日本ファルコムが2020年8月27日に発売を予定しているPS4用ソフト「英雄伝説 創の軌跡」。同作に登場するキャラクターを一挙紹介!
目次
ゼムリア大陸を舞台に、さまざまな英雄たちの活躍を描くストーリーRPG「軌跡シリーズ」。Gamerでは、「軌跡シリーズ」のこれまでのタイトルを網羅した、軌跡シリーズ特設サイトを展開している。
2020年8月27日に発売を予定しているPS4用ソフト「英雄伝説 創の軌跡」では、「閃の軌跡」シリーズで描かれた災厄《巨イナル黄昏》後のゼムリア大陸を舞台に、三人の主人公によるクロスストーリーが展開していく。
新たな登場キャラを含む50人以上のプレイアブルキャラクターが登場、そして各キャラクターの背景を掘り下げる膨大な《エピソード》シナリオなどが用意されているということで、ここではこれまでに判明している登場キャラクターをカテゴリー別に紹介する。発売前に改めてチェックする上で、参考にしてもらえればと思う。
The Day of Reindependence
ロイド・バニングス CV:柿原徹也
「頑張ろう――これからも
この街と市民たちを守れるように。」
クロスベル自治州で起こった数々の難事件を解決した、熱い正義感と不屈の魂を持つクロスベル警察《特務支援課》のリーダー。
帝国によるクロスベル占領後、重要参考人として指名手配を受けたロイドは支援課が保護していた少女・キーアとA級遊撃士アリオスと共に追っ手から逃れつつ、クロスベル解放に向けた地下活動を地道に続けていた。
その後、約2年数ヶ月の歳月を経てクロスベルの解放を成功させたロイドは当時のオリジナルメンバーと共に再び《特務支援課》の活動を再開することに。
活動再開を喜ぶ市民の声を受けつつ、ロイド自身も「再独立調印式」の日を心待ちにしているが……。
エリィ・マクダエル CV:遠藤綾
「私たち、これまで本当に
色々な人に支えられてきたのね――」
クロスベル議長ヘンリー・マクダエルの孫娘にしてリーダー補佐として《特務支援課》を支える才色兼備の女性。
クロスベル占領後、《特務支援課》が解散となってからは幼少期からの留学経験や優れた政治感覚を活かして帝国要人やRF(ラインフォルト)グループとの接触を図るなど独自にクロスベル再独立の道を模索していた。
再独立決定後はロイドらとともに《特務支援課》の活動を再開。現在は支援要請をこなしつつ、「再独立調印式」に代表として出席する祖父・マクダエル議長の秘書として政治外交をサポートする日々を送っている。
ティオ・プラトー CV:水橋かおり
「この2年間を乗り越えてきた
わたしたちなら、きっと……!」
《特務支援課》メンバーにして、エプスタイン財団・クロスベル支部に所属する若き研究主任。
帝国によるクロスベル占領後は情報局による監視を受け、行動が制限されるという状況に置かれながらも水面下でロイドらに協力。
その過程で帝国の新旧VII組や周辺諸国の導力技術者たちと連絡を取るようになり、RFグループのアリサ・ラインフォルトやリベールからの留学生、ティータ・ラッセルらと親交を深めていった。
《特務支援課》活動再開後はオリジナルメンバーの一人として現場に復帰。更に、研究主任としてZCF(ツァイス中央工房)やRFグループとも連携するなど、導力研究者としての道も歩み始めている。
ランディ・オルランド CV:三木眞一郎
「俺は帝国で何度も見て来たぜ――
苦難の道を歩みながら、光を見出してきた連中をな。」
猟兵団《赤い星座》に所属していた過去を持つクロスベル警察《特務支援課》の頼れる兄貴分。
クロスベル占領後は初代総督ルーファス・アルバレアの策略によって仲間と引き離され、トールズ第II分校で教官を務めることとなったが、それをきっかけに帝国で教官としての経験を積み、新旧《VII組》をはじめとする数多くの人々と固い絆で結ばれていった。
クロスベルの再独立が決定し、教官としての任期が終了したランディは帰国を決意。
後進を育成するという分校での仕事に若干の後ろ髪をひかれつつも、クロスベルの地で、再び《特務支援課》の活動を再開することとなった。
ノエル・シーカー CV:浅野真澄
「言ったじゃないですか、
あたしたちも支援課の一員だって!」
重火器の扱いと車両の運転技術に長けた、クロスベル警備隊の次期エースと目される女性隊員。
一時期は出向メンバーとして《特務支援課》の活動に参加し、ロイドらと共に多くの難事件を解決へと導いた。
帝国によるクロスベル占領時は密かに警備隊の有志たちと連携してレジスタンス活動に身を投じ、軍事方面の情報収集を行うなど陰でロイドたちに力を貸していた。
再独立決定後、再編された警備隊に復帰したノエルは“曹長”から“三尉”へと昇進。「再独立調印式」を控え、現在はソーニャ司令の指揮下で警備隊の任務に就いている。
ワジ・ヘミスフィア CV:皆川純子
「優秀な相方(パートナー)たちに囲まれて
つくづく果報者だよね、僕って」
中性的なルックスが人目を惹く神秘的な青年。星杯騎士団に所属する守護騎士で第九位《蒼の聖典》の名を冠している。
かつては身分を偽ってクロスベル旧市街に潜伏し、不良グループ「テスタメンツ」の少年たちを陰ながら導いたり、《特務支援課》の追加メンバーとしてロイドと行動を共にするなどクロスベルで様々な活動をしていた。
