セガは、12月10日にスマートフォン向けゲーム「プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド」(以下、サカつくRTW)のファンイベント「オーナーズフェス 2022 ウィンター」を開催した。今年の7月に行われたイベントから約5ヵ月ぶりの開催となったが、今回は初の試みとなる公開生放送として観客を入れた状態で行われた。

目次
  1. 優勝は誰の手に?「第2回オーナーズカップ」が開幕!
  2. ★6監督も登場!Ver.5.3.0のアップデート情報が公開
  3. バッジョ降臨で会場内に大歓声が響き渡る!
  4. 決勝戦にふさわしい劇的な展開で勝者が決定!
  5. 2部ではファン同士が交流する宴会のような雰囲気に

当日は、事前に募集した50名のファンが会場に集結。あちらこちらで談笑している風景がみられるなど、かなり和やかな雰囲気となっていた。

優勝は誰の手に?「第2回オーナーズカップ」が開幕!

MCを務める小嶋真子さんが「オーナーズフェス 2022 ウィンター」と、声高らかに宣言してイベントが開幕。プロデューサーの宮﨑伸周氏と芸人のクロワッサン。さんも登壇し、一気に華やかな雰囲気となった。

写真左から小嶋真子さん、クロワッサン。さん、宮﨑伸周氏。

最初に行われたコーナーは「第2回オーナーズカップ」だ。こちらは、大会に参加することを希望して当選したオーナーに、事前デッキを設定してもらい、ルームマッチ機能で戦っていくワンデートーナメントで行われた。7月に行われた前回の「第1回オーナーズミーティング」でもかなり盛り上がったコーナーだ。

大会自体はトーナメント表に沿った形で行われていくが、準決勝までは裏側で進行していく形が取られた。その都度結果が発表されていき、決勝戦のみ会場で観戦しながら優勝の行方を見守るというスタイルだ。今回も、大会の優勝と準優勝のオーナーには、専用のエンブレムと称号が贈呈される。

また、優勝者らに贈呈されるエンブレムの話しに関連して、先日行われたSWCC大会(SUPER WORLD CLUB CUP)の最上位ディビジョンで見事2連覇の偉業を達成したクラブオーナーを称えて、宮﨑氏が開発陣と協議し急遽制作したという、2連覇達成クラブ向けのエンブレムも発表された。

V2の文字が刻まれたかなりカッコイイエンブレムになっているが、こちらは連覇を達成したもののみが使える特別なものとなっている。

大会はトーナメント方式だが、その対戦順はボックスから紙を引いていく方式で決められていった。クロワッサン。さん、宮﨑プロデューサー、小嶋さんといった順番でどんどん引いていったのだが、小嶋さんがオーナー名を読み上げたときに歓声が上がるなど、こちらもかなり盛り上がっていた。

参加者の中でも注目だったのは、前回優勝したジョリーロジャーさんだ。また準優勝のクラーズさんもトーナメント表に名を連ねていた。

★6監督も登場!Ver.5.3.0のアップデート情報が公開

裏で大会が行われている間に、Ver.5.3.0に関するアップデート情報のコーナーが実施された。最初に発表されたのは、★6監督の登場だ。こちらは6種類の能力を上げることができるフォーメーションコンボを持っている。また、アイコンの装飾も刷新されている。さらに、チーム内の選手に追加の特徴が与えられる新要素の「ポリシー特徴」が実装される。これにより、どれぐらいチーム力を上げることができるかというところも注目のポイントとなっている。

また、バージョンアップにあわせた新しいデザインのキービジュアルも発表された。今回のイベントの中でも使われているが、ここ最近盛り上がっていた世界的なサッカー大会をイメージしたものとなっている。

こちらが新たなバージョンで採用されるデザインだ。

さらに、今回のアップデートではイベントショップの仕様も変更される。これまではSWCC前後の期間しか開放されていなかったものが、今後は常時解放されるようになる。これにより、イベントショップのアイテム等とトロフィーをいつでも交換できるようになるのだ。SWCC順位表の機能も、プレーオフの参加基準となっている124位前後までのランキングが表示できるように改修される。

それ以外の改修点としては、プリセットのロック・デッキ個別保存機能が挙げられる。この改修は、前回のオーナーズミーティングでオーナーから出てきた意見に応えたもので、優先的に実装をめざした機能のひとつである。この改修により、プリセットされたデッキの上書きを防止し、デッキごとに保存することも可能となる。

また、選手の絞り込み条件が追加される。こちらは、途中出場することで効果が得られる特徴を持った選手を絞り込めるようにするためのものだ。これらのアップデートは、12月14日のメンテナンス後のVer.5.3.0で実装される。

バッジョ降臨で会場内に大歓声が響き渡る!

