NEXON Koreaが2020年上半期にリリースを予定しているスマートフォン向けMMORPG「TRAHA(トラハ)」を先行レビュー。プレミアムβテストで体験した内容を元に、本作の魅力を紹介する。

目次
  1. エルフから与えられた力で争う人間達の物語
  2. 「やりたい」が必ず見つかる?ボリューミーなコンテンツ
  3. 使い勝手のいい自動モード!お手軽プレイにも対応
  4. プレミアムβテストで手ごたえあり!正式リリースに期待

NEXON Koreaが2020年上半期にリリースを予定しているスマートフォン向けMMORPG「TRAHA(トラハ)」。「MMOのすべてがここにある」というキャッチフレーズが示す通り、本作は本格的なMMORPGとして作られている。スクリーンショットをご覧いただければ、本作の力の入れようが分かると思う。

今回、そんな本作のプレミアムβテストに参加することができた。プレミアムβテストで筆者が体験した、本作の魅力の片鱗をお伝えしたい。

エルフから与えられた力で争う人間達の物語

本作の世界観は、正統派ファンタジー。舞台は、リスタニアと呼ばれる大陸。当初、この大陸において人間は、野蛮族という種族のエサに過ぎなかった。しかしある時、エルフの賢者が人間達に力を与える。人間の力を増幅し、野蛮族に対抗するための力。この力が最も表れた超能力者…Transcend Human Abillityこそ、「TRAHA(トラハ)」。タイトルにもなっている「TRAHA(トラハ)」だ。

では本作はTRAHA=人間と野蛮族の戦いを描いたものなのかというと…それは違う。本作が描いているのは、人間同士の戦いだ。人間達は「ヴァルカン」と「ナイアド」という2つの陣営に分かれ、戦いを繰り広げている。ゲーム開始時、プレイヤーはこの2つの陣営から自分の所属する陣営を選ぶ。

「ヴァルカン」は迫害された者たちが集まってできた陣営。一方「ナイアド」は「ヴァルカン」を暴虐とみなし、正義を執行するという認識の陣営だ。一般的なRPGの価値観というと、「ヴァルカン」がカオス陣営、「ナイアド」がロウ陣営といったところだろうか。筆者はこういう時、大抵カオス陣営側を選ぶので、今回のプレイでは「ヴァルカン」を選んだ。

陣営を選ぶとキャラクターメイキング。一般的なMMORPG同様、本作にもクラスの概念があるが、1キャラクターが複数のクラスを持っており、さらにいつでもクラスを切り替え可能という点が独特。このためメイキングでもまずクラスを選ぶのではなく、性別と体格を選ぶ。

性別と体格は4タイプある。「女性普通体型」「男性普通体型」「女性小柄体型」「男性大柄体型」の4つ。性別と体格の組み合わせによってクラスが異なっており、「女性普通体型」は「大剣」「双剣」「弓」。「男性普通体型」は「盾」「双剣」「弓」。「女性小柄体型」は「盾」「ナックル」「杖」。「男性大柄体型」は「大剣」「ナックル」「杖」という形。

遠距離も近距離もバランスよく使えそうということで、筆者は「女性普通体型」をチョイス。性別と体格を選んだ後は、顔や体型を細かく作り込むことができる。自分のお気に入りの外見でプレイするというのがMMORPGの醍醐味なので、キャラクターの作り込みは時間がかかる部分だ。気づくとあっという間に時間が過ぎていた…!

「やりたい」が必ず見つかる?ボリューミーなコンテンツ

キャラクターを作ったら、いよいよゲームスタート!「ヴァルカン」陣営は、「ナイアド」の襲撃を受けるシーンから。村や集落が襲われるというるは、ファンタジー作品の冒頭でよくあるシチュエーション。しかし、自分の故郷が侵略されるというのは、どんな作品であっても気持ちのいいものじゃない。「ナイアド」への復讐心がかき立てられる。

ムービーシーンが終わると、「ナイアド」の追手と戦うチュートリアル的なパートへ。本作の操作は仮想パッドとボタンで行う。画面右側の仮想パッドで移動、画面左側のボタンで、通常攻撃や、スキルの使用、回避といったアクションが実行できる。

操作説明が一通り終ったところで、主人公が追い詰められ、絶体絶命の危機に瀕するが、なんとか脱出。ここでメインクラスを選ぶことになる。

本作のバトルでは、クラスを臨機応変に変更して戦えるのだが、この機能が解放されるのはレベル20に到達してから。序盤はひとつのクラスを育てていくことになる。ここで筆者は「双剣」をチョイス。理由は、一撃必殺より、連続攻撃を次々当てる武器の方が気持ちイイから。

武器を選んだ後は、一般的なMMORPG同様、NPCから依頼を受けてクエストをこなしていくことになる。クエストの内容は、誰かと会話するだとか、指定のモンスターを一定数倒すだとかいったもの。

クエストをこなしてキャラクターのレベルが上がっていくと、様々なコンテンツがアンロックされていく。キャラクターが騎乗できる動物「マウント」。キャラクターに付き従う「ペット」。戦闘時に心強い召喚獣。さらには釣りや素材収集といったものまで、MMORPGでおなじみのコンテンツが一通り用意されている。MMORPGファンが「あれやりたい」と思うものは必ず見つかるのではないだろうかと思うほどのボリューム。さらに、アンロックされるテンポが速くて心地いい。

筆者が気に入ったのは「ダンジョン」。通常のクエストよりも強力なモンスターとのバトルが楽しめるコンテンツだ。通常のクエストでは、レベルと装備に気を付けておけば、スキル連打のゴリ押しでもそうそうモンスターに負けることはない。しかし、「ダンジョン」に登場するモンスターは、回避をきっちり行わなければ窮地に陥る難易度。これは歯ごたえがある。

また、育成面では「精霊カード」の収集が楽しかった。本作の育成は、プレイヤーのクラスごとのレベルアップ、装備、スキルのレベルアップといった者に加えて、「精霊カード」が存在。文字通り精霊の描かれたカードで、デッキに装備してキャラクターの戦闘力をアップできる。スマホRPGでよく見られる形式だが、MMORPGの中でカードを集めるというのは新鮮に感じた。ハクスラ的に装備を集めつつ、カードも収集していく…というのは中毒性が高い。

使い勝手のいい自動モード!お手軽プレイにも対応

魅力的なコンテンツが豊富にあるだけに、MMORPGに欠かせない「やり込み甲斐」という点で不満に思うことはない。一方で、スマホのRPGには、お手軽にプレイしたいというニーズも存在している。このため、たいていのスマホ向けMMORPGで実装されているのが、自動機能。もちろん、本作も例外ではない。

画面右上のクエスト表示をタップすることで自動的にNPCの元へ向かい、クエストを受注。さらに、クエストの実行ポイントまで向かい、敵との戦闘も自動的に行ってくれる。さらに、戦いっぷりも結構賢い。通常攻撃だけでなくスキルまで使ってくれるし、絶妙なタイミングでポーションも使ってくれる。回避は行ってくれないものの、自動戦闘中でも手動による回避が可能だ。なので、「ダンジョン」内の強力な敵を相手にする場合は、回避だけ自分で行い、後は自動戦闘に任せる…という形で戦える。

なので、クエスト進行や育成は自動モードにお任せし、自分の好きなコンテンツだけつまみ食い的に手動でプレイする…といったお気楽プレイも十分可能だ。MMOに求めるコンテンツがほぼ揃っている上、ガッツリ楽しみたいプレイヤーからカジュアルに楽しみたいプレイヤーまで対応。「MMOのすべてがここにある」というキャッチフレーズに偽りはないという印象を持った。

プレミアムβテストで手ごたえあり!正式リリースに期待

MMOに求めるコンテンツをほぼ揃えた上、様々なプレイスタイルに対応。しかもこの美麗ビジュアル。今回のプレミアムβテストを体験して、本作はMMORPGファンであれば、プレイする価値のある作品だと感じた。もちろん、現時点ではまだβテストなので、これから変更される部分もあるだろう。ここからUIやゲームバランスのさらなる調整が行われ、不具合が取り除かれたら、かなり楽しめる作品になると思う。2020年上半期に予定されている正式リリースの日を楽しみに待ちたい。

TRAHA

NEXON Korea

iOSアプリiOS

  • 配信日:2020年4月23日
  • 価格:基本無料

    TRAHA

    NEXON Korea

    AndroidアプリAndroid

    • 配信日:2020年4月23日
    • 価格:基本無料

      ※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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