占領後はクロスベルを離れ、守護騎士として諸国を飛び回っていたが七耀教会の「再独立調印式」参加に伴い、新たな相方(パートナー)たちと共に縁深きクロスベルの地を再訪することに。
リーシャ・マオ CV:佐藤利奈
「かつての契約相手だろうと
もはや容赦するつもりはありません……!」
クロスベル自治州の劇団《アルカンシェル》でアーティストとして活躍している、大人しく控えめな性格の娘。その正体は、カルバード共和国で伝説の存在にもなっている暗殺者《銀(イン)》で、身の丈を超す斬魔刀を得物としている。
《銀》として仕事を請け負いながら自分の生き方を模索していたが、《アルカンシェル》や《特務支援課》との出会い、クロスベルの人々との生活を通して、一人のアーティストとして生きることを決意した。
自らの才能を見出し、劇団に迎え入れてくれた先輩アーティストのイリアを誰よりも慕っており、クロスベル再独立を記念した公演に向けて練習の日々を送っている。
Lost Symbol/Round of Seven
リィン・シュバルツァー CV:内山昂輝
「八葉一刀流《剣聖》の名を授かった身として
引導を渡させてもらう!」
《灰色の騎士》としてその名を知られるトールズ第II分校特務科《VII組》の担当教官。八葉一刀流《七の型》奥伝にして、帝国北部の温泉郷ユミルを治めるシュバルツァー男爵家・長男でもある。
帝国全土を襲った災厄《巨イナル黄昏》では一時、自我を喪失する程の窮地に立たされたが新旧《VII組》や多くの協力者、そして相棒である騎神《ヴァリマール》とともに帝国を忌まわしき“呪い”から解き放った。
大戦終結後は教官として職場に復帰。《VII組》の教え子たちと切磋琢磨する日々を送る中、ある人物の依頼で故郷・温泉郷ユミルを訪れることになるが……。
ユウナ・クロフォード CV:東山奈央
「言ったじゃないですか、
今は《VII組》もあたしの大事な“居場所”だって」
特務科《VII組》のリーダー的存在で、クロスベル出身の正義感溢れる活発な娘。帝国を襲った災厄では持ち前の前向きさで周囲を鼓舞しリィン救出のために行動を起こすなど《新旧VII組》の重心として大きな活躍を見せた。
大戦後、故郷・クロスベルにおける解放作戦では一時的に帝国を離れ《特務支援課》に協力。彼女にとっての悲願だった再独立への道をつかみ取った。
その後、警察学校に復学するという選択肢もあったが、クロスベルと帝国の今後の関係を見据えたユウナは自らの意志で第II分校・特務科《VII組》に残ることに。
クルト・ヴァンダール CV:江口拓也
「僕は殿下を――
セドリックを探しに行きます」
天才的な双剣術の腕前を持つ、容姿端麗なヴァンダール家の次男。一族が皇族守護職の任を解かれてからは進むべき道を見出せないでいたが、リィンや《VII組》の仲間との交流を経て、素直な心で成長を遂げていった。
災厄《巨イナル黄昏》では、かつての護衛対象であったセドリック皇太子と敵対。互いの想いをぶつけることで、人として、友として、そして、ライバルとして改めて向き合っていくことを決意した。
その後、《VII組》に残り卒業まで文武に励む選択をしたが、生真面目な性格が仇となってか、周りと比較して自身の成長に限界を感じ始めているらしい。
アルティナ・オライオン CV:水瀬いのり
「相変わらず騒々しい人ですね。
エージェントとしてどうかと思います」
地精(グノーム)によって生み出された人造人間(ホムンクルス)で、情報局のエージェントとして第II分校に入学していた少女。当初は感情が希薄だったが、《VII組》での活動や同級生と過ごす中で年齢相応の感情を表すようになり、邪険に扱っていたミリアムとも、次第に姉妹のような関係を築いていった。
大戦後、エレボニア帝国の軍備縮小に伴うTMP(鉄道憲兵隊)や情報局の再編をきっかけに、エージェントとしてではなく、第II分校の生徒として日々を重ねる道を選択。
そんな中――アルティナはある想いを胸にリィンの故郷・ユミルに同行することになる。
ミュゼ・イーグレット CV:小清水亜美
「首位から最下位まで――
教官がお望みの順位になってみせますよ?」
清楚かつ蠱惑的な言動で周囲を惑わせる少女で、四大名門の筆頭・次期カイエン公爵としての運命を背負う。
第II分校では、無数の事象から未来を見通す“指し手”としての力を利用し、来たる大戦に向けて水面下で魔女ヴィータ・クロチルダと接触。災厄《巨イナル黄昏》では《ヴァイスラント決起軍》主宰として帝国政府と対立し、世界に犠牲を強いることを知りながらも自らの命を捨てる覚悟で立ち向かっていった。
大戦後は再び《VII組》の生徒として学業を続けることに。カイエン公として表舞台に立つまでに残された、わずかな期間を一人の少女・ミュゼとして精一杯楽しもうとしている。
アッシュ・カーバイド CV:前野智昭
「ハッ、こちとら遊びのプロだ。
アンタとは鍛え方がちげぇんだよ」
粗野で猛々しい振る舞いを見せるが、あらゆる分野で並外れた才能を発揮する不良青年。幼い頃に起こったある悲劇がきっかけで帝国の“呪い”をその左眼に宿すようになり、第II分校在籍時に皇帝銃撃という大罪を犯してしまう。