裏側で順調に試合が進んでいく中、次に行われたコーナーがコラボ最新情報だ。サッカーの世界大会開催記念でキリアン・エムバペ、ケヴィン・デ・ブライネ、ルカ・モドリッチ、ウナイ・シモン、マーカス・ラッシュフォード、ジェームズ・マディソンが登場する。そして、この日一番に盛り上がったのがロベルト・バッジョの降臨が発表された瞬間だ。会場では大きな歓声と共に拍手が沸き起こっていた。

以前行われたレジェンドに誰が欲しいかのアンケートでも、トップクラスだったバッジョ。今回ついにコラボが実現できて、ホッとしたと宮﨑氏は語っていた。

第2部のサカつくRTWオーナーズミーティング(交流会)では、この日、
プロモーションビデオで発表された選手たちのパネルも会場内に設置されていた。

今回のコラボでは、3Dモデルの監修もバッジョ本人が行っている。そうしたこともあり、耳にはピアスもしっかりと付けられている。また、バッジョといえば髪型が特徴的だが、そちらもしっかりと再現されているそうだ。このバッジョは、CFのポジションで登場する。プレイスタイルは、新たな系統となるファンタジスタ系統だ。実際にどんな能力を発揮してくれるかは、実際に手に取って確かめて欲しい。

また、フィリップ・コクーやアレッサンドロ・ネスタも合わせて再登場する。これらの選手は、12月14日に実施される予定のスカウトで獲得するチャンスがある。これ以外にも多くの選手が登場するそうなので、そちらも楽しみにしよう。

続いて、イベントキャンペーン情報が発表された。世界大会開催記念で1日1回10連無料スカウトやパネルミッション第4弾が12月14日のメンテナンス後から行われる。また、友達招待キャンペーンにクラブチャンピオンシップトーナメント、ログインボーナス第3弾など、さまざまなイベントキャンペーンが行われる予定だ。

決勝戦にふさわしい劇的な展開で勝者が決定!

様々な発表が行われている裏で進められていった大会だが、ついに決勝に勝ち上がってきた2チームが決定。前回の覇者でもあるジョリーロジャー㊙Exp.寺派と、みかん塾♣ノブール P.Bである。

対戦前の意気込みとして、「まさか決勝に来るとは思わなかったので嬉しい」と語るノブールさん。一方、前回王者であり、SWCC大会でも3回の優勝経験を誇るジョリーロジャーさんは、「3タイムスチャンピオンはダテじゃないというところ見せたい」と語り、こちらは余裕の表情だった。


写真左から、決勝で戦うことになったジョリーロジャーさんとノブールさん。

優勝と準優勝のオーナーには、それぞれオリジナルの称号とエンブレムが贈られる。さらに優勝者にはトロフィーも贈られる。ツイッターの優勝チーム予想では的中させた人の中から抽選で1名にロベルト・バッジョのサイン入りシャツがプレゼントされるが、同じものが今回の優勝者にもプレゼントされることが発表された。それを聞いて飛び跳ねるように喜んでいたのがノブールさんだ。

というわけで、ついに決勝戦がキックオフとなった。ジョリーロジャーさんが選んだ戦術はカウンター。一方のノブールさんが選んだのはポゼッションということで、有利不利が無い状態での戦いである。前半17分にゴールを決めたのは、ジョリーロジャー㊙Exp.寺派だ。前半は、その後両者得点を入れることができず1-0の状態で終了となった。

そのままの勢いで行くのかと思いきや、後半19分にみかん塾♣ノブール P.Bが同点に追いつく。ゲームはそのままもつれて延長戦に突入することに。延長戦前半終了間際、みかん塾♣ノブール P.Bが追加点を決めて1-2と逆転。残りの延長戦後半で試合が決まるところだが、 みかん塾♣ノブール P.Bのドゥンガ選手がいい働きをして相手に点を取らせず。さらなるダメージを与える追加点をみかん塾♣ノブール P.Bが取り、そのまま1-3で見事優勝を果たした。

今回のイベントでは初戦から同門同士の戦いとなったノブールさんであったが、勝利の感想を聞かれて「最高です!」と喜びをかみしめているようだった。

第1部の最後に行われたのが、「これからのサカつくRTW」のコーナーだ。こちらでは、今後の構想が発表された。2023年は「サカつくRTW」が5周年を迎える。そちらに向けての施策や記念イベントを準備中である。2023年2月には、「サカつく」シリーズとしてのアニバーサリーとなっているため、本作でも記念イベントが企画されている。

構想として新しいモードや遊び方を提供するために、開発チームと協議が進められている。これまで課題になっていたコミュニティや対人戦などのコンテンツが強化されるとのこと。具体的な内容はまだ明らかになっていないが、そちらは続報を楽しみに待とう。

最後に宮﨑氏は、「4年に一度の世界的なサッカーの祭典に合わせて、さらにサカつくを楽しんでもらうべく10月以降、例年以上に様々な施策を仕込んできた」ことを述べ、「5周年以降も、長く楽しく遊べるゲームを目指してチーム全体で頑張っていくので、今後も“サカつくに大注目”してもらいたい!」と語り、イベントを締めくくった。

2部ではファン同士が交流する宴会のような雰囲気に

配信が行われたのは第1部のみだったが、第2部では出演陣がクリスマスの衣装に着替えてイベントが続いた。こちらはどちらかというと、宴会のような雰囲気となっており、ちょっとした飲み物やお菓子などを食べながら、クイズなどのゲームが行われた。

また、会場のあちらこちらでは、この機会に知り合いを増やそうと、主催者側から事前に用意されていた「オーナー名刺」を交換する場面も各所で見られた。

アップルタイザーで乾杯!
サカつくのロゴマーク入りどら焼き。
「SAKATSUKU FEST 2022」の文字が刻印された、スパムおにぎりもお茶菓子と一緒に配られた。
サンタ姿で会場内を歩き、ユーザー交流を図る宮﨑氏。

記者が今回のイベントを間近で見て感じたことは、ゲームの運営側とファンとの距離の近さだ。特に第2部では宮﨑氏自身が会場内を歩き回り、ユーザーらの意見を直接聞く場面も見られた。そうしたことも含めて、今回のイベントのようなアットホームな雰囲気が生まれているのだろう。次回の開催は今のところ未定だが、オーナーなら1度は参加してほしいイベントである。

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