EXNOAが、2020年6月25日に発売するPS4用ソフト「レムナント:フロム・ジ・アッシュ」日本語版。本作のインプレッションをお届けする。

一切の前情報を入れずにゲームスタートしたということもあり、久々にゲーム内で大量に死にまくったが、それでもコントロールを持つ手を離すことができなかった。そんな魅力にとらわれたのは、いつぶりぐらいだろうか?

「レムナント:フロム・ジ・アッシュ」は、6月25日にEXNOAより発売されるPS4向けサバイバルアクションシューティングゲームだ。開発を手がけたのは、「Darksiders III」などで知られるGunfire Gamesで、海外では昨年8月にPC/PS4/Xbox One向けにリリースされている。今回、本作の日本語版を発売に先駆けてプレイすることができたので、そのインプレッションをお届けする。

「レムナント:フロム・ジ・アッシュ」の舞台となるのは、次元を超えて出現した敵「ルート」により荒廃してしまった、ポストアポカリプス的な世界。プレイヤーは、船で塔を目指していた途中で難破し、たどりついた基地「Ward 13」を拠点に、この世界を探索していくことになる。

元々アクションシューティングが主体ということもあり英語版でも楽しめる内容だったが、このようにやや複雑で奥深いストーリーがベースとして練り込まれているため、今回の日本語化は洋ゲーファンにとってもかなりありがたい。登場するキャラクターたちは、セリフだけではなくしっかり豪華声優陣が吹き替えを担当しているため、より感情移入しやすくなっているところも嬉しいポイントだ。

アヴァ・マッケイブの声を演じるのは井上喜久子さん。Ward 13のエンジアでだが、人とあまり関わりたくないのかプレイヤーは嫌われている。そうしたこともあり、ゲーム序盤は関わる頻度は少ないのだが、武器やMODなどを制作してくれる。
「レムナント:フロム・ジ・アッシュ」の声優陣(順不同)

井上喜久子さん、松岡禎丞さん、福原香織さん、上間江望さん、春宮茉由さん、土井正昭さん、小林範雄さん、小林範雄さん、藤堂駿介さん、深月みなさん、下川草介さん、小林秀行さん、桜木章人さん、宮村蒼さん、石井隆之さん、谷田部翔子さん、神昌彦さん、太田彩華さん、藤原愛理さん、山根雅史さん、伊藤雄貴さん、戸村美優さん、秋葉佑さん、飯隈のどかさん、小澤麗那さん、玉井勇輝さん、中島卓也さん

マッケイブのすぐ隣にいるドン・リグスのところでは、武器や装備が購入できるほか、素材とお金(スクラップ)は掛かるが、武器や装備のアップグレードも行える。
3つのプレイスタイルから好みのアーキタイプを選択

ゲーム序盤は、いわば操作の基本を学んでいくチュートリアル的な内容となっている。そこで選ぶのが、3種類用意されているアーキタイプの選択だ。「ハンター」は長距離の戦闘に特化したタイプ。「EX-カルティスト」は、中距離の戦闘やサポートに向いている。「スクラッパー」は、近接戦と近接攻撃のダメージに秀でた能力を発揮するといった感じだ。

簡単に言うと、長距離・中距離・近距離攻撃のプレイスタイルに分けることができるのだが、まずはこの中から自分のプレイスタイルに合ったものを選んでいくようにするといいだろう。

プレイヤーが装備可能な武器は3種類ある。メインの「ロングガン」とサブの「ハンドガン」は、△ボタンを押すことでいつでも切り替え可能だ。もうひとつの「近接武器」は、R2ボタンで繰り出すことができる。こちらは、弾丸を節約するために雑魚キャラの処理するときに使うほか、目前に敵が多数群がって銃で対処するのが難しいときに使用するといった感じだ。

ちなみに、今回筆者は最初のキャラで長距離タイプの「ハンター」を選んだのだが、長距離だけではなくハンマーで敵を殴り倒すなど近接攻撃も行うことができる。ボスによっては、近距離のショットガンで大きなダメージを与えたほうが効率よく倒せる場合があるが、そのときはあらかじめ武器を持ち替えておけばOKだ。

自動生成されるマップでプレイヤーごとに異なる体験が楽しめる

プレイヤーが探索するマップが自動生成されるというところも、本作の特徴のひとつだ。もちろん、大まかなメインストーリーに沿ってゲームは進行していくのだが、ローグライクなゲームのようにプレイヤーによってマップの形や戦利品、敵の配置など、その構造は異なったものになる。

そのため、友人と一緒にプレイするときに自分が見たことのないボスに出会うといったことも起こりうるのだ(オンラインでは3人まで一緒に冒険が可能)。

ゲーム序盤は、廃墟のような街を探索するところから始まる。敵の数もさほど多くはなく、ビルによって中に入って探索していくことも可能だ。ここで入手できるのは、お金の変わるになるスクラップや、武器や装備の強化に必要な鉄などの素材だ。