災厄《巨イナル黄昏》では《VII組》の激励を受け、最後まで“呪い”に抗うことを決意。自らが犯した大罪の落とし前をつけるべく、リィンや仲間たちとともに大戦を戦い抜いた。
その後、“呪い”から解き放たれたアッシュは第II分校へ復学。《VII組》で学びつつも、自分が進むべき道について迷いが生じているようだが……。
アリサ・ラインフォルト CV:堀江由衣
「後始末は必ずつけてみせます。RF関係者として、
何よりもフランツ・ラインフォルトの娘として」
帝国最大の重工業メーカー、RF(ラインフォルト)グループの令嬢にして旧《VII組》メンバーの一人。《巨イナル黄昏》では地精(グノーム)の出現により母や使用人のシャロンと敵対することになったが、その後、自らの意志で二人を取り戻し、亡き父・フランツとも奇蹟的な邂逅を果たした。
現在はRF社の第四開発部室長として業務に励む傍ら、タングラム要塞の解体手続きなど、クロスベル再独立に向けた事後処理にも協力。帝国やクロスベルでの事件を通して知り合った《特務支援課》のエリィとも個人的な親交を深めているという。
ラウラ・S・アルゼイド CV:伊瀬茉莉也
「強いな、そなた……途轍もなく……!!」
旧《VII組》メンバーの一人で、若干19歳にして奥義を皆伝した武の名門・アルゼイド子爵家の息女。父アルゼイド子爵との修行で師範代となってからは武者修行を兼ねて帝国各地の練武場をまわり、時にはリィンたち新《VII組》に手を貸していた。
帝国を襲った災厄《巨イナル黄昏》では“呪い”の影響で敵となった父と剣を交え、アルゼイド流伝承者として見事勝利。一人の剣士として恥じない生き方を求め、災厄が過ぎ去った後も己のアルゼイド流剣術を磨き上げる日々を送っている。
エリオット・クレイグ CV:白石涼子
「現代の技術では解析できない、
“早すぎた女神の贈り物”、か……」
帝国軍の猛将《紅毛のクレイグ》の長男にして旧《VII組》メンバーの天才音楽家。トールズ士官学院、帝都の音楽院を経て、プロの音楽家になってからは音楽の力で人々を平和に導く手段を模索しつつ、リィンたち新《VII組》の活動をサポートしていた。
災厄後は音楽の力で帝国の人々を元気づけるために巡業活動を再開。更に、今年から聖アストライア女学院で臨時の音楽教員を務めるようになり、才能溢れる若手講師として女学生から注目を集めている。
マキアス・レーグニッツ CV:佐藤拓也
「ただ“恩返し”したかったからじゃない。
貴方たちの正義の在り方が尊敬できたからです」
帝国政府暫定首班、カール・レーグニッツの実子にして秀才肌の生真面目な司法監察官。トールズ士官学院や帝国内戦での経験をきっかけに政治学院での勉学に励み、「司法監察院」へ就職する道を選択。《巨イナル黄昏》では国家総動員法による監察院の有形無実化、父との対立といった窮地に立たされながらも最後まで“法”の番人として自分自身の正義を貫き通した。
災厄後は再独立を控えたクロスベルで監察業務を担当。日々の激務をこなしながら、現地で暮らす人々とも交流を深めているらしい。
ユーシス・アルバレア CV:立花慎之介
「貴方は為すべきことを為されるべきだろう。
――クロスベルでご子息がそうしているように」
四大名門・アルバレア公爵家次男にして帝国クロイツェン州を治める若き貴公子。トールズ士官学院卒業後は内戦で捕縛された父や兄ルーファスに代わり、領主代行として帝国東部の領民を支えていく道を選択。《巨イナル黄昏》では欺瞞に満ちた公爵家に絶望し、人の道を踏み外そうとした兄との最後の戦いに挑み、長く続いた兄弟の確執に決着をつけた。
災厄後は“貴族の義務(ノブレス・オブリージュ)”を体現する存在として各地の貴族と連携し、帝国の進むべき未来を模索するように。そんな中、リィンに協力する形で帝国のある事件に関わっていくことになるが……。
エマ・ミルスティン CV:早見沙織
「私――巡回魔女として
ゼムリア大陸の平和を守っていきたいの」
帝国に伝わる古の存在《魔女の眷属(ヘクセンブリード)》にして旧《VII組》メンバーの一人。
早くに母を亡くしている事もあり、魔女の長ローゼリアは祖母、同じ里で育ったクロチルダは彼女にとって姉のような存在。学生時代に起こった帝国内戦をきっかけに素性を明かし、以降、優れた導力魔法の使い手として、魔女の一人として新旧《VII組》をサポートしてきた。
《黄昏》後に使い魔セリーヌと共に故郷エリンの里へと戻ったが、現在は災厄時に異常を起こしていたゼムリア各地の地脈を確認し、鎮めて回るという活動を続けている。
フィー・クラウゼル CV:金元寿子
「遊撃士としては気が進まないけど、
“猟兵流”で試してみる?」
並外れた身体能力を持つ、猟兵団《西風の旅団》出身の若手女性遊撃士。
かつては猟兵として戦場に身を置いていたが、遊撃士サラとの出会いやトールズ士官学院《VII組》での学生生活がきっかけで正遊撃士資格を取得し、サラとコンビを組むようになった。災厄《巨イナル黄昏》では猟兵時代の育ての親、ルトガー団長の死を“娘”として見送り、これからも遊撃士としての道を歩んでいくことを決意した。
