千葉・幕張メッセにて9月21日~24日にかけて開催の「東京ゲームショウ2023」。9月21日にKONAMIブースにて開催された「WBSC eBASEBALLパワフルプロ野球」新情報発表&エキシビションマッチの模様をお届けする。
2022年7月に発表された世界野球ソフトボール連盟(以下、WBSC)とコナミデジタルエンタテインメント(以下、KONAMI)のパートナーシップ。2023年2月9日にWBSC公式ビデオゲーム「WBSC eBASEBALLパワフルプロ野球」がリリースされると、その後オリンピックeスポーツシリーズ2023が行われるなど、広がりを見せている。
今回、WBSCのヘッド・オブ・スペシャルプロジェクトであるヴァレリオ チャンフォーニ氏より発表されたのが「WBSC eBASEBALLパワフルプロ野球」を用いた大会となる「WBSC eBASEBALL シリーズ」および「ePremier12」だ。「WBSC eBASEBALL シリーズ」は年間を通したツアー形式のトーナメント大会となっており、オンラインとオフラインのハイブリッドで行われる。
そして、2024年のWBSC eBASEBALLシリーズに関しては、オンライン大会に加え、WBSCの旗艦大会であるプレミア12の期間中の2024年11月に、ライブイベントとして東京ドームで「ePremier12」が開催される。この大会を勝ち抜いたプレイヤーは2024年のeBASEBALL世界チャンピオンとなり、WBSCの本部で表彰されるとのこと。
上記の内容が発表された後は、マイケル・シュミット氏(WBSC 専務理事)と山本竜彦氏(コナミデジタルエンタテインメント 執行役員)によるトークが行われた。シュミット氏は、WBSC公式ビデオゲームとしてリリースされた「WBSC eBASEBALLパワフルプロ野球」をはじめ、同タイトルを用いた大会の開催など、これまでのパートナシップとして取り組みや、2015年の第1回開催以来行われてきたプレミア12のこれまでを振り返る。山本氏も、KONAMIとしてもeスポーツを通じて野球の魅力を伝える試みを重ねてきたことを振り返り、今回の取り組みについても意欲を見せていた。
その後は、日本のeBASEBALLプレイヤーである吉田友樹(たいじ)選手と、中華民国棒球協会(CTBA)オープン優勝者・Li Zechao(KOY)選手のエキシビションマッチが行われた。白熱の試合は同点のまま延長戦となったが、たいじ選手が見事な満塁ホームランを決めて勝利。WBSC eBASEBALLシリーズのオープニングを華々しく飾った。