インディーゲームサークル・STailは、全年齢対象の青春倒錯アドベンチャー「YouthSignal-ユースシグナル」を2025年1月9日にSteamでリリースすると発表、Steamページを正式公開した。
本作は、“本当になりたい自分”を取り戻すテキストアドベンチャー。2016年の企画開始から約8年かけて制作された長編となっており、約100万字のシナリオを、10名のキャラクターが全編フルボイスで彩る。
クリックするたびに画面の変化が感じられる触り心地のある演出を全29曲のオリジナルBGMと共に楽しめ、プレイ時間はおよそ25時間~30時間前後を想定しているとのこと。2024年12月30日に開催予定のコミックマーケットでは、パッケージ版の先行頒布が予定されている。
以下、発表情報をもとに掲載しています
物語のあらすじ
主人公達が通う梁ノ宮高校(ハシノミヤ)には、問題が山積みである。
絶えない落書き、イタズラ、陰湿ないじめ、影の暴力、匙を投げた教員……。
そして風紀の乱れを律するべく動く本校生徒会、所属する生徒達。各々が思春期独特の言い様のない不安感や焦燥感、日常を費やす欠落感に苛まれながら過ごしていた。
バラバラの目的と背中合わせの手探り。つぎはぎの様に集まった彼らが、それでも素直な頃を思い出しながら不器用なりに友愛を深めていく。
果たして、乱れた学校の風紀は?
費やされた彼らの青春の行方は?こうして彼らの「本当になりたい自分」を取り戻す追憶の青春が、今、始まる――。
登場キャラクター
主人公の宮藤嘉人を始め、全10名の個性豊かな登場人物を中心に物語が進行します。
東雲 静乃(シノノメ シズノ) 生徒会風紀部門 2年B組
CV:浅見ゆい
「なんで私がそんな心配をしなければならないの」
嘉人と共に生徒会の風紀部門で活動している。成績も学年トップ、要領もよく生徒会活動もそつなくこなし、教員からの信頼も厚い。
しかし、基本的に全ての他人に無関心で不愛想。生徒会活動もクラスの推薦で半ば無理矢理入ったようなもの。当然生徒間では浮き気味なところがあるが、本人は気にしない様子……。
何が彼女をそうさせるのか、物語を通して、彼女の過去も紐解かれていく。
「不愛想な理由? ……心当たりがあるなら、自分の胸に手を当ててよく考えるのね」
桜桃野 朝姫(ユスラノ アサヒ) 生徒会副会長 2年A組
CV:結崎有理
「もっとこう、高校生らしく……ね?」
二年生にして生徒会副会長を務めている。その働きは時に厳しく、かつ誰よりも丁寧。普段は茶目っ気の利いた普通の女の子である。
実は自己主張が苦手で、そういったところがむしろ「完璧な生徒会副会長をしてしまう」むず痒さに繋がっているのかもしれない。
「こ、これはちょっと一人じゃ……手伝ってくれる?」
椿 凛子(ツバキ リコ) 帰宅部 2年D組
CV:紗倉妃芽
「り、りり、凛子……そんな、自信ないです……」
感受性豊かで笑顔が可愛らしく愛嬌がある。ただ要領が良いとはいえず、クラスではいじられキャラとして知られ、しばしば行き過ぎたものも見られる中、そういったことへの静かな不安を心に閉じ込めつつ、表情豊かに優しく振る舞う。
彼女は嘉人達との出会いによって大きく成長し、取り巻く環境も徐々に変わっていく。
「凛子にだって……凛子にだって! どうしても曲げられない事はあります!」
金蘭 咲綾(カネラン サアヤ) 生徒会図書委員会 2年A組
CV:江井みゆき
「僕と仲良くなると不幸になるんだ……理由は分かってる、それが僕なんだ」
普段から笑顔しかしないポーカーフェイス。学校生活から全てが謎、感受性豊かなのに情緒的でない。いつも周りとは一定の距離を保っているが、話し込むとどこか達観している。
嘉人とは一年生の時に図書室で会い、とても小さな約束をした。
彼女は学校において何か大きな目標を持っている様だが、嘉人との約束がそれと関係するかは、まだ知る由もない。
「僕は忘れてないよ、約束を……どうか、信じて」
浦戸 鈴(ウラト スズ) 生徒会執行指揮部門 2年C組
CV:有村蓮
「あ、こんにちは~! 今日も元気元気、ですねっ♪」