現在は猟兵時代の異名《妖精》を冠する若手遊撃士としてメキメキと頭角を現しており、協会からも若手有望株としてその将来を期待されている。
ガイウス・ウォーゼル CV:細谷佳正
「反旗を翻し、クロスベルを占領した
テロリストたち、か……」
遊牧民族「ノルドの民」出身で、七耀教会の《星杯騎士団》に所属する守護騎士の一人。
四人兄弟の長男で面倒見がよく、先入観にとわられず物事の本質を見定めることが出来るため、旧《VII組》をはじめ周囲からの信頼は厚い。トールズ卒業後、とある事件がきっかけで“聖痕”を受け継ぎ、守護騎士第八位《絶空鳳翼》として帝国の災厄に立ち向かった。
その後はノルド時代からの相棒・鷹のゼオと共にゼムリア各地で《星杯騎士団》の任務にあたっていたが、帝国で発生したある事件のカギを掴むため、家族が暮らす故郷ノルドの地を再び訪れることになる。
ミリアム・オライオン CV:小岩井ことり
「アーちゃん、
ボクたちも負けてられないね!」
旧《VII組》メンバーの一人で、無邪気で人懐っこい性格の少女。
その正体は地精(グノーム)によって生み出された人造人間(ホムンクルス)であり、同じ境遇で妹にあたるアルティナのことを誰よりも可愛がっている。《白兎》のコードネームで帝国軍情報局に所属し、エージェントという立場を活かして新旧《VII組》を支援していたが、地精らの暗躍により命を落としてしまう。
しかし、聖女アリアンロードが最後に与えた力や騎神、魔女たちの協力によって新たな身体を得ることとなり、災厄が過ぎ去った後は再び情報局で元気に活躍する姿を見せるようになった。
クロウ・アームブラスト CV:櫻井孝宏
「さすがに俺のことは知ってるか。
――“先代”としては嬉しいぜ」
トールズ士官学院で《VII組》やトワ、アンゼリカ、ジョルジュと共に学生時代を過ごした、ギャンブル好きでお調子者だが頼れる先輩。
故郷ジュライ市国を併合したオズボーン宰相に復讐を誓い、テロ組織《帝国解放戦線》のリーダー《C》として暗躍していたが、内戦終盤、リィン達との共闘の末に命を落としてしまう。
その後、帝国を襲った災厄では《黒の工房》の技術によって不死者となるも、最終的には《至宝》の奇蹟によって再び人間としての生を与えられた。
災厄後、一時的に故郷ジュライへ里帰りしていたが、《C》を騙る謎の人物が《新生帝国解放戦線》を立ち上げたことを知り、独自に行動を起こし始める。
サラ・バレスタイン CV:豊口めぐみ
「背中くらい、いくらでも押してやるわよ。
“カッコいいお姉さん組”としてね」
かつてリィンたち旧《VII組》の担当教官を務めていた、《紫電》の異名を持つ凄腕のA級遊撃士。
ノーザンブリア自治州出身の戦災孤児で、猟兵団《北の猟兵》を立ち上げた「バレスタイン大佐」に育てられた過去を持つ。黙っていれば美人だが、酒グセが悪く、私生活がだらしないという残念なところは相変わらず。
帝国を襲った災厄後は遊撃士としての活動を本格的に再開。再独立を機に活動を再開させたクロスベル支部や後輩遊撃士のフィーとも連携を取りつつ、ゼムリア各地で精力的に仕事をこなしている。
The Miserable Sinners
《C》 CV:???
「此度の一件──
考えていたよりも遥かに楽しませてくれそうだ」
フルフェイスの仮面で素顔を隠した騎士で、華麗な剣捌きによる戦闘を得意とする。
かつて内戦の引き金を引いたテロ組織《帝国解放戦線》のリーダーと同じ名を名乗っているが、装束や使用武器が異なっており、その正体は多くの謎に包まれている。
帝国占領期にクロスベルを治めていた、ルーファス・アルバレア元総督の指揮下にあった衛士隊の不穏な動きを単独で探っているようにも見えるが……。
スウィン・アーベル CV:梶原岳人
「――オレたちは人を殺さない。
それでいいなら、あんたに雇われてもいい」
かつて“殺し屋”として活動していた過去を持つ少年。
長さの異なる特殊な二本の剣を得物としており、戦局に応じて的確に近接戦闘をこなす。
クールな性格である程度の常識を弁えているが、相棒として行動を共にするナーディアに振り回されてしまうことが多く、彼女の言動にはいつも頭を悩ませている。
ある出来事がきっかけで“殺し屋”として所属していた組織から抜け出し、ナーディアと二人で追手から逃亡する日々を送っている。
ナーディア・レイン CV:石見舞菜香
「やっぱり、すーちゃんとなーちゃんは
最強のコンビかも~♪」
“殺し屋”としてスウィンと共に働いていた少女。
大きなぬいぐるみの中に様々な暗器を隠し持ち、中~遠距離戦において高い戦闘能力を発揮する。
常に気だるげでヤル気のない発言ばかりしているが、優れた分析能力を持ち、かわいらしい外見と演技力で相手を騙す術に長けている。
スウィンと共に組織を抜け、逃亡の日々を送る中、ある人物からの依頼を受けたナーディアたちは奇妙なトランクを運搬することになるのだが……。
ラピス・ローゼンベルク CV:和氣あず未
「そう――私は誇り高きローゼンベルク人形。
あなたたち、なかなか見る目があるのね」
人間の少女のような外見を持つ、ローゼンベルク製の小柄な人形。人格を持ち、独立して稼働することが可能だが、何故か自分自身に関する記憶を一切失っている。
