内に景品を並べる広いスペースが必要ないため、大型景品に対応しながらもマシンの設置面積の省スペース化を実現している。

アミューズメント施設市場は、2017年度4,620億円となっており(機器販売を含めた全体市場は6,194億円)、その45%に当たる2,096億円がプライズゲーム市場で、前年比10%の伸びを示している。「TRYPOD」は、新基軸のプライズマシンとして市場より高い評価をいただいており、新たなラインアップである「TRYPOD Big!!」の投入により、シリーズのさらなるシェア拡大を図っていくとしている。

マーベラスのアミューズメント事業は、これまでIP(知的財産)を活用したキッズカードマシンを中心に展開してきたが、2017年11月より市場投入した「TRYPOD」を始め、2019 年にはマーベラス初のアミューズメント施設向けリズムゲーム「WACCA」(ワッカ)の投入を予定するなど、事業基盤の強化を行っている。今後も販売ルートの拡充、運営サポートの強化や新機種の投入などを通じてアミューズメント事業のさらなる拡大を図っていくとのことだ。

「TRYPOD」製品サイト
https://www.marv.jp//titles/am/9121/

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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