バンダイナムコエンターテインメントは本日11月24日、舞浜アンフィシアターにて、「テイルズ オブ グレイセス Anniversary Party」を開催した。ここでは、昼公演の模様をお届けする。

人気RPG「テイルズ オブ」シリーズのマザーシップタイトル12作目である「テイルズ オブ グレイセス」の10周年を記念して行われた本イベント。同作に出演するキャストが登壇し、シリーズおなじみのスキット(朗読劇)をはじめ、初公開となるオリジナルショートアニメの上映やトークコーナーなど、盛りだくさんの内容で届けられた。

出演キャスト(※敬称略・順不同)

櫻井孝宏(アスベル・ラント役)
花澤香菜(ソフィ役)
水島大宙(ヒューバート・オズウェル役)
河原木志穂(シェリア・バーンズ役)
植田佳奈(パスカル役)
浪川大輔(リチャード役)※シークレット
中原茂(ラムダ役)

オープニングムービーの上映から始まった本イベント。まずは物語のあらすじに沿ってキャラクターを紹介していったが、その中でリチャード役の浪川大輔さんがシークレットで登場すると、会場からは大きな歓声が。その後は、東地宏樹さん演じるマリクのナレーションとともに印象的なシーンを振り返る朗読劇が展開していく。

昼公演では、わだかまりを抱えたアスベルとシェリアの気持ちのやり取りを描く「7年間のすれ違い」、アスベル一行がリチャードと対峙することになり、ソフィの正体が明かされた「世界の中心の孤島にて」、アスベルとラムダが対話を繰り広げる「ラムダと共に」の3つを披露。気持ちのこもった朗読に会場も静かに聞き入りつつ、最後は全員揃ってのお祝いというかたちでのエンディングを迎えることとなった。

その後は、見事な朗読劇を披露してくれたキャストが壇上に登場し、会場に向けて順番に挨拶。中でも花澤さん、中原さんは今回のイベントが初参加ということで、喜びの声が届けられつつ、そのまま10周年にまつわるトークが繰り広げられた。

2009年12月10日にWiiで発売された「テイルズ オブ グレイセス」。その後、2010年12月2日にはPS3版「テイルズ オブ グレイセス エフ」が発売されている。河原木さん、水島さんは今回のイベントを機に再びPS3版をプレイしているというエピソードもありつつ、会場に来られなかった東地さんからのビデオメッセージが届けられた。

その後は役が決まったときの話題へと移り、櫻井さん、花澤さん、水島さん、河原木さん、浪川さんのオーディション組、植田さん、中原さんの指名組それぞれのエピソードが語られる。10年前ということで記憶がおぼろげな部分もありつつ、会話の中で当時の出来事を思い出していく、時間の流れを感じさせるトークとなった。

続いては、各キャストから印象に残ったシーンが紹介される。櫻井さんと中原さんが選んだ「ラムダと共に」のシーンでは、朗読劇での舞台上ならではの緊迫感のある掛け合いの印象が語られる。また、河原木さんが選んだ「7年間のすれ違い」は、ファン投票で1位になったエピソードというだけでなく、シェリア役のオーディションでも演じたものということで、思い入れの強さが感じられた。そして、リチャード役の浪川さんは、こちらも朗読劇で披露された「世界の中心の孤島にて」のシーンを、なぜか面白おかしく紹介していた。

さらに、会場のファンから寄せられた質問に答えていくコーナーでは、パスカルが唯一暗い部分を見せた姉とのシーンに触れたり、「テイルズ オブ グレイセス」の見どころとしてソフィの成長を描くサブイベントに触れるなど、10周年を迎えた今だからこそのトークも楽しめた。

ここで「テイルズ オブ フェスティバル」でもおなじみ、バラエティスキットのコーナーに。昼公演では「ラントのお祭り ソフィの見つけた不思議な時計」と題して、アスベルに宛てられた手紙から始まり、ソフィが見つけた時間を巻き戻せる時計を巡っての、前半の朗読劇とはまた一味違うコミカルなやり取りが繰り広げられた。さらに、バラエティスキットが終わったところで、初披露となるオリジナルショートアニメが公開。こちらはアソビストアで12月14日より配信されるということだ。

告知コーナーでは、「テイルズ オブ ザ レイズ」「テイルズ オブ アスタリア」で行われるキャンペーンのほか、2020年4月24日に発売予定の公演のBlu-ray情報なども紹介される。そしてキャストがイベントの感想を述べる場面ではソフィの“かに玉”を聴けるシーンもありつつ、最後はキャストも含めた会場全体での“友情の誓い”で締めくくった。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

コメントを投稿する

この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー