ソニーは、同社が提供するゲーミングギア「INZONE(インゾーン)」について、英国・ロンドンに本社を置き、プロeスポーツチームを運営するFnatic(フナティック)と複数年にわたる商品共創を含む協業について契約を締結した。
ソニーの商品開発チームは、Fnatic所属のプロ選手と商品コンセプトおよび性能、技術に関する意見交換を行う予定とのこと。最初の試みとして、開発中のINZONE製品について、Fnatic所属のプロ選手が一連の製品テストなどを実施し、結果を反映させた商品づくりを行うという。ソニーが長年培ってきた高画質・高音質を追求した独自のノウハウと、Fnaticのプロ選手の卓越したパフォーマンスや経験を組み合わせることで、競技性の高いゲームにおいてプレイヤーを勝利に導く革新的なゲーミングギアを開発していくとのこと。
また、ゲームコミュニティ向けのオンラインコンテンツをFnaticと共同制作し、Fnatic ファンや多くのプレイヤーにユニークな体験を提供していくことも明らかにしている。
Fnaticは、2004年の設立以来、ロンドン、ベルリン、東京で複数のプロeスポーツチームを運営しており、多くの国際大会で優勝を収めている。ソニーは、全てのプレイヤーのパフォーマンスを最大限に発揮するために、デバイスに革新をもたらし、ゲームプレイのレベルを向上させることを、Fnatic との共通の目標として掲げ、ゲームプレイヤーの体験の向上に努めるとのこと。
Fnatic CEO サム・マシューズ氏のコメント
INZONEを長期的なパートナーとしてFnaticのファミリーに迎えることができ、とてもうれしく思います。最初の話し合いの中で、ソニーの先進的技術とFnaticのeスポーツシーンにおける世界的リーダーとしての18年以上の伝統により、ブランド間の連携は強固なものになると確信しました。世界トップクラスのプロ選手によって商品開発の限界を押し上げ、3,000万人を超えるグローバルなFnaticファンを通じてINZONEブランドを世界的に拡大し、観客を興奮させることを期待しています。
ソニー株式会社 パーソナルエンタテインメント事業部 事業部長 中村 裕氏のコメント
eスポーツシーンにおける世界的リーダーであるFnaticと協業し、eスポーツ選手やゲームを愛するすべての人々に向けて新しいゲーム体験を開拓できることを楽しみにしています。ソニーの最先端の映像・音響技術とFnaticの比類ない専門知識を組み合わせることで、ゲームギアの共同制作やコンテンツ制作などの様々な取り組みを実施し、プレイヤーのゲームライフに新しい世界をもたらします。ソニーグループの経営の方向性は、「人に近づく」ことであり、ゲームコミュニティに寄り添うことを望んでいます。このパートナーシップを通じて、Fnaticファミリーの一員としてゲーミングコミュニティの活性化をサポートしてきます。