王道ファンタジーを真正面から描いた正統派3DアクションRPG!「星彩のメトリア」CBTレビュー

プレイレビュー
0コメント 田中一広

スマートフォン向けアクションRPG「星彩のメトリア」をクローズドベータテストで体験。「イルーナ戦記オンライン」の制作スタッフによる完全新作オリジナルタイトルの内容はどんなものか、本記事で紹介する。

「星彩のメトリア」は、アソビモがリリース予定のスマートフォン向けアクションRPG。長年にわたって根強い人気を持つMMORPG「イルーナ戦記オンライン」の制作スタッフによって作られた、完全新作オリジナルタイトルだ。こうした事前情報から、本作に興味を持っていたプレイヤーも少なくないだろう。今回は、そんな本作をリリースにさきがけプレイできる、クローズドベータテスト(CBT)へ参加することができた。そこで、ストーリーやゲームシステム、プレイ感など、CBTで分かった本作の内容をお伝えしたい。

王道ファンタジーを真正面から描いた正統派3DアクションRPG

MMORPGとして作られいていた「イルーナ戦記オンライン」とは異なり、本作「星彩のメトリア」はソロプレイを前提としたアクションRPGとして作れている。ただチャット機能やコミュニティ機能といったものが用意されているので、ゲームが進んだり、今後コンテンツが追加されたりすることで、マルチプレイ要素もアンロックされるのかもしれない。しかしながら筆者が今回CBTでプレイした範囲では、完全にソロプレイが前提となっており、また根本的なゲームの作りもソロプレイを前提にしていると感じた。

本作の舞台は、天より落とされた9つの大罪が12人のアステの戦士によって封印され、平和が訪れた世界。この伝説はレグルス王に仕える「アステの騎士」というかたちで物語スタート時点でも世界に息づいており、世界を守護していた。

しかしある時、王都サリアンは突然の襲撃を受ける。「アステの騎士」を目指し騎士見習いとしての日々を送る本作の主人公・リオは、「アステの騎士」となった幼馴染・ルーカスとともにロアーラ姫の保護にあたるが、謎の現象によって見知らぬ場所へと飛ばされてしまう。

ルーカスは、ロアーラ姫は、そして王はどうなったのか?襲撃は何者の仕業なのか?そして、この場所はどこなのか?あらゆることが不明な状態で、リオ=プレイヤーの冒険は幕を開ける。

ゲームシステムを一言で表現すると、正統派の3DアクションRPG。画面をスワイプして3D空間を移動、ボタンタップで通常攻撃やスキル攻撃を繰り出し、敵と戦う。

スキル攻撃は一度使うと、再使用可能になるまでクールタイムが発生。通常攻撃や回避アクションでクールタイムを凌ぎつつ、スキル攻撃を当てていく…というのが立ち回りの基本といえるだろう。

プレイヤーが操作担当するキャラクターは1人だけだが、パーティーメンバーは最大3人まで編成できる。交代ボタンをタップすることで残る2人のメンバーと操作キャラクターの入れ替えができるというかたちだ。火力の高いキャラクターや遠距離攻撃を持つキャラクターなど、キャラクターの特性を踏まえ状況に合わせて切り替えることで、バトルを有利に進められる。

ちなみに今回筆者がプレイした範囲においては、バトルのオート機能は登場しなかった。バトルのみならず、シナリオのオート進行機能もない。プレイヤーは自らの操作でシナリオの目的地へ向かい、目的となる行動を達成する必要がある。バトル以外に採取や伐採、魚釣りといった要素も存在しているが、いずれもプレイヤー自ら操作するかたち。スマートフォン向けのRPGに慣れていると、この点で不便と感じる人もいるのかもしれない。しかし筆者は、むしろプラスに感じた。自分自身がリオとして冒険を体感する、まさに正統派のアクションRPGだと感じられたからだ。

本作は一般的なスマートフォンゲームに見られる、ホーム画面からシナリオ一覧へアクセスし、挑戦するシナリオを選ぶ…というかたちも採用していない。コンシューマ向けのRPGのように、ゲームを起動するとプレイヤーは本作の世界の中にいる。だからこそ、主人公・リオの物語を自分の体験として感じられた。ちなみに、お知らせやログインボーナスといった情報類も、フィールド上にウィンドウがオーバーラップするかたちで表示される。

そして、何よりその体感できる物語がイイ。一人の少年が苦難に立たされながらも成長していく、ファンタジーもので王道の成長ストーリー。つまり本作は、王道ファンタジーを真正面から描いた正統派3DアクションRPGなのだ。

ビジュアルとのかみ合わせバツグン!ミステリーと掛け合いが魅力的なストーリー

では本作のストーリーのどの部分に具体的な魅力を感じたか?それは、物語をけん引するミステリーと、仲間との掛け合いといった部分。

先ほど触れたように、本作はその幕開けからミステリーに満ちている。リオはいきなり見知らぬ場所へ飛ばされ、そこがどこなのかわからない。また、襲撃のまっただ中で飛ばされたため、ルーカス、ロアーラ姫、レグルス王の消息も不明。一体どうなっているのかと、どうにも先が見たくなる。

ゲームが先へ進むことで、冒頭のミステリーは明らかになっていく。しかし、一つ謎が明らかになる度、また新たなミステリーが出現。またまた、先が見たくなってしまう…。謎の提示が上手い。本作のストーリーはまさしく、ミステリーによってけん引されているのだ。

そして、こうしたミステリーの合間に発生するのが仲間との掛け合い。希望に満ちた少年であるリオ。「アステの騎士」としての誇りを持ち、だからこそ頑固で融通の利かない側面を持つルーカス。優しさと芯の強さを併せ持つ少女、ルナリア。亜人のためか、本能に忠実な一面を持つアル。それぞれのキャラクターがしっかり立っているため、会話が面白い。普段は会話が凸凹して噛み合わないが、ピンチやトラブルといった状況では噛み合っていく…という展開は、冒険ものの醍醐味だろう。

シリアスなミステリー要素と、コミカルな掛け合い。この2つのストーリー要素と、アニメタッチのビジュアルとの嚙み合わせも抜群にいい。JRPG的、ライトノベル的な空気感がよく表現されていて、スムーズに本作の世界へと没入させてくれた。

さらなるアクションの調整に期待!リリースが楽しみな一作

今回筆者がプレイしたのはCBT版。このため、本作はここからさらに様々な調整が行われることだろう。個人的にはCBT版の時点でもかなり楽しめた印象だ。とりわけストーリーには魅力を感じた。

その一方で、アクションはもう少し爽快感があってもいいかなと思う。この辺りは個人的な趣味も含まれてしまうが、もう少しスピーディーで、ヒットストップや効果音が強めに調整されている方が好みだ。この辺りがどう調整されるかはわからないが、いずれにせよアクションがより楽しめるような調整が入ると筆者としては嬉しい。なお、本作のリリース時期は現時点で未定。リリース日や調整などを含めて、続報が楽しみな一作だ。

※画面は開発中のものです。

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