韓国・釜山にて11月14日より開催中の韓国最大規模のゲームショウ「G-STAR 2019」。Netmarbleブースにて試遊することができたiOS/Android向けアプリ「マジック:マナストライク」のプレイレポートをお届けする。

「マジック:マナストライク」は、ウィザーズ・オブ・ザ・コーストからの独占ライセンスを受け、Netmarble Monsterが開発を手掛けるリアルタイム戦略対戦ゲームだ。チャンドラ・ナラーやジェイス・ベレレンといったおなじみのキャラクターたちが、新たなジャンルで活躍する。

G-STAR 2019でプレイできた体験版では、「マジック:ザ・ギャザリング」のカード戦略が分かりやすく、かつ素早く楽しめる戦略的な1vs1対戦が体験できた。本作の基本的なルールは3分間という制限時間の中で、互いにクリーチャーを配置。相手陣地の最奥にあるネクサスを破壊することで勝利となる。ルートは2本でそれぞれ自動で攻撃をしてくるタワーがあるので、まずはこれを破壊するのが目的となるだろう。時間切れの場合は破壊したタワーの数で勝敗が決まるので、ネクサスの破壊を目指すのか、タワー数で上回るのか。その2点でも様々な戦略が生まれる形だ。

本作では、画面下部にあるカードをドラッグすることでプレイすることができる。カードの種類は大きく分けて2種類。配置した後、自動で前進し戦闘をしてくれる「クリーチャー」。発動と同時に様々な効果が発生する「呪文」だ。本作には土地の概念が存在しないので、カード下にあるマナを使用しながら戦略を立てていくことになる。

本作の最も特徴的な要素が「プレインズウォーカー」と呼ばれる存在だ。いわゆるカードゲームにおけるヒーローのような存在で、プレイできる回数に限りがあるものの戦況を変えるほどの力を持っている。青のプレインズウォーカー「ジェイス・ベレレン」であれば、敵に幻影を見せてかく乱させるなど“青”系の魔法が使用できる。そのほかにも、相手ユニットを混乱させたり、仲間を攻撃させるよう仕向けたりするなどの、単純な攻撃以外の効果も存在する。

また、通常クリーチャーは自身の陣地内にしか配置できないのだが、例外的にプレインズウォーカーの周囲は敵陣であっても配置することが可能だ。プレインズウォーカーを先に向かわせ、温存させていたマナで敵陣にクリーチャーを一斉展開するといったプレイングも可能だ。

左にあるカードが「プレインズウォーカー」。他のカードと違いマナ消費が無いのも特徴だ。

対戦時間が残り1分になっても同点の場合、マナの溜まる速度が150%上昇する「マナストライク」という状態になる。互いにアクティブにカードを切っていくことになるので、戦況が大きく傾くことも。今回のプレイアブルでは、破壊したタワー数が同じ場合はドローとなっていたので、タワー数で上回るか、ネクサスの破壊を目指すのか、とっさの判断がより重要になってくる。

本作には、「マジック:ザ・ギャザリング」を象徴する5色(白・青・黒・赤・緑)のカードが登場し、色の特性が反映されている。自然の力を活用する緑のカード「夜明けのレインジャー」であれば、通常は遠距離攻撃を繰り出して戦うが、敵陣に進入すると人狼に変身し近接攻撃ユニットに変化する。このようにユニットカードの特性を考慮しながらデッキを作っていく楽しみも味わうことができる。

本作はモバイルゲームらしく、3分という短いスパンでどんどん遊びながらデッキを調整していくような中毒性のある一作に仕上がっている。「マジック:ザ・ギャザリング」好きであればもちろんだが、戦略ゲーム好きにもプレインズウォーカーという特徴的なシステムが存在するので、オススメだ。2020年の第1四半期に全世界に向けてリリースが予定されているので、ぜひ注目していて欲しい。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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