「『龍が如く』ファンミーティング2024」第二部には宇垣さん、小山さん、中谷さん、伊波さんが登場！カラオケでは「ばかみたい」はもちろん意外な楽曲も

ファンミーティングは二部構成となっており、第一部では東京・新宿区にて12月8日より稼働の「龍が如く」グッズ自動販売機をめぐるツアーを実施。ツアー内では、自動販売機の除幕式も行われた。

第二部はセガ・大崎本社にて、来場ユーザーとクリエイターの交流会をはじめ、真島吾朗役の宇垣秀成さんを迎えたトークメインのステージイベント、ゲスト陣が登壇したカラオケコーナーも実施された。

来場者とクリエイター陣による交流会

交流会には、龍が如くスタジオのクリエイター陣が登場。来場者は食事を交えながら、各テーブルについた開発陣と楽しそうにトークに花を咲かせていた。また、会場にはフォトスポットも多数用意。ツーショット撮影も可能だったため、多くの人が撮影を楽しんでいた。

スペシャルゲストが登壇しての生アテレコやカラオケコーナーも

交流会に続いては、横山昌義氏（セガ 龍が如くスタジオ代表・制作総指揮）、阪本寛之氏（セガ 「龍が如く」シリーズ チーフプロデューサー）、堀井亮佑氏（セガ 「龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii」 プロデューサー）、そして真島吾朗役・宇垣さんが登壇してのスペシャルステージが実施された。

本ステージでは、はじめに第1部の模様を写真と共に振り返った。新宿に登場した「龍が如く」グッズ自動販売機については、タッチパネル式と勘違いしている人が多いようで、購入自体は筐体下部にある物理ボタンから行えるという点だけは気を付けてほしいというコメントが。

続けて、本イベントの開催にあたり、事前に行われた真島吾朗に関するアンケートの集計結果が発表。名台詞、ベストバディ、名場面の3部門の10位から1位までが紹介された。名台詞については上位3つに加えて、結果的にはほぼすべての台詞を宇垣さんが実際に読み上げるファンサービスもあり、これには観客からも喜びの声が上がった。

ベストバディ編では1位にランクインした冴島大河が発表されると、客席から小山力也さんが登場するというサプライズも。2人が同じ場に集まるのは、公の場では2013年の「龍が如く 維新！」発売時インタビュー以来とのことだったが、2人による息ぴったりの生アテレコが行われると観客の中には感動のあまり、涙する人も。宇垣さんと小山さんからは、何度も見ているシーンだから飽きているのでは？　という心配があり、ところどころにアドリブを挟み、そのたびに会場は笑いに包まれていた。

海外での人気も高い「龍が如く」シリーズだが、海外ファンからは“あのセリフをお願いします”と求められることもしばしば。その中でも桐生一馬を演じる黒田崇矢さんが、「なに？」「なんだと？」「どういうことだ？」の3つをリクエストされているのをよく目にしていると横山氏はコメント。もし桐生の名台詞のアンケートを取ったら、これらの台詞はランクインするだろうと語っていた。

またランキングには登場しなかったものの、名場面では横山氏のリクエストから「龍が如く4 伝説を継ぐもの」の計画前日のシーンを生アテレコ。息の詰まるような展開の中、後半からはアドリブ全開となり、「たとえ成功したとしても短くて10年、下手すりゃ無期懲役、いや死刑だってありえる」「…死刑は嫌や」「俺だって嫌や。死にとうない！」というように、どんどんとアドリブが続く中、最終的には小山さんが「…兄弟。そろそろ真面目にやったほうがええで」と軌道修正を図っていた。

スペシャルステージの前半ラストには、真島吾朗還暦記念CD「Captain Majima -EP」が2025年2月7日リリースされることが発表。収録曲の中から「36.5℃の太陽」「Midnight Desire」のゲーム内映像が公開。この時は観客も撮影OKとなり、皆食い入りように映像を見つつ、撮影していた。

休憩をはさみスタートとなったスペシャルステージ後半。前半とは異なるセットに何が始まるのかと期待を膨らませる観客たちを前に、始まったのは登壇者たちによるカラオケコーナー。続けて、春日一番役の中谷一博さん、不二宮千歳役の伊波杏樹さんも客席後方から登場し、会場の熱気もいきなりMAXへ。宇垣さんの「24時間シンデレラ」を皮切りに、小山さんの「故郷に錦を飾るべし」、中谷さんの「GO! 愁傷SUMMER」、伊波さんの「Honolulu City Lights」が立て続けに披露された。

さまざまな「龍が如く」シリーズの楽曲披露に大満足の一同だが、ここからは各々の好きな楽曲をということで、宇垣さんは「お嫁サンバ」、小山さんは「魔女っ子メグちゃん」、中谷さんは「君がいるだけで」を歌い上げた。まさかの展開に驚きを隠しきれない観客。続く伊波さんは振り付けもバッチリ決めた「KONNANじゃないっ!」を披露。最後には登壇者全員で「ばかみたい」を歌い上げた。

配信/アーカイブなし、ましてや無料でこのようなイベントを見られて良いのかと、会場にいた全員が思ったであろうカラオケコーナー。観客はもちろん、登壇者たちも終始笑顔で、非常に楽しそうなのが十分に伝わる一幕となっていた。

最後に、登壇者からイベントの感想や今後の展望などが語られ、「『龍が如く』ファンミーティング2024」第二部の幕を閉じた。

イベント終了後には登壇者へのインタビューが行われたので、そちらの模様もお届けする。

――改めて、「『龍が如く』ファンミーティング2024」を終えた今の感想をお聞かせください。

宇垣さん：今まで龍を支えてくれたファンに楽しんでもらいたく、大嫌いなカラオケも頑張りました（笑）。彼らがいてくれたおかげで今の自分がここにいられるので、楽しい会をwin-winな気持ちで行えたと思っています。

小山さん：十何年間関わらせていただきましたが、このようなイベントには初めて呼んでいただきました。怖い兄ちゃんがいっぱいいるのかな？　と思ったら女性が多かったのでびっくりしました。本当にこのような企画に携わらせていただけてありがたいなと思っています。

伊波さん：私はカラオケパートのゲストとして出演しましたが、一人のファンとして楽しんでおりました。ファンから見ても大満足のイベントだったのではないかと思っています。私自身もたくさん楽しませていただきました。引き続き応援のほどよろしくお願いします。

中谷さん：改めてファンの方々のお顔や雰囲気を感じることができて、本当に凄いコンテンツ、凄い作品に関わらせていただいているということを幸せに思いました。20周年に向けて一生懸命頑張りますので、これからも「仲良し！」で作品とファンの励みなれるよう頑張ります。

堀井氏：カラオケは“何だこのミニゲームは？”みたいなところからコツコツ17年間作ってきましたが、いつかこういう感じでみんなと盛り上がれたらいいなと思っていたので、今日のイベントは凄く感無量という思いでした。「龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii」が来年発売されますが、今日盛り上がったような、凄く熱い面白いゲームになっているので、早く皆さんに届けたいと思っています。

阪本氏：第一部のツアーや、第二部のゲストを呼んでのカラオケなど初めてやることだらけの一日でした。今後も今の形に限らず、もっと盛り上げていきたいと思っています。

横山氏：ファンミーティングはもちろん、普段行っている体験会など、世の中にあるゲームの中でここまでファンと交流しているコンテンツは、他ではあまりないと思っています。今日のファンミーティングも満足いただけたと思っていますが、今回を超えるようなイベントを次も行いたいと思いました。来年の20周年、まだ予定はありませんが、大きいことやるんだろうなと決意を固める1日になりました。

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