コーエーテクモゲームスは、2021年11月13日に有観客イベント「金色のコルダ スターライトオーケストラ Featuring 常陽工業/ラザルス学院」を開催した。ここでは常陽工業にフィーチャーした昼の部の模様をお届けする。
本イベントは、スマートフォンアプリ「金色のコルダ スターライトオーケストラ(スタオケ)」に登場する学校ごとにスポットを当てたもの。昼は常陽工業高等学校、夜はラザルス学院高等学校にとことんフィーチャーした生ドラマやライヴ、トークを堪能できる。
今回は「スタオケ」初の有観客イベントとして開催され、両公演ともに11月21日(日)23時59分まで「Streaming+」でアーカイヴ配信も実施している(購入は11月21日(日)21時まで)。配信では公演後に出演者からカメラ目線の挨拶もあるので、残念ながらリアルタイムでの視聴が叶わなかったファンもアーカイヴ配信で楽しもう。
出演者
谷山紀章さん(桐ケ谷晃 役)
伊藤健太郎さん(刑部斉士 役)
石川英郎さん(笹塚 創 役)
保村 真さん(仁科諒介 役)
新井良平さん(ヤス 役)
演奏者
Takumadropsさん(キーボード)
声の出演
下地紫野さん(友枝 役)※昼の部のみ
教育委員会からの呼び出し?!ドキドキのドラマに迫力の“メンチ切り”も
ヤスの初々しいアナウンスからイベントが始まり、盛大な拍手に迎えられながらステージ上へ出演者5人が登場。まだ歓声を送れない状況ながら初の有観客イベントということもあり、伊藤さんからファンへ「ただいま&おかえり」と温かい挨拶が届けられる。
ドラマ「precious memories ~常陽工業高校~」の前編は、木蓮館で練習に励んでいたコンミスと刑部のやりとりからスタート。笹塚もとなりで仕事をしている様子。そこへ、買い出しに出ていた仁科と桐ケ谷が合流する。ごく自然にチューブアイスを分け合う桐ケ谷と刑部に対し、仲がいいと見守る仁科。しかしコンミスが出会った当初、刑部は生徒会長、桐ケ谷はヤンキー集団「ウロボロス」のトップとしてあえて対立し、そうした雰囲気を見せないようにしていた。
アニメーションも交えつつ、ゲーム内メインストーリー2章での思い出を振り返る面々。3人で一緒に動物園へ行った時の話題などで盛り上がり、いつの間にか笹塚も話へ加わる。そこへ、「桐ケ谷と刑部を教育委員会が探している」と大慌てで飛び込んできたのは常陽工業の生徒・ヤス。刑部はともかく桐ケ谷は心当たりがありすぎると不穏な空気が漂い、気になる物語の続きは後編へと持ち越される。
トークバラエティコーナー「カードを選んでメンチ切りをせよ!!」は2つのサイコロの合計分だけカードを引き、カードに書かれた言葉を並べ替えて考えたセリフで“より怖いメンチ切り”を考えるというルールで実施。「スタオケ」のハーフアニバーサリー記念番組でも行われたコーナーで、出演者は当時のやり取りを思い出しながらトークを広げていく。判定は会場のファンに配布された学校名入りうちわで行われることから、石川さんは会場がよく見えるようイベント真っ最中にメガネを取りに行く自由奔放さを見せていた。
まずは伊藤さんがサイコロを振り、合計3とかなり少ないワード数を引き寄せる。多い方が大変だと話していた矢先、保村さんは合計11とかなりのワードを組み合わせなくてはならない事態に。続けてサイコロを振った谷山さんは合計2、最後の石川さんもまさかの合計2と最低ラインが連続してステージは騒然。そこでラザルスチームは石川さんと保村さんのカードを合計して半分とし、両者はシンキングタイムへ突入する。
伊藤さんはドスを効かせた声で「ドンパチ」「お土産」「ツッパリ」を組み合わせ、保村さんは「俺様」「土手」「縦笛」「最終兵器」「トランペット」「ゴール」「奥歯」という7ワードで展開。保村さんが引いた言葉に谷山さんが「もうそのシチュエーションしか連想できない!」というツッコミを入れてしまい、保村さんにメンチを切る前にそれ以上言わないようにと止められる場面も。保村さんは途中まで「なんとなくこういう流れかも?」と予想できる形で進めていたが、まさかのオチにステージと会場は爆笑の渦に包まれる。
谷山さんは茨城にある常陽工業高校らしい「納豆」と、さらに「無双」という強烈な2ワードを引く。そこから、たった2つの言葉だけとは思えないシチュエーションの作り込みを見せつけ、石川さんは保村さんを巻き込み「相棒」「お前」「グリーンホール」「カチコミ」「頭」「足」の6ワードで凄みを利かせる。
谷山さんの引いた強烈な言葉の強さもあり、結果は圧倒的な支持を集めた常陽側が勝利。さらに勝者へ贈られる賞品が偶然にも「納豆」というミラクルも重なり、ファンは肩を震わせながら大きな拍手を送る。新情報コーナーでも、このコーナーを思わせるコミカルなアドリブでファンをわかせていた。
そこから一転、重々しい空気の中で始まったドラマ「precious memories ~常陽工業高校~」の後編。教育委員会や校長の意向で、桐ケ谷は生徒会の友枝と、刑部はヤスとウロボロスの店内にいた。何故こうなってしまったのかはぜひドラマ本編で確かめてほしいが、一見正反対に見える桐ケ谷と刑部も、思い描いている未来は同じなのだと改めて感じられるストーリーになっていた。ドラマ中に優しく寄り添う、Takumadropsさんの生演奏にも注目だ。
ライヴコーナーでは、谷山さんが華麗なパフォーマンスも交えつつ「GROOVY DAYS」を熱唱。伊藤さんはクールな「Game Changer」へ渋い口上を添え、CD音源とは一味違う生ならではの演出でファンを魅了する。エンディングでは名残惜しそうな雰囲気に加え、常陽の2人からは思わずドキっとするようなメッセージも届けられた。出演者の挨拶の後も、終演後のナレーションでも常陽メンバーが会話を繰り広げ、最後の最後までたっぷり常陽工業を味わえたフィーチャリングイベントは終了した。
12月上旬には、今回のオンリーイベントをより楽しめる「スタオケイベント振り返り!くじ~常陽工業/ラザルス学院~」をオンラインで開催すると発表。キャラクターデザインを手掛けた高山しのぶ氏が考案した「ネオンフィッシュ」グッズやキャラクター18人からの手紙などがラインアップされているそうなので、続報を楽しみに待っていよう。
撮影/大山雅夫
※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。
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