事前登録70万件以上という話題作「リボルバーズエイト」が、いよいよ1月22日に配信される。本記事ではサービス開始相当のバージョンをプレイし、本作の魅力をできるだけ詳しく紹介する。
「リボルバーズエイト」は、セガゲームスが1月22日に配信を予定しているリアルタイムストラテジーだ。プロデューサー菊池正義氏、キャラクター原案五十嵐孝司氏と、コンシューマゲームでもおなじみのスタッフが手がけていることもあって、高い期待を寄せている人も少なくないだろう。
実際、事前登録数は70万件を突破しており、人気のほどが伺える。しかもその内容は、前評判だけにはとどまっていない。事前登録と並行して昨年から実施されているクローズドβテストでは、ユーザーから前向きな感想が多く寄せられている。正式リリース版をやりたくてウズウズしている!という人も多いのではないだろうか。そこでこの記事では、1月時点で提供された最新版のデータでのプレイに基づき、本作の魅力をできるだけ詳しくお届けしたい!
ちなみに、筆者がプレイした時点では、昨年のクローズドβテストの時点から、アップデートがなされ、「クララ」や「ラプンツェル」といったキャラクターが使用可能になっていた。だが、クララやラプンツェルを使用するためには8リーグまで対戦を勝ち上がる必要があったため、残念ながら今回のレビューでは使用していない。今回のレビューでは、リーグ2までをプレイしての内容に基づいている。
おとぎ話のキャラクターがタワー破壊を巡って戦う!3分間のリアルタイムストラテジー
改めて本作の概要を説明すると、桃太郎やシンデレラ、アラジンやシンドバットといったおとぎ話のキャラクター達が戦うリアルタイムストラテジーだ。ゲームの目的は、敵の拠点であるタワーの破壊。タワーは3つあり、より多くのタワーを破壊するか、3つの内中央タワーを破壊した方の勝利となる。
おとぎ話のキャラクターをモチーフにしたユニットでデッキを編成、フィールドに召喚してタワー破壊を目指す。召喚には「インク」と呼ばれるリソースが必要で、インクは時間経過とともに貯まっていく。召喚されたユニットは自動的に行動してくれるので、プレイヤーは手持ちのインクでどのユニットを呼び出すか?ということを考えればOKだ。
本作のユニットはそれぞれ単体攻撃ユニット、集団ユニット、範囲攻撃ユニット、遠距離攻撃ユニット、空中ユニットといった特徴を持っている。これらの特徴は、次のような相性を生む。単体攻撃ユニットは攻撃力の高いユニットが多いが、敵一体ずつしか攻撃できないため、集団ユニットに囲まれると弱い。範囲攻撃ユニットは集団ユニットを一網打尽にできるものの、打たれ弱いユニットが多い。空中ユニットは地上ユニットを一方的に攻撃できるものの、遠距離攻撃ユニットの攻撃には弱い。
ユニットを召喚する際には、こうした相性を考えるのが基本となる。ただ、単純に敵味方の相性だけで召喚すればいいというものでもない。味方ユニット同士の相性を考慮した召喚というのも重要なのだ。
たとえば、「赤ずきん」は攻撃力の高い範囲攻撃ユニットで、しかも遠距離攻撃が可能だ。なので、赤ずきんをだせば集団ユニットにも空中ユニットにも対応できるということになる。しかしその反面、打たれ弱い。そこで、高い耐久力を持った単体攻撃ユニット「はだかの王様」を赤ずきんの前に召喚する。すると敵は、赤ずきんを倒すためにユニットを召喚しても、はだかの王様に阻まれることになる。ならばとはだかの王様対策に集団ユニットを召喚したところで、後衛の赤ずきんの範囲攻撃で倒されてしまう。
もちろん、複数のユニットを召喚するためにはそれだけ多くのインクが必要なので、どんなタイミングでも仕掛けられるわけじゃない。どんなタイミングで、どの敵ユニットに対して、どんな組み合わせて味方ユニットを召喚するのかがポイントというワケだ。
本作の持つ要素の中で、本作ならではの魅力といえるのが「スキル」だ。本作には「ノーマルスキル」と「スペシャルスキル」という2種類のスキルが用意されている。いずれも時間経過に伴いゲージが貯まり、ゲージ満タンとなることで使用可能だ。
ノーマルスキルは、ヒーローユニットが使用できるスキル。ユニットはヒーロー、ミニオン、魔法、建物といった種類に分かれており、おとぎ話に登場するキャラクターはヒーローユニットに分類される。ノーマルスキルのゲージが満タンに達した時、フィールドに召喚しているヒーローユニットのノーマルスキルを使用可能だ。
スペシャルスキルは、デッキのリーダーとして設定したヒーローユニットが使用できるスキル。1試合中1回しか使用できないものの、敵の場所へ瞬間移動してダメージを与える…など、戦局を覆すほど強大な力を持っているのが特徴だ。
この2つのスキル要素は、戦略に大きな影響を与える。というのも、スキルを活用することで召喚後もユニットをコントロールすることができるのだ。ノーマルスキルにせよスペシャルスキルにせよ、効果は単なる追加ダメージだけじゃない。「移動」や「行動速度の変更」といった要素を伴っている。リアルタイムストラテジーにおいてプレイヤーは、数秒後の戦況を読みながらプレイするため、時間を変化させることができるということは、「相手の読みの裏をかける」ということ。どれだけスキルを使いこなせるかが大いに勝敗を左右しそうだ。
先に書いた通り、どんなタイミングで、どの敵ユニットに対して、どんな組み合わせて味方ユニットを召喚するのかが本作のポイントだ。このため、一度召喚したユニットを後からコントロールできれば、相手の召喚タイミングを狂わせることができる。つまり、本作はユニット召喚を巡る駆け引きに加えて、スキル使用を巡る駆け引きが存在しているのだ。
なので、ベストの組み合わせで味方ユニットを召喚したからといって安心はできない。敵のスキル使用によって、こちらの戦略が崩されることは十分あり得る。逆に言えば、いかにスキルを駆使して相手の戦略を崩すか…?これは対戦ゲームとしてアツい!