ふわふわパーマが似合う、ノリに生きる明るい女の子。一年生の時に梁ノ宮高校に転校してきて、持ち前の明るさとノリの良さですぐに溶け込み、とうとうノリで生徒会に入ってしまう、ノリだらけのノリノリガール。
仲良くなると少し振り回されることがあるが、そんなところも笑って許してしまう様な雰囲気の持ち主。たまに持ち前の意外性をよく分からないタイミングで放つところがある。
「そういうのはねぇ、なんていうかなぁ……自分次第、てヤツですよ♪」
土筆田 茉尋(ツクシダ マヒロ) 生徒会執行指揮部門 2年C組
CV:有村蓮
「え? ……ああ、どうも」
成績は普通、学校においてもあまり目立つことはないが、口数の少なさから「東雲静乃を超えてクール」と言われている。
生徒会では、主に口コミや目撃といった新鮮な情報を担当している。美人なのに見た目を気にしない為に周りから勿体なく思われている。
基本的に反応が薄く、いつも眠そうにしている。
「うざいから……早く消えて」
宮道 嘉人(クドウ ヨシト) 生徒会風紀部門 2年B組
CV:清水こうき
「こんなことが許されていいのか……」
本作の主人公。間違っていること、自分の気に入らないこと、納得いかないことにはストレートにおかしいと言い切る。そんな彼を一目置く者もいるが、反面、毛嫌いする者もいる。
この風紀が乱れた高校で「気に入らないもの」に文句を言うべく、時には駆けまわり、立ち止まる。自分の価値を問い苦悩しながらも、彼の青春は始まった。
「分からねぇなら教えてやる……てめぇらが、どうしようもないクソ野郎だってことをなぁ!」
その他の登場キャラクターにつきましてはSteamページをご確認ください。
https://store.steampowered.com/app/3004120/
Steamストアページ公開を記念した「One million's Youth」キャンペーンを開催
1月9日販売開始までに登録されたウィッシュリストの数×10文字分のコンテンツを制作する「One million's Youth」キャンペーンを開催します。
本キャンペーンで制作されるコンテンツは、100万字に及ぶ「ユースシグナル」本編を執筆したシナリオライター瀞昧幹を中心に、コンテンツ制作を手掛ける様々なクリエイターの協力のもと、書き下ろし小説や音声作品など様々な形でファンの皆様にお届けいたします。
なお本キャンペーンは、文字数の上限及びコンテンツの公開期限は設けておりません。
STailおよび制作スタッフについて
シナリオライターの瀞昧幹が主宰する2015年に設立した同人ゲーム制作サークル。キャラクターデザインは【カレイド】氏、メインデザイナーに【うるち】氏を迎え、シナリオはSTailの主宰であり、コンテンツクリエイターの【瀞昧幹】氏、作中に登場する全29曲の音楽を【ki-bo】氏が担当。システム周りでは、ゲームエンジン全般を【TigRig】氏、演出やスクリプトを【牧下ユウ】氏が担当。
開発を支えるスタッフとして、ゲーム外のデザイン全般や開発協力に【Kabao】氏、広報・マーケティング全般には「ヘレの海底都市計画」の販売/広報全般を担当していた【りっちる】氏が担当。プロジェクトマネジメントには【korombus】氏を迎え、音声周りのスタッフなど他7名ほどが携わっています。
作品概要
タイトル:YouthSignal-ユースシグナル
ジャンル:楽しかったあの頃を取り戻す青春倒錯ADV
対応機種:Windows(Steam/DVD-ROM)
プレイ人数:1人(シングルプレイ専用)
プレイ時間:25時間~30時間前後
<発売日>
Steam版:2025年1月9日
パッケージ版:2024年12月30日(予定)
開発・販売:STail
公式Xアカウント:https://x.com/STail_Official
YouthSignal公式サイト:https://youthsignal.stail-gamers.com/
(C) STail
※画面は開発中のものです。
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