ポニーキャニオンは、11月19日に実施した音楽ゲーム「DEEMO」をフル3DCGでアニメ化した「劇場版 DEEMO サクラノオト -あなたの奏でた音が、今も響く-」のスペシャル生配信について、公式レポートを公開した。
「劇場版 DEEMO サクラノオト -あなたの奏でた音が、今も響く-」は、2022年2月25日より全国の劇場で公開予定の新作映画。今回、スタッフやキャスト向けの最速試写会後に実施されたスペシャル生配信に出席したアリス役の竹達彩奈さんと、仮面の少女役の丹生明里(日向坂46)さんによる完成作品を鑑賞しての感想コメントが公開された。作品の魅力やアフレコ秘話などについても語られているので、ぜひチェックしよう。
「愛を感じる作品」「夜のシーンの虫の音をぜひ聴いてほしい!」
本作のアフレコ収録はキャストごとに別々に行なわれたため、実は竹達さんと丹生さんはこの日が初対面。竹達さんは丹生さんを見て「見ててすごく癒されます」とにっこり。一方、アニメ好きの丹生さんにとって竹達さんは憧れと言える存在のようで「某アニメの姉妹(※「五等分の花嫁」)、あと「けいおん!」の「ふわふわ時間」も大好きで、カラオケで歌ったりしてます!」と語り、これには竹達さんも「“こっち側”ですね(笑)」と仲間を見つけたようで嬉しそう。
丹生さんにとって、本作は劇場長編アニメの声優初挑戦であり「共演陣の方も超豪華で、この中に私が⼊っていいのか? と緊張しました」と述懐。この日、開催された最速試写で完成した作品を観て「(自分の名前が出てくる)エンディングで感動し過ぎて泣いちゃいました!」と明かす。
竹達さんも「私も映画作品で主演は初めてで、(完成した映画を観て)ウルっときて感動してしまいました!」と“座長”としての感慨を口にする。
その後、2人は“埼玉愛”や“シューティングゲーム好き”といった共通点で盛り上がり「一緒にやりたいです!」と約束するなど、初対面にもかかわらず、和気あいあいとしたムードでトークは進む。
この日の試写は、国内最高レベルの音響設備が整った会場で開催されており、7.1chで、前後左右から立体的に音を感じられる環境で上映されたが、竹達さんは本作の音響、音楽について「とにかくすごいとしか言いようがない! 音がいろんなところから聞こえるのもすごいし、いままで、スマホの中で聞いていた音楽が、映画館で立体的に聴こえるのに感動しました。それだけで泣いちゃうくらい、ファンには絶対にうれしい仕様になっていました。細かいんですが雨の音が聞こえたり、夜のシーンでも耳をすますと虫の声が聞こえて季節を感じられたり、すごかったです」と興奮気味に語る。
丹生さんも「(音を)3Dに感じました。楽曲のシーンが結構あったんけど、オーケストラのコンサート会場にいるような感じで、360度から音色に包まれているような…。映画館で味わったことのない音色が感じられて、ドアの開く音すら『ギィー』とリアルに聞こえてきて、ひとつひとつの音が丁寧過ぎて、さすがでした」と感動を口にした。
また、物語についても竹達さんは「観終わった後、すごく切なくて、優しくて、温かくて、じんわりした気持ちになりました。話は全部知ってるし、ゲームも含めて長年アリスを演じてきたのに、すごく良い作品で、素敵な話だから何回見ても感動してしまうんです。最後まで見て「そうだったの!?」というところもありました。観終わってまた一から観たら、「あの時のあのキャラの行動の意味とか、あの音はそういうことだったんだ!」とわかってもらえると思います。何度でも発見してもらいたいです」と映画ならではの深遠な物語を絶賛!
丹生さんは「『あぁ、愛だな、愛!』と思いました。本当に愛を感じました。ストーリーにも感動したし、何と言っても音楽にも感動して…こんなに、2つのことで感動できる作品ってなかなかないよなって思いました」と音楽と物語の見事なマッチングを心から堪能したよう。吉田アナも「絵本のように何⼗年も生き残る作品。それぞれの曲が、なぜここに出てくるか意味があるんです」と惜しみない称賛を送っていた。
また、キャラクターについては、竹達さんは自身が演じたアリスに触れ「いままで、ゲームではなかった、ちょっと大人なアリスが出てきちゃったので「え? いままで演じたことない!」ってビックリしましたけど、成長した大人のアリスを演じられて嬉しかったです」と笑顔を見せる。
一方、丹生さんが演じた“仮面の少女”は「「謎に包まれている」というのがぴったり」(丹生さん)とのことで、公開されたトレイラーでも、「冷たい」「話しかけにくいオーラ」をまとっている」とミステリアスな一面を明かす。
丹生さんはアフレコを振り返り「普段『高い』と言われるけど、『いつもより低めに』というのは挑戦でした」と明かす。そんな丹生さんのアフレコについて竹達さんは「すごいなって思いました。収録は一人で、掛け合いもない中で、あんな自然に、ちゃんと(他のキャラクターとの)お芝居を一緒にしていて、最近のアイドルの方は器用で何でもできちゃうんだなぁ…って悔しい気持ちになりました」と称賛する。
この日の配信では、アリスと仮面の少女が出会うシーンが一部公開されたが、「さわらないで」と冷たい口調で語る仮面の少女に吉田アナは「一瞬、丹生さんとわからない!」と語り、竹達さんは「丹生さんと言えば、キラキラの笑顔が頭に浮かぶのに、『キライ』とか『さわらないで』と言う人と同じ人なのか…? と脳が混乱しています!」と普段の丹生さんのイメージを良い意味で裏切る“ギャップ”に驚いた様子だった。
公開に向け、ファンの期待が高まるが、丹生さんは「映画を観て、心が洗われて、でも切なくなって…音楽が本当に美しくて、いろんな世界観を楽しめる作品になっていると思いました。いろんな“色”の音楽があって、音でこんなに表現できるんだなと感じました」と改めて音楽の素晴らしさについて言及。
竹達さんは「とにかくすごい! 完成した映画を観て、嬉しい気持ちが一番強かったです。ゲームの収録だと基本的にひとりでしたけど、そこからアリスの世界が広がってくれたことが嬉しかったです。アフレコはトップバッターだったんですが「これは相⼿の俳優さんたちはどうやってやられるのか?」とドキドキワクワクして不安もあったんですが、生き生きとキャラが動いているのを見て、アリスもより魅力的に映してくださって、胸がいっぱいです。この作品に関われて幸せだなと思いました」と万感の思いを語った。
そして、ファンに向けて丹生さんは「初めての劇場版アニメのアフレコが『DEEMO』で本当によかったと心から思えた素敵な作品なので、たくさん楽しんでいただきたいです!」と呼びかけ、竹達さんは「何て言ったらいいかわからないくらい、魅力がつまった作品になっています。様々なプロフェッショナルの方たちが、心を込めて作った、楽しんでいただける作品になっています」と力強くアピールし、生配信は盛況のうちに幕を閉じた。
本イベント概要
イベント名:「劇場版 DEEMO サクラノオト -あなたの奏でた音が、今も響く-」スペシャル生配信
日時:2021年11月19日(金)20:30~
ゲスト:竹達彩奈、丹生明里
司会進行:吉田尚記アナウンサー
配信アーカイブ
YouTube「ぽにきゃん-Anime PONY CANYON」
https://youtu.be/Z59tjB5AGWk
LINE LIVE「ぽにきゃんアニメ公式」
https://live.line.me/channels/900/broadcast/18245367