「東京おもちゃショー2019」は東京ビックサイトで2019年6月13日(木)から6月16日(日)の4日間開催され、6月13日と14日は商談見本市、15日と16日は一般公開日になっている。今年も、2013年から毎年行っている「ゲームに関するモノをひたすら探す」企画を実行してみたので、見つけたゲーム関連の商品を紹介していく。
東京おもちゃショーは、西1ホール~西4ホールで行われているが、西1階会場が西1ホールと西2ホール、西4階会場が西3ホールと西4ホールと、2つのフロアに分かれているため、まずは西4階会場から紹介する。
例年はバンダイ単独のブースだが、今回はバンダイとBANDAI SPIRITSの共同出店の形を取っていた。ブースに入ると最初に見つかるゲーム関係の展示は、カード筐体の展示では「スーパードラゴンボールヒーロー」と「アイカツフレンズ」のカードゲーム筐体。そして、振り向くと「爆釣ハンターズ」や「妖怪ウォッチ」の展示で、ニンテンドー3DSと連動して遊べる「爆釣ハンターズ」に関しては、2019年冬にNintendo Switch版を展開されることが発表されていた。
ゲームの展開がなくなってしばらく経つ「ダンボール戦機」が、コロコロチャンネルでのアニメの展開からの流れで玩具の展開が始まっていた。また、Figure-riseのコーナーには、「デジモンアドベンチャー」のフィギュア、バンプレストのコーナーには「ポケットモンスター」のぬいぐるみが展示されていた。
「チャイルドパズル」のコーナーに「ポケットモンスター」のパズルが2種類展示されていた。また、撮影禁止になっていたが、「キングダムハーツIII」のジグソーパズルも展示されていた。
今年も「ポケットモンスター」のクリスタルパズルが展示されていた。
例年、目や耳の不自由な子ども向けのゲームを展示している日本玩具協会のブースには、タカラトミーの「ひらめきゲット モンスターボール」が展示されていた。
撮影禁止ではあるが、「二ノ国」のぬいぐるみが展示されていた。
RPGの原点ともいえる「ダンジョンズ&ドラゴンズ」公式のペイントセットが展示されていた。
例年通り、「ポケットモンスター」と「星のカービィ」の玩具をかなりのボリュームで展開していた。
「ポケットモンスター」の映画最新作「ミュウツーの逆襲」関連の商品をメインに展開しつつ、「スーパーマリオ」「ポケットモンスター」「妖怪ウォッチ」「スプラトゥーン2」のポチ袋、「ポケットモンスター」のカルタ、「スーパーマリオ」「ポケットモンスター」のぬり絵が展示されていた。
例年通り、「星のカービィ」「ポケットモンスター」がかなり幅広く展開しつつ、「スーパーマリオメーカー2」「NewスーパーマリオブラザーズU DELUXE」「スーパーマリオパーティ」「ヨッシークラフトワールド」「名探偵ピカチュウ」「ファイアーエムブレム風花雪月」といった任天堂関連のキャラクターの玩具が展示されていた。
2017年にソニーブースで展開されていた「toio」の新作「トイオ・ドライブ」の体験会が行われていた。
日本おもちゃ大賞のブースでは、「日本おもちゃ大賞2019」の受賞作品が展示されている中で、「エデュケーショナル・トイ部門」で優秀賞に選ばれた「ポケモンパッド ピカっとアカデミー」が展示されていた。
続いて、西1階会場のブースを紹介する。
タカラトミーブースの入り口では、「フォートナイト」のアクションフィギュアとミニフィギュアの2つの商品群で展開されていた。アクションフィギュアはビルディングセットと組み合わせることで、実際のゲームのようにマップを作って展示を行える。
「ポケットモンスター」に関しては、映画最新作「ミュウツーの逆襲」を中心に新作玩具を展開しつつ、会話に反応してくれるロボット「ねえ HelloPika(ハロピカ)」と「ねえ HelloVui(ハロブイ)」を切り離して展開。
ブースの外には、日本おもちゃ大賞に受賞した「ポケモンパッド ピカッとアカデミー」と共遊玩具の「ポケットモンスター ひらめきゲットモンスターボール」が展示されていた。
魚釣りや虫取りを楽しむ「バーチャルマスターズシリーズ」の新作として、テレビに繋いで遊ぶ「バーチャルマスターズスピリッツTV」を展示していた。
筐体系では、「キラッとプリチャン」「ポケモンガオーレ」「イナズマイレブンACオールスターズ」「ゾイドワイルド バトルカードハンター」「僕のヒーローアカデミア ヒーローズバトルラッシュ」「カードがもらえる! 超シンカバトル」が展示されていた。
キャンディートイコーナーには、「スーパーマリオ」「ポケットモンスター」があり、ガチャコーナーには「スプラトゥーン」「ポケットモンスター」の玩具があった。
例年通りnanoblockコーナーに「ポケットモンスター」関連の商品が多数展示されていた。
メガハウスブースでは、「ポケットモンスター」のフィギュアと「名探偵ピカチュウ」のぬいぐるみが展示されていた。
ブースの前にはピカチュウの立て看板があり、「ポケットモンスター」の「ピカチュウプニライト」と「ピカチュウルンルンクリーナー」が展示されていた。
懐かしいアーケードゲームの電子ゲーム化作品が多数展示されていた。現在はナムコタイトル中心に展開されていて、今後データイースト作品が加わってくるとのこと。年末発売予定の「レトロアーケードLL<ナムコミュージアム>」は20種類、「レトロアーケードLL<データイーストクラシック>」には34種類のタイトルが収録される。
また、例年展示されている、「マインクラフト」関連のグッズも多数展示されていた。