ローゼンベルク製の人形であることを誇りとし、常に優雅であることを心がけているが、半面、抜けたような言動を見せることも多い。
記憶と自身の正体を知るため、ある事件の最中で出会った《C》やスウィンたちと行動を共にするようになる。
エンペラー CV:柳田淳一
「我自らが“再教育”し、
“最強の凶器”に育て上げてやろう」
とある“組織”で幹部を務め、自らを皇帝(エンペラー)のコードネームで呼ぶ謎の男。
組織の下位構成員を道具として酷使し、脱走者には無慈悲な死を与える非情な性格をしている。重力操作を可能となる金色の古代遺物(アーティファクト)を身に付けており、その圧倒的な重力攻撃によって数多の肉体を押し潰してきた。
何者かの支援を受ける形で、かつて組織から脱走した構成員二名を追跡しているようだが……。
Cross Story / Episode
ルーファス・アルバレア CV:平川大輔
「この私が手ずから祓うとしよう。
クロスベルの歪みの象徴たる“支援課”という幻想を」
四大名門の一角、アルバレア公爵家の長子にしてオズボーン直属《鉄血の子供達(アイアンブリード)》の元筆頭。欺瞞に満ちた帝国貴族を見限り、“真の父”と崇めたオズボーンを乗り越えることで「この世に生まれた意味」を見出そうとあらゆる手を尽くして己の力を蓄えていった。
災厄《巨イナル黄昏》では人としての生を捨ててまで勝利を掴もうとするも、リィンたち新旧《VII組》の前に敗北。人を信じず、誰にも頼ろうとしなかった自身と人の絆を信じた弟・ユーシスとの違いを悟り、自ら負けを認めた。
その後、オズボーン亡き後は筆頭としてルーファス自身がすべての罪をかぶる形で逮捕されたはずなのだが……。
ディーター・クロイス CV:竹本英史
「己の“正義”の在り方、今一度
ロイド君たちと見つめ直すといい」
元IBC(クロスベル国際銀行)総裁にして、古より錬金術を継承してきたクロイス家の末裔。結社《身喰らう蛇》の使徒第三柱・マリアベルの実父にあたる。
自身の“正義”を実現するため、《零の至宝》キーアを利用するなど強引な手法でクロスベルの国家独立を画策し、自ら大統領に就任するといった暴挙に及んだが、ロイドたち《特務支援課》の活躍により国際的犯罪者として逮捕された。
その後、帝国によるクロスベル占領、災厄《巨イナル黄昏》が引き起こした世界大戦を経験する中、獄中で“正義”の在り方を問い直す日々を送っていたらしい。
アガット・クロスナー CV:近藤孝行
「俺が全力で支えてやるさ。
――頑張れよ、ティータ」
《重剣》の二つ名を持つリベール出身のA級遊撃士。大剣を自在に扱うパワーと持ち前の気合で数々の任務を全うしてきた実力者であり、《リベールの異変》解決の功労者の一人でもある。
遊撃士として帝国入りした後は様々な局面でトールズ第II分校や新旧《VII組》と共闘し、災厄《巨イナル黄昏》ではエステルらリベールの仲間たちと協力して危機に立ち向かった。
リベール時代からの付き合いであるティータの成長を深い愛情をもって見守っており、災厄後も遊撃士としての仕事をこなしながらティータの開発研究に協力しているようだが、彼を目の敵にしているティータの母、エリカ博士がやって来たためか個人的な気苦労も増えているという。
ティータ・ラッセル CV:今野宏美
「この一年間が、みんなと過ごした時間が
無駄じゃないって証明したかったから!」
トールズ第II分校《IX組》主計科に所属するリベール王国出身の少女。《三高弟》として知られる天才導力学者・ラッセル博士の孫娘で、現在はG・シュミット博士の四番弟子として彼に師事している。
普段のあどけなさに反して芯のある性格で、ラッセル家で磨き上げた技術力は堅物のシュミット博士も認める程。災厄《巨イナル黄昏》では以前から開発していた二足歩行型強化外装「オーバルギアIII」を駆って戦列に加わり、技術者としての腕と知識でリィンたち新旧《VII組》をサポートした。
その後も第II分校に留まり、遊撃士アガットの応援を受けながらRF社やエプスタイン財団との次世代「オーバルギア」開発に積極的に取り組んでいる。
G・シュミット博士 CV:大塚芳忠
「政府やギルドの思惑など知ったことか。
私はあくまで《工房》が残したデータにしか興味が無い」
導力革命の父、C・エプスタイン博士の直弟子《三高弟》の一人にしてトールズ第II分校の特別顧問を務める天才導力学者。
職人気質で気難しく、研究のことを第一に考えているが、ぶっきらぼうな言葉の裏に二番弟子マカロフや三番弟子ジョルジュへの気遣いが見え隠れすることがあり、四番弟子ティータの成長を認めるような気概も持ち合わせている。
“魔煌機兵”など、帝国内戦~災厄《巨イナル黄昏》にかけて《黒の工房》が各地に残した武器、自律型兵器といった後々の禍根となりかねない問題を解決するため、RF社協力の下で《工房》跡地の調査を進めている。
レクター・アランドール CV:森田成一
「ったく、タヌキオヤジが引退して
少しは楽になるかと期待したんだがなぁ」
