クリーク・アンド・リバーは、任天堂および同社が著作権を有するゲーム著作物の利用に関する包括的許諾契約を締結した。

クリーク・アンド・リバー(以下、C&R)は、2013年7月に日本初のMCN※として「The Online Creators(以下、OC)」をスタート。YouTubeを中心に活動する動画クリエイターをサポートしている。

今回、両社の合意により、今後OCに所属する動画クリエイター(OC提携法人所属の動画クリエイター含む)は、任天堂がWebサイトで公表する「ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」に従って、任天堂のゲーム著作物を利用した動画や静止画等の共有サイトへの投稿(実況を含む)および指定のシステムにおける収益化が可能となった。

同ガイドラインは個人を対象としているが、別途契約を締結した法人に限り、法人に所属する投稿者が所属する法人の業務として行う投稿であっても、同ガイドラインに従って任天堂のゲーム著作物を利用した投稿を行うことが許諾される。

2020年8月1日時点で、同契約はC&Rを含め7社の法人が締結。C&Rは、今後OCに所属する動画クリエイターの新たな視聴者の獲得とファンとの繋がりの強化を目的に、任天堂のゲーム著作物を利用したゲーム実況動画の企画・制作・配信・収益化を積極的にサポートするとしている。

また、任天堂のゲーム著作物の公正な保護と適切な利用を促進するとともに、動画を制作する法人や個人が安心してゲーム実況動画を制作・投稿し、収益化できる環境を構築していくとのことだ。

※マルチチャンネルネットワークの略。YouTube上の複数のチャンネルと提携し、プロモーション、制作支援、視聴者の獲得や収益の分配など、契約クリエイターに対して様々な支援策を提供するネットワークのこと。

任天堂×クリーク・アンド・リバー社 任天堂のゲーム著作物に関する包括的許諾契約 概要

契約締結日:2020年8月1日(土)

対象

・MCN「The Online Creators(OC)」に所属する動画クリエイター
・OCと提携する企業に所属する動画クリエイター

内容

任天堂がWebサイトで公表する「ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」に従って、任天堂のゲーム著作物を利用した動画や静止画等を制作し、YouTubeやTwitter、ニコニコ動画等の動画共有サイトへご投稿(実況含む)いただけます。

また、YouTubeの「YouTubeパートナープログラム」やTwitterの「Amplify Publisher Program」、ニコニコ動画/生放送の「クリエイター奨励プログラム」および「ニコニコチャンネル」等、任天堂が指定するシステムにおける収益化が可能となりました。

任天堂「ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」詳細
https://www.nintendo.co.jp/networkservice_guideline/ja/index.html

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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