お手頃価格でボリュームたっぷりに遊べる「たべごろ！スーパーモンキーボール」プレイインプレッション

セガゲームスより2019年10月31日に発売されたPS4/Nintendo Switch用ソフト「たべごろ！スーパーモンキーボール」。メインゲーム全100ステージ収録の大ボリュームで楽しめる本作のインプレッションをお届けします。

「たべごろ！スーパーモンキーボール」は、ボールに入ったおサルを操作してゴールを目指す、カジュアルゲームの大定番「スーパーモンキーボール」のシリーズ最新作。2006年にWiiで発売された「スーパーモンキーボールウキウキパーティー大集合」がベースとなっていて、価格も2,990円（税抜）とお手頃です。

メインゲームは大ボリュームの全100ステージを収録。そのほかにも、最新作ならではのパワーアップ要素が盛りだくさん。ここでは、PS4版をプレイしてみてのインプレッションを紹介していきます。

まず注目してほしいのが、ゲーム内のグラフィックが全てHDクオリティにフルリメイクされている点です。テレビの大画面で遊ぶと迫力満点ですので、プロモーション映像からその一端を感じ取ってもらえればと。

冒頭でも説明した通り、おサルの入ったボールを動かすだけのシンプルな操作性になっていますが、ボールの動き自体には慣性が働くため、実際の操作感はかなり歯ごたえがあります。筆者は今回が「スーパーモンキーボール」シリーズ初体験でしたが、ちょっとした操作ミスが命取りになる場面が多々あり、地団駄を踏みながらもプレイに没頭していました。


プレイする際にはキャラクターを選択。初期6キャラクターのほかに、ゲスト参戦のソニック・ザ・ヘッジホッグなどの隠しキャラクターが登場します。 ※隠しキャラクターはメインゲームでのみ使用可能。

一人用で楽しめるメインゲームは、アクションゲームならではの、繰り返しプレイしながら操作に慣れていく感覚です。ボールを転がしたり、ジャンプしたりするといったシンプルな操作にも関わらず、徐々に歯ごたえが増していくステージ上の仕掛けの数々は、一度直面するとその度にどうやって攻略するのかを考える必要が出てきます。

さらにボス戦では、相手に攻撃を加えるため特定のアクションを起こす必要があり、より一層のプレイスキルが求められます。ひとつのワールドをクリアするだけでもかなりのボリューム感を味わえるのではないでしょうか。

ちなみに、視点がぐるぐる動くのもゲームの特性となっていますが、今作ではオプションにカメラ感度の調整が加わっていて、自身にあったカメラの動きで楽しめます。3D酔いしやすい筆者はやや不安を感じていたので、これは嬉しい機能でした。

メインゲームに加えて、オリジナル版から厳選した10種のパーティーゲームをフルリメイクで収録。こちらはボールを用いたものや、スティックでの操作を活かしたものなどが用意されていますが、いずれも独特な操作感が求められるので、繰り返しプレイすることで徐々に高いスコアを狙っていけるのではないかと思います。また、最大4人でのローカルプレイにも対応しているので、ときに協力しながら、ときに競い合いながらの友達とのプレイも白熱しそうです。


シーソーボール	スペースモンキーアタック

スリングショット	デンジャラスルート

ハードルそう	ハンマーなげ

はたとりホバーレース	モンキースノボー

モンキーターゲット	もぐらたたき

さらに今作ではオンラインでのつながりを活用した要素も。メインゲームのクリアタイムを競う「タイムアタック」モード、10種のパーティーゲームのトータルスコアを競う「デカスロン」モードがそれぞれ収録されているのですが、それぞれネットワークランキングに対応していて、世界中のプレイヤーと競い合うことが可能です。突き詰めてプレイしたいという人は、こちらもぜひチャレンジしてみてください。

要素を一通りプレイしてみて感じたのが、思った以上に骨太な作りになっている点です。全体的に操作の説明がシンプルで、かつチュートリアルがあるわけでもないので、最初は試行錯誤することが多いですが、プレイを重ねていくことで徐々に上達していく過程はある意味で本作らしい部分かなとも感じました。3つのステージが楽しめる体験版も配信中ですので、まずは一度試してみてもらえればと思います。