帝国軍情報局に所属する特務少佐にして、外交書記官としての肩書も持つヤリ手の情報将校。元《鉄血の子供達(アイアンブリード)》の一人であり、いい加減に見えて裏ではあらゆる方法で交渉を成功させることから《かかし男(スケアクロウ)》とも呼ばれている。
災厄《巨イナル黄昏》ではオズボーン宰相の駒として非情に徹し、勝敗が決した際は自決まで考えていたが、リィン達の説得もあり考えを改め、情報局に留まって今後の帝国を支えていくことになった。
天賦の才である“カン”によって、災厄後のゼムリア大陸で何らかの異変が起こる事を察し、再独立を控えたクロスベルへと向かうことになるが……。
フラン・シーカー CV:有島モユ
「お姉ちゃん……苦しい道のりだったけど、
みんなで一緒に頑張ってきてよかったね」
クロスベル警察の受付・オペレーターを務める女性警察官で警備隊員ノエルの妹。
幼い頃からノエルを「自慢のお姉ちゃん」と慕っており、休日は二人で出かけるなど姉妹仲は極めて良好。乗り物好きで活動的な姉に対し、ぬいぐるみや小物集めが趣味といった女の子らしい面が強いが、オペレーターとしての腕は確かで《特務支援課》発足時からロイドたちを支援してきた。
クロスベル再独立が決定し、姉との平穏な日々が帰ってきたことを警察官の一人として心から喜んでいる。
シズク・マクレイン CV:井上富美子
「大好きなお父さんと一緒なら、
きっとどんな事も乗り越えられるから」
クロスベルの守護神として知られるA級遊撃士、アリオス・マクレインの一人娘。
父親思いの健気で優しい少女で、キーアなどクロスベル市で暮らす同年代の子供たちとも仲が良い。幼い頃、導力車の爆発事故が原因で視力を失ってしまいウルスラ医科大学で治療を続けていたが、《零の御子》として覚醒したキーアによって視力を取り戻した。
帝国占領期は軍の目が届かないよう、父アリオスがシズクをレミフェリア方面に避難させていたが、そんな中でもクロスベルで地下活動を続けるロイドたちに励ましの手紙を送り続けていた。
緋のローゼリア CV:水橋かおり
「泣くなとは言わぬ。じゃがその血を引いた以上、
ヌシには“生き方”を選ぶ
運命(さだめ)があろう」
幼い容姿ながら老成した口調が特徴的な、齢800歳を超える《魔女の眷属(ヘクセンブリード)》の長。
セリーヌの生みの親にあたり、エマにとっては魔術の師であり、祖母のような存在でもある。その正体は空の女神に遣わされた《聖獣》で、クロスベルの地を見守る《神狼》ツァイトと同格の存在なのだが、流行りの文化やジャンクフードを好み、生活態度がずぼらなためエマに叱られることもしばしば。
帝国の災厄が過ぎ去ったことで“霊脈”の歪みも消滅したことを確認し、長としての務めは一段落したはずだったのだが……。
セリーヌ CV:相沢舞
「と、当然よ!
これでもロゼの後継者なんだから!」
人語を操る黒猫にして、《魔女の眷属》であるエマの使い魔。エマにとってはお目付け役のような存在でもある。
長ローゼリアによって生み出されたこともあり、潜在的な魔力は非常に強く、本人の意思で人型に変身することもできる。リィンとはトールズ士官学院の頃からの仲で、騎神での戦闘をサポートしたり、《巨イナル黄昏》によって贄となってしまったリィンを守ったりとこれまでに何度も窮地を救ってきた。
《黄昏》後、一旦は故郷エリンの里へと戻ったが、ローゼリアの依頼を受け、“霊脈”に関する調査に乗り出すことに。
エリゼ・シュバルツァー CV:後藤沙緒里
「私はもう、兄様に守られるばかりの
かよわい存在ではありません」
シュバルツァー男爵家の長女にして《聖アストライア女学院》の学生会長を務めるリィンの義妹。女学院で知り合ったアルフィン皇女とは中等部の頃からよき理解者であり、親友としての関係を築いている。義兄のリィンを実の兄以上に慕い、信頼しているらしく帝国での内戦や《巨イナル黄昏》など、これまでに何度も窮地に陥ったリィンを支え、勇気づけてきた。
災厄後、学生会長として女学院での学生生活を送る一方、《灰色の騎士》の妹として恥じぬ存在でありたいとヴァンダール練武場に通い、オリエ夫人に剣術の指南も受けている。
アルフィン・ライゼ・アルノール CV:佐藤聡美
「事件の鍵を握る仮面の人物。
《新生帝国解放戦線》なる
組織のリーダー、ですか」
ユーゲントIII世の娘にして、イタズラ好きで茶目っ気のあるエレボニア帝国皇女。《聖アストライア女学院》に通うエリゼとは中等部の頃から親友の間柄でもある。旧《VII組》とはエリゼを通じて興味を抱くようになり、その後、内戦や《巨イナル黄昏》を通してアルノール家を巡る数々の悲劇に見舞われながらも一人の人間として大きく成長していった。
《巨イナル黄昏》での出来事をきっかけに消息不明となった双子の弟・セドリックのことを気にかけつつも、現在は国内の反発勢力を抑えつつ、皇女として真摯に国民と向き合っている。
ヴァルド・ヴァレス CV:龍谷修武
「誰に笑われようが関係ねぇ。
“誇り”は掲げてこその男ってモンだろ」
七耀教会の守護騎士・ワジを補佐している偉丈夫の従騎士。かつては不良グループ《サーベルバイパー》のヘッドとして暴れまわっていたが、薬物グノーシスによる《魔人化》の影響で心身に異常を来たし、アルテリア法国で治療を受けることになった。