初心者でも上級者へステップアップできる!?ゲーム史に残るクエストモード
ここまで読んで、「なんか難しそう…。初心者はやらない方がいいかも…?」なんて感じていたら、少し待って欲しい。その心配は無用だ。なぜなら、本作にはメチャクチャよく出きたクエストモードがあるのだ。正直な話、筆者はクエストモードの出来栄えに感動した。
どんなゲームにも、クリアするために必要な要素として「操作方法」と「戦略・戦術(攻略方法)」がある。そして、たいていのゲームでは、「操作方法」をチュートリアルモードで解説しているはずだ。しかし、「戦略・戦術(攻略方法)」については、ゲームの中でレクチャーしない。恐らく、プレイヤー自身が気づくものという暗黙の前提があるからだろう。
しかし、格闘ゲームやリアルタイムストラテジーのようにある程度の歴史を持ったゲームジャンルにはたいていの経験者がマスターしている「基本戦略・戦術」というものがある。この「基本戦略・戦術」は、経験者は当たり前のように使えるのに対し、初心者はゲームを通して自力で習得するか、WEBの攻略サイトなどを通して学ばなければならない。それまでは経験者になかなか勝てない状況となり、挫折する原因となってしまう。
ところが本作は、クエストモードでこの「戦略・戦術(攻略方法)」を段階的にレクチャーしていく。しかも、ストーリーを楽しみながら。一部のコンシューマー格闘ゲームにも、コンボや状況への対処法などをレッスン形式で教えるものはあるが、レッスン形式だとどうしても娯楽性が低くなってしまう。しかし、ストーリーと共にお題として提示される形式なら、楽しみながら「戦略・戦術(攻略方法)」をマスターできる。初心者でもストーリーを楽しんでいる内に、経験者と同じ土俵に立てる…というわけだ。プレイヤー人口を増やし、活気ある対戦環境を作る上で、素晴らしいシステムだと思う。
贅沢を言うと、ちょっとだけ残念な点として、ストーリーで語られる内容と、クエストのお題とがリンクしていないのが若干さみしい。たとえばストーリー上で桃太郎と金太郎がケンカする…というシチュエーションなら、桃太郎と金太郎がバトルするシチュエーションでお題も設定してほしかった。
というのも、本作はストーリー部分がとてもおもしろい。舞台となる世界・イマーゴにおいて100年に一度行われる戦い。前回の戦いにピーターパンが圧倒的強さで勝利を収めたことで、世界の大部分がネバーランドになってしまう。ネバーランドは誰もが笑顔になれる世界…というより、誰もが笑顔を強制される世界と言った方が正しい。
このためおとぎ話のキャラクター達の間に不満が募り、やがて次の戦いでピーターパンを倒すという流れになっていく。この大まかな流れの中に、各おとぎ話のエピソードや、キャラクターの成長物語を織り込んだ展開が巧みに織り込まれており、思わず先が気になってしまう展開なのだ。だからこそ、なおさら、ストーリーとお題がシンクロしてくれていたら…と思ってしまうのだが、とはいえ、これは重箱の隅を突くような問題といえるだろう。
初心者も経験者も共に楽しめる作品!対戦ゲーム好きはダウンロードすべし
ユニット召喚を巡る駆け引きに加えて、スキル使用の駆け引きを盛り込んだ本作は、これまでリアルタイムストラテジーをプレイしてきたユーザーはもちろん、対戦ゲームが好きという人なら確実に手ごたえを感じられるゲームだろう。また、たとえこれまで一切リアルタイムストラテジーをプレイしたことがないという人でも、クエストモードによってストーリーを楽しみながら基本戦略・戦術を習得できる。経験者と初心者がともに対戦を楽しめる作品なので、少しでも興味を持っている人は、是非ともプレイしてほしい。筆者ももちろん、本リリースと同時にプレイを開始する予定だ!
(C)SEGA
※画面は開発中のものです。
本コンテンツは、掲載するECサイトやメーカー等から収益を得ている場合があります。






















































