12月1日に神田明神ホールで開催された新作アプリゲーム「かみながしじま ~輪廻の巫女~」制作発表会の模様をお届けする。
「かみながしじま ~輪廻の巫女~」は、美少女キャラクターを操作し、プレイヤー同士が協力または敵対しながら、神の化身に立ち向かい、謎の離島からの脱出を目指す非対称型オンラインホラーアクションゲーム。2023年春のリリースが予定されている。
トレーラームービーが本邦初公開!南條愛乃さんやかみ巫女公式コスプレイヤーも登壇
会場にオープニングムービーが流れると、続けて岳見・エレイン・紗良役の南條愛乃さんが登壇。さらに、本邦初公開となるトレーラームービーが公開された。
ホラーな雰囲気と映像から伝わってくる怖さにゾクッとしたと語る南條さん。収録に当たり、一通りのゲーム概要の説明は受けたとのことだったが、今回の映像を見て、ゲームとして早く遊んでみたいと気持ちをあらわにした。
また、南條さん演じる岳見・エレイン・紗良は女性初の自衛隊員という設定のため、おびえるよりも「何とかしないと!」という強い気持ちが表れるような演技を心がけたという。
最後に、「ゲーム性が面白そうなのはもちろん、私も早く言いたいことがたくさんあってうずうずしています。キャラクターたちも魅力的な女の子が登場するので、ストーリーとキャラクター合わせて楽しんでいただけたら」とファンへメッセージを送った。
その後には、本作の魅力発信を担当する8名の“かみ巫女公式コスプレイヤー”が登壇し、就任への意気込みはもちろん、最近の恐怖体験、撮影時の思い出話などプライベートな話題も踏まえてトークに花を咲かせた。
メディアミックス展開ではまずコミカライズから始動
続いて、LiTMUS代表取締役社長・笠原直人氏、Aiming代表取締役社長・椎葉忠志氏、講談社第三事業局長・栗田宏俊氏が登壇し、本作の今後の展開について語った。
笠原氏は、「より多くの人に遊んでいただけるゲームとして作っていきたい」、「このゲームを起点にメディアミックス展開を実現していきたい」という2つを、本作を作り上げる上で大事にしていると語った。椎葉氏は、本作はAimingの中でも大ヒットしているタイトルのチームが担当していることを明かし、本プロジェクトに対する熱量や意気込みがうかがえた。
そして栗田氏からは、メディアミックス展開の中でも、まずはコミカライズから行っていくことが明かされた。マガジンポケットでの連載となり、作家さんはすでに決定済み、担当編集も「東京卍リベンジャーズ」「不滅のあなたへ」など、ホットな作品の編集者が就くという。そのぐらいの期待を込めてやっていると、具体的な展開の内容から熱い思いまで語られた。
その後には、初めてゲームの企画開発に参加したUUUM専属クリエイター・はじめしゃちょーさんが、“はじめぶちょー”として登壇し、就任挨拶を行った。“しゃちょー”から“ぶちょー”への降格ということもあり若干寂しそうな様子を見せていたが、本作には2020年9月の企画段階から関わってきており、ゼロから作ることの大変さを味わいつつ、早く発表したいモヤモヤ感を抱えていたと語った。
プレイヤー側からの意見や考え方も多く盛り込まれており、それはキャラクターにも反映されているとか。目、顔、髪型まで細かく意見したが、自分の思うかわいいが世間で認められるか不安だったという。いろんな人の意見も取り入れた上で登場人物の1人である天音みこが完成したようだ。後に、黒髪ロングが好きなことを明かしたはじめしゃちょーさん。推しキャラと言えるであろう天音みこへの力の入れ具合は、発表会を通してひしひしと伝わってきた。
そして、「怖いと美少女がかけ合わさったアクションゲームということで、今までに無いゲームになると思います。コスプレイヤーさんにもたくさん集まっていただいて、この先盛り上げていきたいと思いますので、皆さんぜひゲームを楽しんでみてください」とメッセージを届けた。
制作チームを交えゲーム内容を紹介
栗田氏、椎葉氏、笠原氏と交代する形で、ステージには制作チームからディレクター・小林茂氏(Aiming)、プランナー・塚原聖矢氏(Aiming)、プロデューサー・戸塚友氏(LiTMUS)、プロモーター・北条誉之氏(LiTMUS)が登場。はじめしゃちょーさんを交えて、ゲーム紹介が行われた。