本作では、いわゆる一般的なハクスラ系のゲームのように、武器や装備などを入手する機会はあまり多くない。そのため、基本的にはこうした素材を集めていきながら、活動のベースとなるWard 13に戻って強化を繰り返していくことになる。

チュートリアルを終わらせるか、チュートリアルをスキップするとクエストアイテムにカードキーが追加される。それを使って、Ward 13の地下2階と3階を探索しよう。ここでは、強力なサブウェポンのサブマシンガンを入手することができる。

Ward 13で購入できるアイテムには、消費アイテムと呼ばれるものがある。こちらは、傷や病気の手当をしたり、あるいは弾丸の補充やアドレナリンなどのブーストが行えたりするものも用意されている。もちろん使えばなくなってしまうので、適宜補充していくのがいいだろう。

こうしたアイテムの多くは、戦闘中にとっさに使用したいものばかりだ。そこで、必要なものを4つだけ選んで「クイックセレクト」に登録しておくこともできる。特に、毒や放射線などのダメージを与えてくる敵がいる場合は、それに対処できる消費アイテムを選んでおいた方がいい。

クイックセレクトには、最大4種類の消費アイテムをセットしておける。これらは、十字キーを押すことで、使用できる。

もうひとつ、プレイヤーの体力を回復できるのが「ドラゴンハート」だ。使用回数は決まっているものの、L1キーを押すことで体力を回復することができる。ただし、使用中は若干隙ができてしまうため、敵との間合いに気を付ける必要がある。

マップを探索中、癒しの場となるのが「チェックポイント」だ。本作ではメニューでセーブなどは行えず、このチェックポイントでセーブを行うことになる。チェックポイントでは、消費アイテム以外の弾丸やドラゴンハートが回復できるほか、Ward 13にワープすることも可能だ。Ward 13からも同じチェックポイントに戻ることができる。

本作では、“死”は避けては通れないほど、日常的な出来事である。さいわいなことに、死んだときのペナルティはほとんどないが、最後に立ち寄ったチェックポイントまで戻されてしまうので注意が必要だ。また、Ward 13に戻らなかった場合でも、チェックポイントに立ち寄ることで、回りにいるルートたちも復活する。これを逆手にとり、経験値稼ぎを行うことも可能である。

チェックポイントはマップでも確認できる。発見したら、1度は利用してセーブしておこう。
個性豊かなクリーチャーたち

マップはランダムだが、敵であるルートたちの攻撃自体は一貫性がある。そのため、クセさえ掴んでしまえば、ある程度かわして倒していくことは簡単だ。しかし、同じ場所でも毎回微妙に出現するタイミングが異なることがあるため、油断していると大量の敵に囲まれ、あっという間に倒されてしまうという事態もしばしばおこる。

特に注意が必要なのが、中ボス的なキャラクターたちの存在だ。ザコキャラを相手にしているときに、甲高い笛のような音が鳴ることがある。これは中ボスの出現を表しており、敵によってはプレイヤーの背後から突然襲いかかってくるものもいる。彼らの出現に合わせて、大量のザコキャラも押し寄せてくるので的確に対処していく必要があるのだ。こうした中ボスからは、ボス武器やMODのクラフトに使えるレア素材の「ルミナイトクリスタル」を入手することができる。

中ボスのひとりであるハルク。プレイヤー目がけて突進して、切りつけてくる。寸前のところでローリングしながらかわして、攻撃を加えていこう。切りつけられると出血してしまうので、注意が必要だ。
ザコキャラだが、近づくと爆発して有毒なガスを発生させるワート。距離を取って倒していこう。

探索するのは地上だけではなく、地下のダンジョンなども含まれている。そして、その要所にはかなり強力なボスキャラがプレイヤーを待ち構えているのだ。体力なども段違いで、格段に強い。アクションゲームが得意な人ならば、それなりにやり応えを感じるかもしれないが、人によっては100回ほど連続で倒され心が折れてしまうかもしれない。

しかし、困難の先に倒すことができると、その喜びもひとしおである。そして、ボスを倒すことで、さらなる異世界への扉が開いていくのだ。

遠距離と近距離というコンビネーションで襲いかかってくるボスキャラの、シャッターとジェイド。
トレイトとMOD、装備の強化が勝利のカギ

ルートを倒すと経験値が入るが、これによりプレイヤー自身のレベルが上がっていくというわけではない。その代わり手に入るのが「トレイトポイント」と呼ばれるものだ。ひとつレベルが上がる度に1ポイント貯まり、それを様々なトレイトに割り振ってステータスを上げていくことになる。

