2022年9月15日~9月18日にかけて開催中の「東京ゲームショウ2022」。ビジネスデイの9月15日に一通りブースを回ってみた中で、気になったモノを紹介していく。
過去の東京ゲームショウを振り返ってみると、2019年までは幕張メッセの国際展示場1~11ホールや幕張イベントホールが使われていて、一通り回るには広すぎるほど広すぎたのに対して、2021年は国際展示場7-8の2ホールのみの使用にとどまっていた。今回は国際展示場1~8ホールになったことで、2019年までと比べると出展社数は置いておくとして、歩き回る範囲についてはかなり軽減されたと言える。
ホール1~3
一般来場者の初回入場口はホール1にあるため、まずはホール1~3で気になったモノを紹介していく。
2-N06.インティ・クリエイツ
「Grim Guardians:Demon Purge」のプレイアブル出展に合わせてフォトスポットが用意されていたが、残念ながら取材した時点で立て看板が存在しなかった。
「Grim Guardians:Demon Purge」は「ぎゃる☆がん だぶるぴーす」のヒロインのあの姉妹に似たキャラクターが活躍するゲームらしいので、ゲームショウ開催期間中にこちらを向いている姿が確認できることを期待したい。
2-N08.Kuro Game
「Wuthering Waves」のジオラマがあり、タイミングが合えば、コスプレイヤーさんの撮影ができた。
2-N10.シティコネクション
「アイドル雀士スーチーパイ サターントリビュート」と「ワイズマンズワールド リトライ」の立て看板が展示され、「アイドル雀士スーチーパイ サターントリビュート」の超豪華版特典等身大タペストリーのイラストが公開されていた。
2-N12.ケムコ
「ゾンビ・オブ・ザ・ドット」「笑顔の錬金術師」「一緒に行きましょう逝きましょう生きましょう」の立て看板があり、プレイアブル展示されているゲームのキャラクターが印刷された缶バッジが貰えるガチャガチャが設置されていた。
2-N18.サクセス
「バッカニヤ」のキャラクターの立て看板が展示されていた。
2-N20.テヨンジャパン
「ヒューマン フォール フラット」のぬいぐるみが展示されていた。
3-N03.ハピネット
「モノクロームメビウス 刻ノ代贖」「Kizuna AI-Touch the Beat!」「SIXTAR GATE STARTRAIL」「あくありうむ。」「GUNGRAVE G.O.R.E」などの立て看板があり、過去作品の関連グッズが展示されていた。また、「マインクラフト」に関しては単独でグッズが多数展示され、フォトスポットも用意されていた。
3-S01.コーエーテクモゲームス
「ライザのアトリエ3~終わりの錬金術士と秘密の鍵~」の等身大のキャラクターがお迎えしてくれて、「信長の野望 覇道」のコーナーには鎧や兜など、豪華な装備一式が展示されていた。
3-S02.Level Infinite
「SYNCED」「TOWER OF FANTASY」「V RISING」「Warhammer 40,000:Darktide」「Dragon Nest II」「白夜極光」「勝利の女神:NIKKE」といったタイトルに合わせたフォトスポットがそれぞれ用意されていた。
ホール4~6
続いて「やすらぎのモール」を越えて、ホール4~6で気になったモノを紹介していく。
4-C21.Nuverse
「アース:リバイバル」の世界観に合わせてか、巨大な手が浮いていて、設定資料が展示されていた。
4-S04.スクウェア・エニックス
「FORSPOKEN」のキャラクター衣装が展示され、スペシャルエディション展示コーナーには「CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII- REUNION」「ヴァルキリーエリュシオン」「スターオーシャン6 THE DIVINE FORCE」のスペシャルエディションの内容物が展示されていた。
5-C09.SPOTLIGHT NETWORK
「文明と征服:Era of Conquest」の展示の一環としてパンチングマシンがあり、パンチングマシンに挑戦して50kgを超えることができたら、グッズが貰えるようになっていた。
5-C28.ULTRANOVA Entertainment