本作の舞台となるのは“ヒルコ”という神様が作り出した孤島。島の中には“ヒルコ”が作り出した獰猛な動物が多数放たれている。プレイヤーは“カミ”か“ヒト”かを選択し、バトルに参加する。“ヒト”は島にある結界装置を解除し脱出すること、“カミ”は“ヒト”をすべて倒すことが勝利条件となっている。
“カミ”の姿は“ヒト”から見ることができない一方、“ヒト”へ危害を加えることができない。そのため“カミ”は動物に憑依してた戦うことになる。憑依できる動物の減少や結界解除が進行すると、強力な攻撃が可能になる“顕現体”へと変化する。
“カミ”はいろいろな能力を有しているが、今回はその中の1つ“擬態”の情報も明かされた。“擬態”は島にいる人の姿をコピーして、その姿で行動できるようになるというもの。仲間だと思って近づいてきた“ヒト”に不意の一撃をつければ、簡単に倒すこともできるという。
“ヒト”は、島の中にある武器やアイテムなどを入手して、動物と戦い、結界解除を進め、脱出口を目指すことになる。神に愛される因子を持つ“ヒト”は、ほとんどが“ヒルコ”によってさらわれた形で島にたどり着くことになる。
また、彼女たちは細かくタイプが設定されており、天音みこ(CV:鬼頭明里)はどんな場面にも対応できる“オールラウンダー”、桜川舞(CV:音代雪里)と岳見・エレイン・紗良(CV:南條愛乃)は動物との戦いを得意とする“アタッカー”、南愛海(CV:悠木碧)と桃園ありす(CV:高森奈津美)は仲間を回復できる“メディック”、網野光(CV:ふなきかなみ)と有櫛小姫(CV:小林ゆう)は敵の発見とステルスに長けた“スカウト”、今別府ほむら(CV:倉本一花)と八意胡桃(CV:村川梨衣)は結界解除の早い“エンジニア”となっている。
さらに、それぞれのタイプ以外にも、“ヒルコ”から刻まれた呪印により使用できる能力(スキル)も存在する。こちらについては今後の情報発表を待とう。
なお、本作にはシナリオモードも用意されており、島の謎や登場人物それぞれにスポットを当てたストーリーなど、大ボリュームなものになるとのこと。その他にも、初めての人はもちろんやりなれている人でも“実況”しやすいように本作を制作したことも明かした。“憑依”や“擬態”といったシステムに加えて、マップのオブジェクトの位置など、はじめしゃちょーさんの意見を組み込み、考えながら配置されているようだ。
今後のキャンペーン情報では、今別府ほむらの公式コスプレイヤーオーディションの開催、公式Twitterのフォロワー3.5万人達成報酬である今別府ほむらのアバター配布などの情報が発表された。
はじめしゃちょーさんに実施してほしいものもあるという中、公式Twitterで行われているキャンペーン情報も。南條さんや公式コスプレイヤーのサイン色紙が抽選で当たる施策に加えて、iPhone14を○○名にプレゼントという情報が公開。何名に当たるかというのを、この場ですごろくを振ってはじめしゃちょーさんに決めてほしいとのこと。
6と6を出したいと意気込む一方、1と1だったらどうしようと不安をつぶやく中、すごろくを振り、不思議な力の影響か見事6と6という結果になり、合計12名へのプレゼントされることが決定した。
最後に、会場でははじめしゃちょーさんと制作チームへの質疑応答が行われた。「かみながしじま」というタイトルや“カミ”“ヒト”など、ひらがなやカナカナで開いて表記している意図を尋ねられたはじめしゃちょーさんは、企画初期の段階で構想を練ったとのことで、どうすれば怖いか、奇妙に感じるかというのを意識して考えたと答えた。
ホラー体験を味わえる“ヒト”側に対して“カミ”側でのポイントを聞かれると、“カミ”側は爽快感、動かしやすさ、島を支配している感覚を味わえるので、イライラしている人は“カミ”側がオススメと語り、発表会は幕を閉じた。
作品概要
タイトル:かみながしじま ~輪廻の巫女~
ジャンル:非対称型オンラインアクション
対象OS:iOS/Android
価格:基本無料(一部アプリ内課金あり)
配信日:2023年春予定
「かみながしじま ~輪廻の巫女~」公式サイト
https://www.kamimiko.com/
「かみながしじま ~輪廻の巫女~」公式Twitter
https://twitter.com/kamimiko_PR