その後、様々なハンデを抱えながらも薬物治療と七耀教会での勉学に励み、晴れてワジ付きの従騎士として認められることになった。
以前よりも落ち着いた印象を受けるが、不良だった頃のハングリー精神は忘れていないらしく、現在もワジをライバル視しているという。
ガルシア・ロッシ CV:江川英生
「ハンパな覚悟で戦場に出てきてんじゃねぇぞ──
ロイド・バニングス!」
《キリングベア》の異名で知られる剛腕で、純粋なパワーのぶつかり合いによる肉弾戦を好む大男。若い頃から裏社会の人間として猟兵団《西風の旅団》やマフィア《ルバーチェ商会》を渡り歩き、クロスベルではツァオ・リー率いる《黒月》と抗争を繰り広げていた。
数々の罪を犯してきた人物ではあるが、仁義に厚くスジを通す性格で、その点だけは捜査官であるロイドからも信頼されている。
七耀暦1204年に起こったクロスベル独立国事件では国防軍によって収監されたロイドを叱咤激励し脱走に協力。その後は大人しく国防軍に捕まり、獄中で罪を償う道を選んだ。
神速のデュバリィ CV:大空直美
「悪党ども!《鉄機隊》の名に懸けて、
わたくしが懲らしめてやりますわ!!」
結社《身喰らう蛇》で《鉄機隊》の筆頭隊士を務める戦乙女。《神速》の異名をとる高速剣を持ち味としている。
災厄《巨イナル黄昏》では、結社で不可解な動きを見せていた主(マスター)・アリアンロードに真意を問いただすため距離を置き、対立関係にあったリィンたち新旧《VII組》に一時的に協力。《VII組》と行動を共にしたこと、アリアンロードの想いを知り、その最後を看取ったことが剣士として、人間としてのデュバリィを成長させることとなった。
その後は結社に身を置きながらも、主なき《鉄機隊》筆頭隊士として己の正義を貫くことを決意。再び甲冑を身に纏い、クロスベルで暗躍する衛士たちの前に姿を現す。
クレア・リーヴェルト CV:小清水亜美
「いつかきっと――
また自分を好きになれる日が来るはずですから」
鉄道憲兵隊(TMP)に所属する特務少佐にして、かつての《鉄血の子供達(アイアンブリード)》の一員。
オズボーン宰相に深い恩を感じており、帝国を襲った《災厄》では宰相の駒として非情に徹し、リィンたち新旧《VII組》と敵対。勝敗が決した際は自決まで覚悟していたが、その後考えを改め、災厄後は帝国を立て直すために政府直属の立場を失ったTMPに籍を置くこととなった。
現在は自由が制限されたTMPの中で、自分自身を責め続けるように仕事漬けの日々を送っている。
キーア・バニングス CV:釘宮理恵
「きっとできることがあるはずだよ。
キーアに“強さ”を教えてくれた、
クロスベルのみんななら」
天真爛漫な性格で誰からも愛される少女。《特務支援課》とは家族のような強い絆で結ばれている。
その正体は、500年前の錬金術師たちによって生み出されたホムンクルス(人造人間)。クロスベル独立を巡る事件では、因果を操る能力を持つ「零の至宝」として目覚め、その力を利用されるも《特務支援課》によって救出され、代償として力を失った。
現在は《特務支援課》保護のもと、普通の少女としての生活を送っているが、因果の流れを感じ取れる程度の力の“残滓”は残っているという。
アレックス・ダドリー CV:中井和哉
「思い知ったか。
これが正義の鉄槌というものだ!」
捜査一課の主任を務める、クロスベル警察きってのエリート。規律を重んじた冷徹な振る舞いをすることもあるが、その内にはアツい正義感と情熱を秘めており、彼を目標としている警察関係者も多い。
当初、《特務支援課》には懐疑的な立場を取っていたが、数々の事件に関わっていく中で彼らの想いに感化され、クロスベル警察の一員として認めるようになっていった。
クロスベル解放後も衛士隊の撤退に伴う事後処理、軍警の解体・再編、再独立調印式に向けた準備など、捜査一課主任として多忙な業務に追われている。
ミレイユ二尉 CV:中原麻衣
「まったく、いつも遅いのよ。
……馬鹿ランディ」
ソーニャ司令のもとで数多くの隊員をまとめている、クロスベル警備隊の優秀な女性士官。クロスベル占領期は、教官として帝国のトールズ第II分校に赴任した元同僚のランディを案じつつも、クロスベル各地に潜伏していた警備隊メンバーを率いて地道なレジスタンス活動を続けていた。
クロスベル解放後は警備隊の再編に伴い三尉から二尉へと昇進。任期を終えたランディが戻ってきたことを内心喜びつつも、相変わらず痴話ゲンカのようなやりとりをしてしまうらしい。
ツァオ・リー CV:平川大輔
「いや、しかしクロスベルも
大変なことになってしまいましたねぇ」
カルバード共和国の犯罪組織《黒月(ヘイユエ)》の幹部で、表向きは民間会社《黒月貿易公司》のクロスベル支社長。
組織の利益優先で動いているように見える一方、裏では警察に情報を流したり、対立組織との交渉を進めるなど抜け目なく立ち回る《黒月》随一のキレ者として上層部からも一目置かれている。
オズボーン宰相の逝去、ロックスミス大統領の退任など、大国間のパワーバランスに大きな変化が訪れようとしている中、《黒月》としてどう動くべきかを見極めようとしているようにも見えるが……。
レン・ブライト CV:悠木碧
「人形遊びは卒業したのよ、《博士》。