「恋来い温泉物語VR」の展示に合わせて、ブースの真ん中でお風呂に入っている女性が……。
5-N01.セガ/アトラス
「ソニックフロンティア」の出展に合わせてソニックの巨大なバルーンが展開され、「龍が如く 維新! 極」のコーナーには坂本龍馬像が展示されていた。また、「ペルソナ3 ポータブル」「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」の出展に合わせて、巨大なペルソナが揃い踏みしていた。
5-N02.PLAION
「セインツロウ」のフォトスポットを展開していた。
5-N04.吉本興業
「スーパー野田ゲーWORLD」の「動・級・生」先行プレイ用に、会場内に場違いな畳の小部屋を展開。
5-N08.サンソフト
「いっき 団結」のアピールのため、ブースでファミコン時代の世界観を表現。サンソフトから発売された昔のゲームのパッケージやチラシ、関連書籍などと一緒に、なぜか「いっき」や「上海」の基板が展示されていた。
5-N07.4Gamer.net
なぜか「X68000」と「X68000Z」が展示されていた。
5-S01.KONAMI
「シャインポスト Be Your アイドル!」のコーナーには、登場キャラクターの制服や資料が展示され、彼女たちの中から5人を選んで、ポーズを指定して、一緒に撮影できるイベントが展開されていた。また、「ひまビタ♪」のフォトスポットもあった。
5-S02.KOMODO
ブースの端に「HORIPAD PRO」と「ファイティングスティックα」が展示されていた。
6-N05.バンダイナムコエンターテインメント
「ドラゴンボール ザ ブレイカーズ」「ONE PIECE ODESSY」「ドラえもん のび太の牧場物語 大自然の王国とみんなの家」「太鼓の達人ドンダフルフェスティバル」「ウルトラ怪獣モンスターファーム」のフォトスポットがあった。
6-S01.THQ Nordic
「AEW:Fight Forever」の出展に合わせてリングが展開され、「Alone in the Dark」「デストロイオールヒューマンズ!2 - リプローブド」はブース自体が派手に世界観が構築されていた。また、「デストロイオールヒューマンズ!2 - リプローブド」「SpongeBob SquarePants:The Cosmic Shake」「Outcast 2 - A New Beginning」に関してはそれぞれフォトスポットが用意されていた。
ホール7~8
続いて「いこいのモール」を越えて、ホール7、8で気になったモノを紹介していく。
7-C12.Rev to Vertex
「レブトゥーバーテックス」の展示に合わせて、リアルな車が展示されていた。
7-N01.シルバースタージャパン
銀星将棋のAIエンジンを搭載したアームロボット「すぷくん」と対戦できるようになっていた。
7-N02.カプコン
「エグゾプライマル」「ストリートファイター6」「モンスターハンターライズ:サンブレイク」「ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション」の出展に合わせて、それぞれフォトスポットが展開されていた。
7-N03.集英社ゲームズ
「アンベイルザワールド」では、ノベルティが壁に貼られていて、剥がすことで何かが現れるような仕掛けが施されていた。また、「アンベイルザワールド」「ハテナの塔 -The Tower of Children-」関連の資料の展示もあった。
8-C07.thatgamecampany Japan
「Sky 星を紡ぐ子どもたち」の世界観を表現したブースになっていて、「舞い戻りの像」やメッセージボートを浮かべる池(水は入っていないので雰囲気)が配置されていた。
物販コーナーについては細かい紹介をしないので、写真で雰囲気を掴んで欲しい。
7-S02.インフォレンズ
7-S04.エンスカイ
7-S05.Fangamer
7-S06.GAMES GLORIOUS&クラリスショップ
7-S07.コスパ
7-S08.ブシロードクリエイティブ
7-S09.ゲームセンターCX
7-S10.カプコン
7-S11.カイタックファミリー
7-S12.AI Pikatto Anime
8-S01.SQUARE ENIC MUSIC
8-S02.thatgamecompany Japan