幻冬舎ブースには、初期の「ぷよぷよ」の開発に携わった米光一成氏がゲームデザインを担当した「はぁって言うゲーム」と「はぁって言うゲーム2」が展示されていた。
「マリオカート」と「ポケットモンスター」関連の商品が展示されていた。
「ポケットモンスター」関連の商品が多数見られた。
テレビに繋いで遊ぶ「アンパンマン あそんで体力・集中力UP アンパンマンスポーツ育脳マット」がメインで展示されていた。
例年通り任天堂関連のぬいぐるみが展開され、「ポケットモンスター」「星のカービィ」「スーパーマリオ」「スプラトゥーン2」「ファイアーエムブレム」「スーパーマリオメーカー2」「名探偵ピカチュウ」の商品が多数展示されていた。
「ポケットモンスター」関連の商品が展示されていた。
2018年にプレイステーション4向けにゲーム化されている「ウォーハンマー」のフィギュアとペイントセットが展示されていた。
「マリオカート」の「リモートコントロールカー」と「スプラトゥーン2」の「リバーシ」が展示されていた。
「刀剣乱舞」のジグソーパズルや花札が展示されていた。
セガグループで業務用のダーツを展開しているダーツライブがおもちゃショーに初出品。手裏剣を的に当てる「ニンジャトレーナー」とその業務向け筐体の展示をしていた。
トイガンの「ナーフ」シリーズに「フォートナイト」、「モノポリー」には「スーパマリオ」や「マリオカート」を扱った商品が展示されていた。
キョウショウエッグブランドの商品群として、プルバックカーやラジコンなどで「マリオカート」関連の商品が多数見られた。また、「スーパーマリオ」の「空飛ぶスーパーマリオコプター」や「マリオカート」の「マリオカートドローン」など空を飛ぶ玩具の展開があり、「スーパーマリオオデッセイ」の「スーパーマリオスクーター」も展示されていた。
例年通り、「星のカービィ」のポンボンボールが展示されていた。
商品自体の展示はなかったが、「ザ・キング・オブ・ファイターズ」と「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」のフィギュアが紹介されていた。
「ピコタマ」シリーズに「ポケットモンスター」のピカチュウがラインナップされていた。
最後に、今年のゲームショウを見ていて個人的に一番気になり、セガトイズに展示されていて、収録タイトルの発表で2019年前半のインターネット上を騒がした「メガドライブミニ」の紹介をする。
「メガドライブミニ」のコーナーでは、当時のメガドライブとサイズを比較するような展示があり、収録タイトルをすべて遊べるような状態で展示されていた。
まずは、いろいろな問題があって発売の予定はあったけど、当時は発売されなかった「テトリス」に挑戦。パッケージの背表紙から「テトリス」を選ぶと、パッケージと簡単な説明があった上で、ゲームが起動される。収録されている「テトリス」は当時開発された内容ではなく、新規に開発した内容になっているとのこと。
タイトルの状態で放置すると、サルが登場するデモを確認することができ、実際のプレイでもしっかりとテトリスを体験できた。
ゲーム中にMODEボタンを押すとシステムメニューが開き、ゲームを選択する画面に戻ったり、セーブをしたりできるようになっていた。
続いて、今ではなかなか入手困難なタイトルを中心にプレイ。「バンパイアキラー」や「コミックスゾーン」はセーブ機能を使えばより快適にプレイできそうだし、マルチプレイを重視するのであれば「幽遊白書 魔強統一戦」は重宝しそうだし、アクション系のゲームに疲れたら「魔導物語I」のようなRPGもプレイできるし、しっかりとプレイしようとするといくら時間があっても足りないことを実感できた。
なお、コントローラの接続部分がUSBなので、マルチプレイを行う際にはUSBハブを使って人数分のコントローラを接続すればマルチプレイを行えるとのこと。
タイトル選択画面では、背表紙以外にパッケージを表示することもできる。当時は実在しなかったはずの「ダライアス」を選択すると、「メガドライブミニ」向けに開発された最新ゲームということが確認できた。気合を入れてプレイをしてみたモノの、巨大なボスが出るところまでいかないうちに残念ながらゲームオーバー。
すでに発売から30年以上経つ「メガドライブ」をしっかりと再現し、その上で動く、当時を懐かしがることができるゲーム群は一筋縄ではいかないことを教えてもらえた。現状、受注は順調に行っているようなので、発売予定の2019年9月19日以降の盛り上がりを期待したい。そして、セーブを使いまくって「ダライアス」をどうにかクリアしてやろうと心に誓った。
今回のおもちゃショーは、昨年までと比べるとアプリ系のキャラクターの商品がかなり減ったように感じました。相変わらず任天堂のタイトル群のキャラクターとしての強さを感じつつも、それに対抗するゲーム系のキャラクターがなかなか出てきていないこともちょっと気になりました。その意味では「フォートナイト」については今後の展開が楽しみです。
一方、「メガドライブミニ」が登場したように、昔のゲームに対する需要が少なからずみられ、昨年までは「マインクラフト」中心に展開していたインフォレンズブースに電子ゲームが多数登場していたのも、面白い流れが出てきているように感じました。
商談見本市と一般公開日ではブースの作りが違ったり、展示内容が変更されたりすることはありますが、それでもたくさんの面白いモノに巡り会うチャンスがありますので、ぜひこの記事を参考に東京ゲームショーへ足を運んでみてください。
「東京おもちゃショー2019」公式サイト
http://toys.or.jp/toyshow/