──レンはもう大人だから」
ジェニス王立学園に在籍している学生で、並外れた頭脳と適応力を持つ小悪魔的な少女。
帝国を襲った災厄では、音信不通となった親友ティータのためにエステル、ヨシュアと共に帝国入りし、新旧《Ⅶ組》や《魔女の眷属(ヘクセンブリード)》に協力することとなった。
その後、リベール王国に戻り学園生活を再開していたが、ある日、結社時代から縁があるヨルグ・ローゼンベルクからの連絡を受けたレンは“ある目的”のために単身、クロスベルへ向かうことに。
エリカ・ラッセル CV:ゆきのさつき
「アガット・クロスナー専用カタパルトで
リベールまでの空の旅を楽しみにしていることね、
おーっほっほ!!」
リベール王国・ツァイス中央工房(ZCF)の博士にしてトールズ第II分校に留学しているティータ・ラッセルの母親。
導力革命の祖として知られるC・エプスタイン博士の三高弟の一人、ラッセル博士を父に持ち、導力学者としてのセンスやユニークな発想力は父親をも凌駕すると噂されている。
かなり強烈な性格をしており、娘のティータを溺愛する一方彼女と親しい間柄にあるアガットに対してはいつも敵意をむき出しにしている。
ツァイト CV:龍谷修武
「背が伸びたな……
人の子の成長というのは早いものだ」
古の時代よりクロスベルの行く末を見守り続けてきた聖獣で、《神狼》の伝説で人々に語り継がれてきた存在。
七耀暦1204年にマフィアが引き起こした魔獣被害騒動をきっかけに《特務支援課》の一員となり、警察犬としてロイドたちに力を貸すようになった。
マフィアによる《黒の競売会》、教団事件など数々の事件で活躍し《特務支援課》をサポートしていたが、災厄《巨イナル黄昏》の前に消息不明となり、クロスベルの地から姿を消してしまった。
イリア・プラティエ CV:浅川悠
「ほらほら、ブランクのあるあたしに負けてたら
お話にならないわよ?」
強烈なカリスマ性と情熱的な演技から《炎の舞姫》とも称される劇団《アルカンシェル》のトップスター。
かつて猟兵団《赤い星座》の襲撃に遭い再起不能と言われるほどの大ケガを負ったものの、ウルスラ病院での最先端治療と不屈の精神でリハビリを続け、念願の舞台復帰を果たした。
アーティストとして若干のブランクが生じたもののリハビリ中もずっと《アルカンシェル》のことを考えていたらしく、リーシャやシュリが心配になるほど記念公園に精力を注いでいる。
アリオス・マクレイン CV:森川智之
「過去の咎があるこの身……
立ち居振る舞いは考えるべきだろう」
八葉一刀流・二の型《疾風》の免許皆伝にしてクロスベル自治州を代表するA級遊撃士。《風の剣聖》の異名で国内外に知られており、クロスベル市民や遊撃士協会を支持する人々から絶大な人気を得ている。
かつてはクロスベル警察の捜査官として活躍していたが、帝国と共和国の暗闘から起こった不幸な事故が原因で警察を辞職、その後は遊撃士として任務に没頭することで悲しみを紛らわせていた。
七耀暦1204年に起こったクロスベル独立国事件の際は立場を異にするロイドら《特務支援課》と敵対する形となってしまったが、その後はクロスベル独立のため、再び一人の遊撃士として尽力することに。
マテウス・ヴァンダール CV:小山力也
「剣は形あるものに非ず、自らの内側に宿るもの。
己が剣を掴めば、それ即ち剣の形なり」
代々皇族の守護職を務める武の名門・ヴァンダール家現当主にしてヴァンダール流剣術の総師範。クルトやミュラーの父にあたり、《雷神》マテウスとしてその名を轟かせる帝国最高峰の剣士でもある。
必要以上に言葉を発しない寡黙な性格でいつも硬い表情をしているため周囲から誤解されがちだが、彼の内面を知る人々からは深く慕われている。
クロスベル再独立の調印式が行われる数日前から鉄道憲兵隊のクレア特務少尉と連絡を取り、門弟に指示を出すなど奇妙な動きを見せているが……。
オリエ・ヴァンダール CV:ゆかな
「──寡黙なあの人にしては
珍しいこともあるものですね」
マテウスの後妻にして特務科《VII組》に所属するクルトの母。自身も《風御前》と呼ばれるほどの腕前を持ち、帝国内のヴァンダール流道場では師範代を務めている。
帝国を襲った災厄ではヴァンダール家のゼクス、ミュラーと共に《黒の工房》が開発した魔煌機兵を退けるなど、新旧《VII組》の活路を切り開くために自ら戦場に赴いて薙刀を振るった。
基本的にはお淑やかで凛としているが、稽古の際は容赦のない一面を見せる事があるため、門下生にとっては総師範のマテウスよりも怖い存在らしい。
F・ノバルティス博士 CV:真殿光昭
「ちょうど生体部品(パーツ)が足りていなくてね。
君のような優秀な個体が欲しかったのさ」
結社《身喰らう蛇》の使徒・第六柱にして、兵器開発を担う《十三工房》を統括するマッドサイエンティスト。
天才的な頭脳を持っているが自身の研究以外には興味が無いらしく、他人を嘲る振る舞いを平然と行うなど他の使徒、執行者からも“悪趣味”だと蔑まれている。
ゼムリア大陸各地で人形兵器を放ったり、自身が開発した三体の“神機アイオーン”を実戦に投入するなど、これまでに“実験”と称して様々な形で結社の計画に関わってきた。