8-S03.トイズ・プランニング
8-S04.SCARZ
8-S05.日経BP
8-S06.GAMING CENTER by GRAPHT
8-S07.アルジャーノンプロダクト
8-S08.カンロ
8-S09.コジマプロダクション
8-S10.DONUTS GAMES
8-S11.スクウェア・エニックス
オフィシャルドリンクスポンサー MONSTER
今年もモンスターエナジーが疲れを癒してくれた。
ということで、一通りブースを回ったところで、なぜかホール1に導かれてしまった。
インディーゲームコーナー
例年、国際展示場9~11ホールで展開していたインディーゲームコーナーは、今回は一般来場者初回入場口から入ると右側にあった。毎回のことではあるが、全体マップではブース内の状況が把握し難いので、まずはエリアマップにお世話になりたい。これはこれでやっぱり細かいのだが……。
1-S01.グラビティゲームアライズ
気が付けば「グラビティゲームアライズ」のブース。「グラビティゲームアライズ」は、韓国のゲーム会社「グラビティ」の日本法人で、得意のMMORPG以外にインディーゲームを発掘して広めるべく「Gravity Indie Games」を推進する一環として、インディーゲームコーナーに出展していた。
しかしなぜだろう? この「神箱」とかいうタイトルが気になる。
「KAMiBAKO - Mythology of Cube -」は、バトルでモンスターを退治して、パズルで土地を修復して、修復した土地から素材を集めて世界をクラフトしていく、Switch/PS5/Android/iOS/PCをプラットフォームとするワールドクラフトJRPGだったはず。
しかし、「KAMiBAKO - Mythology of Cube -」の配信開始はまだまだ先なので、もっと早く配信されるタイトルを知りたいと思ったところ、9月15日に配信開始になったタイトルがあった。その名は「Grid Force - 女神の仮面」。
「Grid Force - 女神の仮面」は、28以上の多種多様なヒーローが登場するグリッドベースRPGシューター。「Grid Force - 女神の仮面」のバトルは、ドッジボールのコートのように左右色違いの陣地があって、その範囲内を移動しながら敵にダメージを与えていく。
見た目は「ロックマンエグゼ」っぽく見えるかもしれないが、設定された武器での攻撃はいつでもできるため、敵の攻撃を避けながら、積極的に攻撃していくことが重要な、爽快感のあるゲームになっていた。
28以上の多種多様なヒーローは全員が女性で、仲間になったヒーローが増えたら4人までのチームを組んでステージクリアを目指していく。ヒーローにはそれぞれ属性や得手不得手な能力があるため、チーム編成が重要になり、ストーリー進行によって仲間なるヒーローが違ったり、敵になるヒーローがいたり、登場しないヒーローもいるため、繰り返しプレイが熱いゲームになっているようである。
ちなみに「Grid Force - 女神の仮面」のプラットフォームは、Switch/Xbox/PCとのこと。
(C) GRAVITY GAME ARISE Co., Ltd., (C) 2022 DREAMNAUTS STUDIOS LTD.,
そういえばなぜここに来たのだろう。コスプレイヤーの宮本彩希さんがいたような気がするのだが……。
まとめ
2019年以来、久しぶりのフル開催となった「東京ゲームショウ」ゆえに、何か新しいサプライズがあるかと思って期待していたのですが、SNSを意識したフォトスポットが多目で、2019年を踏襲している、穏便な「東京ゲームショウ」だったように感じました。感染症対策もあって、プレイアブルな状態を作るにしても、それなりに距離を離すような考慮をした結果、面白い立体物が減ってしまったのかもしれません。また、「SIE」ブースがなかったこともあり、ゲーム機をあまり意識することがなくなり、以前は違和感のあったPCやスマホのゲームがむしろ「東京ゲームショウ」のメインになりつつあるようにも思いました。
今回は大きなブースを中心にチェックをしたこともあり、面白い何かを見逃してしまったかもしれません。「東京ゲームショウ2022」に足を運ぶ方にはぜひこの記事を参考にしつつ、会場内にあるはずの、まだ見ぬ隠れキャラを見つけていただければ幸いです。