たとえば「活力」にポイントを振ればHPが、「エンデュランス」に振ればスタミナが増えるといった感じになる。最初の頃は、トレイトの種類もあまり多くないが、冒険を続けていくうちにその種類も増えていき、キャラクターを成長させる幅も増えていく。

敵を倒すと、経験値としてトレイトが貯まっていく。MAXになると、トレイトポイントがひとつもらえる。ひとつのトレイトに割り振れるポイントは、最大20までだ。

登場キャラクターのところでも少し触れたが、プレイヤーのキャラクターを強化していくには、上記のトレイトのほか武器や防具などのアップグレードがある。ゲーム序盤で入手できる装備品はかなり限られており、必然と手持ちの装備をアップグレードしていくことになるのだ。

アップグレードに必要な素材も、最初は鉄など比較的手に入れやすいものだが、徐々に高品質なものが必要になっていく。

ちなみに装備品は頭と体、足の3ヵ所については、同種類のアーマーを身につけることで、セットボーナスが付く。たとえば、「スクラッパー」系の装備には「チャレンジャー」というセットボーナスが設定されている。これを3つ装備することで、5メートル以内の敵に与える合計ダメージが、最大35パーセントも増えるのだ。そのため、可能な限り同一種類の防具を身につけるようにしたほうがいいだろう。

もうひとつ忘れてはならないのが、武器のMODだ。こちらは、ハンドガンまたはロングガンに設定できるもので、戦闘中にポイントが貯まっていきMaxになるとR1キーを押して発動できる必殺技のようなものである。たとえば、「メンダーのオーラ」を設定しておくと、発動時に緑色の霧が出現して、その中にいるプレイヤーの体力を毎秒10回復してくれる。

新たなMODは、Ward 13にいるマッケイブに作ってもらうことも可能だ。どの武器にどのMODを設定しておくかということも、重要な戦略のひとつである。

強敵への対処もプレイヤーの数だけ攻略法がある

このゲームをプレイして、最初に壁にぶつかったのが、巨大な木の形をしたボスキャラ「エント」とのバトルだ。正直何回倒されたかわからないレベルで、いったん心が折れたため他の場所でトレイト稼ぎの旅に出てしまったぐらいである。

その後、トレイトと装備品をかなりアップグレードしてから挑んだところ、思いのほかあっさり倒すことができた。つまり、本作では敵の強さに合わせた自キャラの強化ということも考えたバランスになっているのだ。相手に与えるダメージが少なければ、より多くの弾丸が必要になり、それを拾い集めながら戦っていくことになる。しかし、受けるダメージが少なく与えるダメージが多ければ、そうした手間もなくなっていくというわけである。

ちょっと面白いと感じたところは、そうしたバランスというよりもプレイヤーの数だけ攻略法があるというところだ。海外ではすでに昨年夏に発売されているため、YouTubeで検索するとこうしたボスキャラ攻略の動画が多数アップされている。それらを見てみると、戦い方や武器など、個性的なものばかりである。

見たこともないような、ものすごく強力な武器であっという間に倒してしまうものもあれば、キャラクター自体は貧弱でも、それをプレイヤー自身の腕前でカバーしながら倒しているというものもあった。たとえ同じ敵を相手にしている場合でも、それだけプレイに幅があるということになる。

苦労した末にボスキャラを倒すと、プレイヤーの前に新たな異世界への扉が開いていく。そのたびに、これまでとは異なる世界で新たな敵と戦っていくことになる。この感覚がたまらなく冒険心を煽ってくれるのだ。

やり応えという意味では十分すぎるほどの作品なので、シューティング好きだけではなくアクションゲームに飢えているならば、ぜひ挑戦してみてほしい作品である。

レムナント:フロム・ジ・アッシュ

EXNOA

PS4パッケージ

  • 発売日:2020年6月25日
  • 価格:4,980円(税別)
  • 18歳以上のみ対象
レムナント:フロム・ジ・アッシュ

レムナント:フロム・ジ・アッシュ

EXNOA

PS4ダウンロード

  • 発売日:2020年6月25日
  • 価格:4,980円(税別)
  • 18歳以上のみ対象

レムナント:フロム・ジ・アッシュ ダウンロードデラックス版

EXNOA

PS4ダウンロード

  • 発売日:2020年6月25日
  • 価格:5,980円(税別)
  • 18歳以上のみ対象

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Published by EXNOA LLC. (C) 2020 Perfect World Entertainment Inc. and Gunfire Games, LLC. All rights reserved. Developed by Gunfire Games, LLC. Remnant: From the Ashes and Gunfire Games are trademarks, service marks and logos owned by Gunfire Games, LLC.

※画面は開発中のものです。

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